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剣山

剣山自然休養林

剣山自然休養林 太陽と緑と青い空

剣山自然休養林のあらまし

剣山自然休養林は、剣山国定公園の一部を構成しており、その面積は約1,600ha。剣山の北西の剣山地区と北の葛篭地区からなる剣山風景ゾーン、西に位置する桑平森林スポーツゾーン及び塔の丸風景ゾーン、東に位置する赤帽子風景ゾーンにより構成されています。剣山自然休養林には、西日本第二の高峰剣山(1,955m)をはじめ、二郎笈(じろうぎゆう)(1,920m)、一の森(1,879m)があり、剣山と対峙して北方に丸笹山(1,712m)が主峰をなしています。これらの山々の間をぬって、吉野川の三大支流である祖谷川、穴吹川、貞光川の各河川や那賀川の支流である坂州川が放射状に流下しています。
これらの水源を守る森は、ブナ、ナラ、ミズナラ、カエデ等にモミ、ツガを交えた広葉樹主体の天然林です。林齢は大部分が100年を超えており、下層にはシャクナゲやツツジなどの灌木類、コモノギク、シコクフウロ、マイヅルソウなどの高山植物が随所に生育しています。春には若葉、夏は花木、秋は燃え立つ紅の色、冬は霧氷に覆われ、四季それぞれの自然美は見事です。また、剣山山頂付近は広くなだらかな地形で、背丈の低いミヤコザサで覆われ、白骨林や五葉松、高山植物の群落もみられます。山頂からの眺望では、室戸岬や足摺岬をはじめ、西日本の最高峰石鎚山、さらには瀬戸内海をへだてて遠く中国山脈、時には鳥取県の伯耆大山を望むこともできます。すばらしいパノラマです。
この自然休養林内に生育する植物は、約1,200種で、鳥類約90種、獣類約50種、昆虫類約1,300種を数え、自然の動植物研究の場としても貴重な地域となっています。
この写真は,剣山から次郎笈(ジロウギュウ)へ南西方向にはしる縦走路です。写真手前の大木は、ブナ・ミズナラの天然木。気温が氷点下以下に下がったとき、霧や水蒸気が凍り付き,見事な風の芸術作品「霧氷」を完成させます。

 

剣山自然休養林の看板

剣山自然休養林は、徳島県つるぎ町(旧一宇村)・那賀町(旧木沢村)・三好市(旧東祖谷山村)にまたがる国有林約1,600haを指定しているもので、その殆どは天然林です。

 

 

秋、剣山スーパー林道から山頂に向かう登山者たち

剣山スーパー林道から次郎笈峠を経て山頂に向かう登山者の列。標高1,700m以上の尾根筋や頂上一帯は「ミヤコザサ」に覆われ、緑のじゅうたんのようです。

 

 

登山リフトに乗って頂上近くまで

見の越(剣神社)から登山リフトに乗り、ツガの大木の間を頂上に向かいます。リフトの所要時間は15分間で、そこからは徒歩約30分で剣山頂に到着します。

 

初夏から夏へ

 

高山植物シコクフウロ ツリガネニンジン

シコクフウロ

ツリガネニンジン

夏の剣山は、標高1,700mあたりから高山植物が一斉に開花し、色とりどりの花に飾られます。登山道から鑑賞できます。

 

ブナの原生林

ブナ原生林

標高1,300m~ 1,700mまでの登山道周辺には130年~160年を経たブナの原生林があり見ごたえがあります。

ダケカンバ林

標高1,700mまで登ると「ダケカンバ」の美しい林があり、秋には「カエデ」類の紅葉とともに登山者を和ませてくれます。

祖谷のかずら橋

吉野川をさかのぼり祖谷川からの登山口では、平家伝説で有名な「祖谷のかずら橋」も楽しむことができます。

 

交通案内図

施設案内図


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徳島森林管理署 
TEL:088-637-1230
FAX:088-666-1818

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