四国森林管理局における早生樹コウヨウザンの取組みを更新しました
令和4年3月25日
四国森林管理局
1.「早生樹コウヨウザン三世代プロジェクト」とは
コウヨウザンは、中国・台湾原産のヒノキ科の針葉樹で、1)成長が早く(30年で樹高25m程度)、2)材質強度がヒノキと同程度と高く、3)切り株から芽が出て成長(萌芽更新)し再造林が不要のため、伐採後の再造林コストの削減が期待される早生樹です。
四国森林管理局は、昭和7年に植栽した土佐清水市のコウヨウザン試験地(辛川山0.3ha)を活かして、県、森林総合研究所林木育種センターと連携し「早生樹コウヨウザン三世代プロジェクト」に取り組んでいます。
平成30年度からは、1)土佐清水市試験地で芽かき仕立て別の試験試験(照度毎等に12本残し、4本残し、2本残し、1本残し、無処理)、2)外部調達や辛川山試験地の第二世代コウヨウザンから採取した種子や挿木から育成したコンテナ苗を試験的に国有林へ植栽し成長調査、などを行っています。
早生樹コウヨウザン三世代プロジェクト(PDF : 253KB)
2. コウヨウザンの育苗メモを作成しました
四国森林管理局では、平成30年度から(株)岡宗農園(高知県安芸市)にご協力をいただき、コウヨウザンの実生苗、挿木苗の育苗技術の確立に向けて取り組んできました。この取組みの成果として「コウヨウザンの育苗メモ」を作成しましたので、ご活用ください。
3. 四国森林管理局におけるコウヨウザンの取組み
これまで四国森林管理局が取り組んできたコウヨウザンの試験、調査等の結果を取りまとめました。
四国森林管理局におけるコウヨウザンの取組み(PDF : 1,660KB)(令和4年3月)
お問合せ先
四国森林管理局 森林整備部 技術普及課 企画官(民有林連携担当)
ダイヤルイン:088-821-2121
FAX番号:088-821-2191