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瓶ケ森自然休養林は、四国山地の中心部にあって、愛媛県の西条市、高知県のいの町(旧本川村)と仁淀川町(旧池川町)にまたがり、標高は600m~1,897m、面積は約2,000haの広がりをもつエリアです。
針広混交の美しい天然林と白骨林、そして雄大な眺望景観は,四国山岳中随一といわれています。国定公園第一種特別地域でもあります。
平成3年4月、寒風山トンネルと旧石鎚スカイラインとを結ぶ瓶ケ森村道に一般車両も乗り入れ可能となり、この素晴らしい自然に老人から子供にいたるまで身近に接することができるようになりました。
瓶ケ森登山口からウラジロモミの林に入ると、道は二つに分かれます。右の急峻な尾根の道を行けば、男山頂上を経て主峰の女山頂上(1,897m)に至ります。この稜線からは、遠く剣山山系の山々、眼下には瀬戸内海や瀬戸内の市街地が一望でき、眺望景観が優れています。
また、道を左にとれば、「氷見二千石原」と呼ばれ雄大に広がるなだらかなイシヅチザサの斜面、ウラジロモミの林や白骨林に至ります。笹原の中には、シコクフウロ、リンドウ、オトギリソウ、クマガイソウ等の高山植物も見られましょう。
このほか、瓶ケ森から土小屋に至る村道沿いには、石鎚山系では最も美しいブナ林やミズナラの純林もあります。
瓶ケ森稜線付近の大部分は笹地と灌木のまじった草原です。
標高がさがるとシラベ、コメツツジ、ウラジロモミ、ダケカンバ類が現れ、さらにさがるとツガ、シデ、カエデ、モミ等で構成された樹齢の高い天然林となります。
四国山脈中随一の広大な草原である永見二千石原は、一面の笹原が陽光に照り輝く様が見事です。
瓶ケ森から望む西日本第一の高峰石鎚山(1982m)
各所に散在するウラジロモミの林や白骨林が、石鎚山の景観を一層引き立てています。
登山口には、休憩所及び駐車場も完備しています。初霜は10月上旬、初雪は11月上旬で積雪は2mとなり、冬期間は通行止めになります。
遠景写真
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