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四国森林管理局

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    プレスリリース

    「三原米の里多様な森林づくり協定」を締結しました ~ 四国初の村と国の協働による三原米の水源を育む多様な森林づくりに向けて ~

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    平成31年4月19日
    四国森林管理局
    四万十森林管理署
    •    高知県幡多郡三原村は、高知県西部に位置し、三原米、どぶろく、ゆず等の農業・農産加工業、林業を主要産業とする中山間の村です。村は、平成28年度から、村有林等の針葉樹伐採跡地に広葉樹のクヌギを植栽し、良質な三原米を育む豊かな水源の保全と三原米のブランド化の取組を推進しています。これまでに約9万本のクヌギの苗を植栽し、20年後に三原村をクヌギの拠点にすることを目標にしています。この村有林の尾根の北側に国有林が広がっており、村から四万十森林管理署に対し、隣接する村有林と国有林が連携し三原米の水源を育む多様な森林づくり活動を推進することができないかとの提案があったところです。

    •   このような中で、本年419(金曜日)、三原村と四万十森林管理署は、四国初の取り組みとして、「三原米の里多様な森林づくり協定」を締結しました。
        協定締結式では、四万十署からの協定案の説明の後、田野三原町長、髙橋四万十森林管理署長による協定文書への署名が行われました。その後、田野町長、髙橋署長、野津山四国森林管理局長、山﨑県幡多林業事務所長が挨拶とお礼の言葉がありました。田野町長、髙橋署長からは、この協定締結を出発度に村と国・地域住民が連携し10年・20年かけて多様な森づくりに取り組んでいきたいとの決意表明がありました。締結式には大塚森林組合長、森本農業協同組合三原支所長、宮﨑三原村集落活動センターやまびこ代表理事も立会人として出席いただきました。
        今後、隣接する村有林と国有林において、村、地域住民、森林管理署が連携し、地域の特産品である三原米の水源を育む多様な森林づくりに向けて、クヌギ等の広葉樹林化、針葉樹と広葉樹の混交林化、森林整備・保全、森林環境教育、森林とのふれあい等の活動を推進してまいります。

     

    1 協定の目的

      地域の特産品である三原米の水源の保全等のため、隣接する村有林及び国有林において多様な森林づくり等の活動を推進する。

     

    2 協定の対象区域

    (1)村有林:高知県幡多郡三原村上長谷1587-16橘山村有林36林班(36.39ha

    (2)国有林:高知県幡多郡三原村宮の川椎ノ木谷山国有林1009林班(121.05ha

     

    3 協定締結者

    三原村長    田野正利(たの まさとし)

    四万十森林管理署長 髙橋 東(たかはし あずま)

     

    4 協定の内容

    (1)三原村及び四万十森林管理署は、相互に連携し、対象区域の自然条件、保安林施業要件及び分収造林契約等を踏まえ、クヌギ等の広葉樹林、樹種や樹齢の違う樹木で構成される複層林、針葉樹と広葉樹の混交林など、地域の特産品である三原米の水源を育む多様な森林づくり、森林環境教育、森林とのふれあい等の活動を推進する。

    (2)これらの活動の推進のため、三原村及び四万十森林管理署は、地域住民の代表などの参加を得て、「三原米の里森林づくり協議会」を設置する。

     

    5 協定の期間

      平成31419日から5年間(自動更新)


    お問合せ先

    四万十森林管理署

    ダイヤルイン:0880-34-3155