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千本山風景林は、土佐湾東部に注ぐ奈半利川上流部の魚梁瀬ダムの西岸上部の眺望豊かな山頂付近の
「天狗森団地」と、同ダムの湛水上流部に点在し渓谷と魚梁瀬スギの美林に囲まれた「千本山団地」の2団地
からなる区域である。標高は渓谷部の440mから天狗森山頂の1,295mに及んでいる
到達路は千本山団地については、県道魚梁瀬公園線の終点付近を起点として中川、西川の両林道が風景林を
縦断し、上部の木材生産団地に通じている。天狗森団地については、谷山北平林道が風景林の下方中腹部
まで達している。
本地区を象徴する魚梁瀬スギの利用は古文書の記録から想定して少なくとも600~700年前の南北朝の頃以前
から始まったとみられている。保護管理についても戦国時代以降領主らの手厚い保護を受け、明治時代以降は
国有林となり現在に至っているものである。
この区域の林相は、スギを中心とした天然生林で、一部に広葉樹林及び針広混交林がみられる。
また、この風景林に隣接して千本山保護林(保護のため風景林区域から除外)が設定されており、118haの区域の
中に樹齢約200年、胸高直径80cmを超え、樹高40mに達する巨杉が林立している。
さらに、総貯水量1億余トンの人造湖「魚梁瀬ダム」では、樹林の影を落とす湖面で水鳥が遊び豊かな景観を形成
している。
石仙橋より千本山上流
千本山風景林の花
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千本山 橋の大杉
千本山展望台からの遠望
千本山風景林周辺地図
千本山風景林へのアクセスマップ
安芸森林管理署
Tel:0887-34-3145
Fax;0887-34-3147