プレスリリース
「三原米の里多様な森林づくり協定」の締結式の開催について ~ 四国初の村と国の協働による三原米の水源を育む多様な森林づくりに向けて ~
- 高知県幡多郡三原村は、高知県西部に位置し、三原米、どぶろく、ゆず等の農業・農産加工業、林業を主要産業とする中山間の村です。村は、平成28年度から、村有林等の針葉樹伐採跡地に広葉樹のクヌギを植栽し、良質な三原米を育む豊かな水源の保全と三原米のブランド化の取組を推進しています。これまでに約9万本のクヌギの苗を植栽し、20年後に三原村をクヌギの拠点にすることを目標にしています。この村有林の尾根の北側に国有林が広がっており、村から四万十森林管理署に対し、隣接する村有林と国有林が連携し三原米の水源を育む多様な森林づくり活動を推進することができないかとの提案があったところです。
- このような中で、本年4月19日(金曜日)、三原村と四万十森林管理署は、四国初の取り組みとして、「三原米の里多様な森林づくり協定」を締結し、隣接する村有林と国有林において、村、地域住民、森林管理署が連携し、地域の特産品である三原米の水源を育む多様な森林づくりに向けて、クヌギ等の広葉樹林化、針葉樹と広葉樹の混交林化、森林整備・保全、森林環境教育、森林とのふれあい等の活動を推進していくことになりました。
1 協定の目的
地域の特産品である三原米の水源の保全等のため、隣接する村有林及び国有林において多様な森林づくり等の活動を推進する。
2 協定の対象区域
(1)村有林:高知県幡多郡三原村上長谷1587-16橘山村有林36林班(36.39ha)
(2)国有林:高知県幡多郡三原村宮の川椎ノ木谷山国有林1009林班(121.05ha)
3 協定締結者
三原村長 田野正利(たの まさとし)
四万十森林管理署長 髙橋 東(たかはし あずま)
4 協定の内容
(1)三原村及び四万十森林管理署は、相互に連携し、対象区域の自然条件、保安林施業要件及び分収造林契約等を踏まえ、クヌギ等の広葉樹林、樹種や樹齢の違う樹木で構成される複層林、針葉樹と広葉樹の混交林など、地域の特産品である三原米の水源を育む多様な森林づくり、森林環境教育、森林とのふれあい等の活動を推進する。
(2)これらの活動の推進のため、三原村及び四万十森林管理署は、地域住民の代表などの参加を得て、「三原米の里森林づくり協議会」を設置する。
5 協定の期間
平成31年4月19日から5年間(自動更新)
6 協定締結式
(1)日 時:平成31年4月19日(金曜日)16時00分
(2)場 所:三原村農業構造改善センター農事研修室(高知県幡多郡三原村宮ノ川1130)
(3)出席予定者:
三原村長、三原村森林組合長、高知県農業協同組合三原支所長、三原村集落活動センターやまびこ代表理事
四万十森林管理署長
四国森林管理局長
高知県幡多林業事務所長
(4)進行(予定)
・開会
出席者の紹介
協定案の説明
協定への署名
挨拶等(三原村長、四万十森林管理署長、四国森林管理局長、県幡多林業事務所長)
記念撮影
閉会
(5)留意事項
取材を希望される報道関係の皆様は、4月18日(木曜日)12時までに四万十森林管理署 徳留、有働(TEL:0880-34-3155)までご連絡ください。協定締結式は、カメラ撮影可能ですが、現地の職員の指示に従ってください。
<添付資料>
資料1 三原米の里多様な森林づくり協定書
お問合せ先
四万十森林管理署
ダイヤルイン:0880-34-3155