このページの本文へ移動

四国森林管理局

    文字サイズ
    標準
    大きく
    メニュー

    令和2年度 第1回国有林モニター勉強会を開催


      林野庁では、国有林について幅広く国民の意見・要望をいただき、国有林野の管理経営に役立てるとともに、国有林野事業に対する理解を深めていただくなど国民との双方向の情報・意見の交換など対話型の取組を行う「国有林モニター制度」を設けています。
      四国森林管理局では、令和2~3年度の2年間を任期とするモニターを公募し、四国4県にお住まいの34名に依頼しました。
      そして、新任モニター体制となってから初めての活動となる「令和2年度第1回国有林モニター勉強会」を令和2年8月6日(木曜日)、嶺北森林管理署の管内である高知県本山町及び土佐町において開催しました。
      本勉強会は、国有林野事業の概要の紹介、林業成長産業化への貢献(国有林の森づくり)の取組を主なテーマとして、素材生産、獣害対策、ICTの活用、CLT(直交集成板)等について学んでいただけるよう企画しました。



    1.CLT庁舎の見学

    嶺北森林管理署において、国の庁舎としては初めてCLT(直交集成板)を使用して建設された庁舎を見学いただき、その機能性や工夫点、庁舎完成までの変遷、外観、内観等について説明を行いました。
      モニターからは「木材を見えるように使用した庁舎の空間を体験できて良かった。」といった声が寄せられました。
    嶺北森林管理署 CLT庁舎見学の様子①嶺北森林管理署
           CLT庁舎見学の様子(1)
    嶺北森林管理署 CLT庁舎見学の様子②嶺北森林管理署
         CLT庁舎見学の様子(2)

     

    2.座学(森林・林業をめぐる状況、国有林野事業の概要、森林官の業務内容)

      日本と四国の森林・林業をめぐる状況、森林の有する多面的機能、森林整備の意義等を説明するとともに、国有林の最前線で実際に森林を管理している森林官から、森林官の業務内容や国有林の管理等について説明を行いました。
      その後の質疑応答では、「所有森林の扱いに悩んでいるが、何をどうしたらいいのかわからない。」といった意見も挙げられ、令和元年4月に施行された「森林経営管理制度」の活用も考えられることを説明しました。
      また、「新しい機械の導入等いろいろ省力化が進み皆さんの技術力向上も伝わり良かった。」、「森林官が直接話して下さったので興味深く聞いた。」といった声が寄せられました。

    森林・林業をめぐる状況等の説明森林・作業をめぐる状況等の説明 質疑応答質疑応答

    3.国有林現地見学(素材生産事業、獣害対策、ICTの活用)

      高知県土佐町東石原の石原山国有林90林班において、木材を搬出するための森林作業道の作設方法や、木材生産を行う林業機械や作業システムの説明、ドローンの活用方法、獣害対策として、シカ用囲いワナ(こじゃんと1号)及びノウサギ用くくりワナの設置方法や捕獲方法の実演を行いました。
      モニターからは、「路網を作設して材を運び出す作業が素晴らしいと思った。」、「フォワーダによる材の荷下ろしは臨場感があって、肌身に林業の現場を体感できて良かった。」、「獣害対策について、実物を見ながらワナの説明をしていただき理解が深まった。」といった声が寄せられました。

    森林作業道作設方法の説明森林作業道作設方法の説明 材の荷下ろし作業材の荷下ろし作業
    シカ用囲いワナの説明シカ用囲いワナの説明 ドローンによる記念撮影ドローンによる記念撮影



    お問合せ先

    総務企画部 企画調整課 林政推進係

    ダイヤルイン:088-821-2160