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四国森林管理局

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    人工一斉林の複層林への誘導を図る作業方法の確立

    分野:水土保全を重視した森林施業の確立

    技術開発課題名

    人工一斉林の複層林への誘導を図る作業方法の確立
    技術開発完了報告書(PDF : 122KB)

    完了年度(開発期間年度)

    平成18(平成8~18)

    開発の目的等

    複層林(年齢や高さの異なる樹木から構成される森林)を造成するに当たり、群状、帯状及び列状の伐採形状別で、残される上層木の損傷度合いを比較するとともに、植え付けした下層木の林内照度の違いによる成長調査を実施し、植栽樹種選定の基礎資料を作成することを目的として実施したものです。

    開発の成果等

    1. 下層木の成長調査では、すべての木を伐採(皆伐)し植え付けした所と比較して、いずれの形状でも成長に遜色のないことがわかりました。
    2. また、伐採幅を上層木の樹高の1.5倍程度(20m幅)とした場合が、植え付けした木の成長が最も良い結果となりました。

    群状複層林

    帯状複層林

    列状複層林

    平成12年度から平成18年度までのスギ・ヒノキの成長調査結果。伐採幅15mでの植栽は平成18年度時点で250cm以上に成長。伐採幅20mでの植栽はスギが150cm、ヒノキは100cmに成長。