西日本でいちばん空に近い道「UFOライン」

 UFOラインについて

「UFOライン」は、高知県と愛媛県の県境沿いにある寒風山（かんぷうざん）(1,176m)から伊予富士（いよふじ）(1,756m)、瓶ヶ森（かめがもり）(1,897m)へと連なる稜線沿いに位置している、西日本最高峰の石鎚山（いしづちさん）を背景に延びる全長約27kmのいの町道です。 
名前の由来は、雄大な峰々は続く道ということから「雄峰ライン」と呼ばれていましたが、昭和62年当時、登山者がここで撮影した写真にUFOが写っていたことが話題となり、現在では「UFOライン」の愛称で親しまれています。一方、地元の方やツーリングを楽しむ方には「天空の道」とも呼ばれています。

 アクセス
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• 訪れる目的は様々で県外からの観光目的やバイクでのツーリング、地元の方が良い景色を見ながらお昼ご飯を楽しむため、家族連れでドライブをするため、登山をするため等、多くの人にそれぞれ楽しまれています。
• 平成30年にTOYOTAのカローラスポーツのCMに登場し、さらに知名度が上がりました。

概要

地理的・地形的特徴 道路から瓶ヶ森をはじめとする稜線やピーク（山頂）へと登山道が伸びており、ハイキングを楽しむことができます。 一面のササ原の中で風を感じながら歩みを進めピークに立てば、瓶ヶ森から子持権現岳（1,677m)、さらには西日本最高峰の石鎚山（1,982m)までを望むことができ、四国を代表する山々や自然景観を楽しむことができます。
歴史的背景 正式名称は「いの町道瓶ヶ森線・瓶ヶ森西線」といいます。 現在はいの町の町道ですが、かつては林業生産の向上を図るための専用林道として、昭和43年から昭和48年にかけて開設された「瓶ヶ森林道」で、西条営林署(現愛媛森林管理署)・高知営林署(現嶺北森林管理署)が管内で収穫事業を行った歴史があります。 道路はカーブの多い一車線の舗装道路ですが、所々に駐車できるスペースがあり、写真撮影に人気があります。
植生・野生動物 モミなどの針葉樹や広葉樹の天然林が高低差の大きい迫力ある山の斜面に沿って広がっており、春の新緑や秋の紅葉など、季節ごとに変わる自然の姿が五感を楽しませてくれることでしょう。

周辺の見どころ

吉野川源流碑 UFOライン上には吉野川源流碑があります。 この地を起点として、やがて徳島県を通過し海へと続く吉野川の雄大な川の流れに思いを馳せることができます。

観光シーズン

• 春から秋まで石鎚山をはじめとする雄大な山々の景色、山野草や花の開花、紅葉等を楽しめます。
• 冬には霧氷や結氷も見られますが、11月末から4月上旬ごろまでは冬季閉鎖となり通行できません。事前に通行状況等をご確認ください。

ご利用上の注意事項

• ゴミ等については各自でお持ち帰り願います。
• たき火等は厳禁です。
• 動植物の捕獲、伐採、採取は禁止します。
• 公衆電話はありません。また、携帯電話の電波は場所により通じますが、天候や契約会社ごとのサービス状況によって変化しますのでご注意ください。
• 周辺の山へ登山をする際には、登山届の提出、またご家族等周りの人への登山計画の伝達や共有をお願いいたします。