署の取組
森林の維持増進のためにさまざまな活動を進めています。
保安林の整備
土砂の流出・崩壊の防備や水源のかん養、防風・防潮が特に求められる森林は「保安林」に指定し、良好な森林の維持に努めています。また、山崩れ、土石流、地滑りなどの山地災害や潮害などにより、住居や公共施設などが災害を受けるおそれがあるところには、治山施設の設置や森林の防災機能を高めるための事業を行っています。

大雨により被害を受けた山腹の復旧立谷国有林(復旧前)

(復旧後)
貴重な森林生態系等の保全等
貴重な野生動植物が生息・生育する森林など、特に重要な森林を保護林に指定し、その保護・保全に努めています。また、野生動植物の移動経路を確保し、生物多様性を保全するため「緑の回廊」を設定しています。

貴重な森林生態系が保全されている稲尾岳
森林病害虫及び獣害対策
マツクイムシなどの森林病害虫による被害の早期発見に努め、民有林と協調しながら防除等の対策に取り組んでいます。

空中散布によるマツクイムシ防除風景
森林整備と木材の供給
水源涵養や山地災害防止などの機能を発揮させるために必要な森林整備に取り組み、これら作業の結果生じる木材は有効利用します。また、地域の要請等に応じた主伐を計画的に実行し木材を供給します。

高性能林業機械による造材作業

間伐後のスギ林




