ウバメガシ実生苗による森林施業の普及に向けた検討会を開催しました
令和5年2月22日
安芸森林管理署
安芸森林管理署では、ウバメガシ実生苗による更新の取組や「植樹祭」の開催など、施業方法の確立に向けた取組を進めてきたところです。
今回、安芸林業事務所と協力しつつ、これらのノウハウを普及し、地域をあげて土佐備長炭の原料としてのウバメガシ資源の確保に取り組むため、関係者の皆様にお集まりいただき、今後の取組内容や方向性について、ご意見等を頂くために、2月22日に検討会を実施したので、その概要を紹介します。
当日は植栽箇所においてウバメガシ実生苗の育成状況を視察、その後、東洋町役場会議室へ移動し、安芸森林管理署が取り組んできた「ウバメガシ実生苗による更新の取組について」報告するとともに、今後の森林施業の普及に向けた意見交換を実施した。
1実施日時: 令和5年2月22日(水曜日)11時00分~14時30分
2開催場所: 安芸郡東洋町別役南山国有林1173林班
東洋町役場2F会議室(検討会場)
3参加者: 高知県安芸林業事務所、高知県森林技術センター、東洋町、室戸市、芸東森林組合、土佐備長炭生産組合、
上土佐備長炭東洋組合、高知県森林整備公社、山林用コンテナ種苗研究会
4検討会参加者の意見:
・種子の採取は、落下したものより木に付いたものが良く発芽率は100%に近い。(技セ)
・国有林の試験地に成長の早いタブ・シイとカギツルが植生していた。下刈を省略しているのでウバメガシが鬱閉さ
れると思われるので、その際のデータを共有してほしい。(技セ)
・苗木の生長量と育成コスト、造林コストをトータルに考えると、1年生苗でよいのではないか。(苗木組合)
・原木に適したサイズは径級15~20cm、長さ2mで曲がり材が適している。(製炭組合)
・ウバメガシは後15年したら原木が不足する。(製炭組合)
・製炭と薪はカシ、シイ、その他に移行しておりシイの半白炭を焼いている。(製炭組合)
5今後の課題等: ウバメガシ実生苗による森林施業を地元で取り組んでもらえる組織づくりが課題
添付写真
お問合せ先
安芸森林管理署
ダイヤルイン:0887-34-3145