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九州森林管理局

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    管内の国有林紹介

    私たちの森林で緑と友達になって下さい!

    史跡名勝等

    名称 内容 アクセス おすすめ時期
    天然記念物
    ソテツ自生地

     

    南大隅町に所在
    1923年3月7日指定

    肝付町町に所在
    1923年3月7日指定

    津代半島の突端火崎は、雄大な太平洋と荒波が花崗岩を浸食した崖の景観に加え、その崖に自生するソテツ、ビロウが眼下に広がる様はまさに絶景、男性的な景勝地です。(写真拡大(JPG:130KB))


    ソテツ自生地

    • 自動車:鹿児島市(桜島,垂水フェリー利用)→垂水市→鹿屋市→南大隅町→(約35km1時間)
    • 自動車:鹿児島市(桜島,垂水フェリー利用)→鹿屋市→ 肝付町内之浦総合支所→ (約8km 20分)→ 自生地
    一年中いつでも可

     

    登山ルート

    名称 内容 アクセス おすすめ時期
    高隈山

    標高1,237mの大箆柄岳を主峰に1,000mを越える7つの急峻な高峰が連なり、九州自然歩道コースとして各方面に縦走路が開けています。頂上からは霧島連山、南の島々(種子島・屋久島等)を展望出来る大パノラマが広がります。(写真拡大(JPG:151KB)

    高隈山

    • 鹿児島市(フェリー40分)→ 垂水港(バス30分)→ 垂桜バス停(徒歩50分) →垂桜側登山口
    • 鹿屋市(車30分) → 鳴之尾牧場(車10分)→ TV塔下登山口
    • 垂桜側登山口(徒歩20分)→ 大箆柄岳登山口(30分) → 展望岩(60分) → 大箆柄岳(60分) → スマン峠(70分) → 御岳(90分) → TV塔下登山口
    新緑、紅葉、雪景色等四季折々の自然景観が楽しめるが、ツツジ等の花が咲く3月~5月頃がおすすめ。 (高隈山固有種や南限地等の植物が数多く自生しています。)

     

    名称 内容 アクセス 登山コース
    稲尾岳
    木場岳

    大隅半島の南部、稲尾岳、木場岳一体の森林はタブノキ、イスノキ、アカガシが原生の姿をとどめる西日本最大級の照葉樹林です。(写真拡大(JPG:70KB)

    稲尾岳

    • 自動車:鹿児島市(桜島,垂水フェリー利用)→垂水市→鹿屋市→錦江町
    • 稲尾岳登山コース
      西口コース 登山道西口→稲尾神社
      北口コース 登山道北口→稲尾神社
      滝巡りコース内之牧林道・コース入口→登山道西口
    • 木場岳登山コース
      大鹿倉林道・コース入口→木場岳山頂

    高隈山一帯は,高隈山森林生物遺伝資源保存林等に指定されているので植物の採取は出来ません。(撮れるのは写真だけです)

     

    レクリエーションの森

    人と森林とふれあいの場を提供するため、四季折々の自然の美しさを楽しむことができる自然休養林などのレクリエーションの森を設定し森林とふれあう環境を整備しています。

    1.おおすみ自然休養林

    樹齢60年~160年生の天然林と人工林の自然美を呈し山岳と渓谷美を組み合わせた景勝地であり、登山、ハイキング、自然観賞等で利用されています。

    面積:328ha
    所在地:鹿屋市、垂水市

    猿ヶ城渓谷で水遊びする子供たち(写真)(JPG:95KB)

    屏風岩(写真)(JPG:18KB)

     

    2.枇榔島自然観察教育林

    特別天然記念物に指定されている枇榔島亜熱帯性植物群落はビロウ樹を主体に、アコウ、モクタチバナなどが生い茂り、また、周囲4kmを巨岩、奇岩に囲まれて自然観察に適しています。

    面積:18ha
     所在地:志布志市

    枇榔島遠景(写真) (JPG:104KB)

    枇榔島島内の様子(写真)(JPG:170KB)

    天然記念物のビロウ(写真)(JPG:101KB)

     

    保護林

    原生的な森林生態系からなる自然環境の維持、動植物の保護、遺伝資源の保存、施業及び管理技術の発展等に資するために「保護林」を設定しています。

    1.稲尾岳周辺森林生態系保護地域

    暖温帯性常緑広葉樹林に属するシイを中心として、山頂には一部モミ、ツガが混生しています。また、ニホンジカ等の哺乳類、キリシマミドリシジミ、フチトリアツバコガネ、ムツボシシロカミキリ等の昆虫類も見られます。保護地域のなかで保存地区に指定されている箇所は、原則として人手を加えずに自然の推移にゆだねます。この保護林では原生的な天然林を保存することにより、森林生態系からなる自然環境の維持、動植物の保護、遺伝資源の保存等を図っています

    面積:1,045ha
    所在地:南大隅町、錦江町、肝付町

    稲尾岳(遠景写真)(JPG:34KB)

    稲尾岳・林内の様子(写真)(JPG:40KB)

     

    2.高隈山森林生物遺伝資源保存林

    高隈山はブナやケヤキの南限地として知られ、尾根部の落葉広葉樹林の中にブナ群落、ミズナラ群落があります。また、ブナやヒメコマツが照葉樹林の中に点在的に混交している景観も珍しいものです。昆虫類では、北方系のオオチャイロハナムグリが残存している可能性も大きく注目すべき地域です。こうしたことから当保護林では森林と一体となって自然生態系を構成する生物の遺伝資源を森林生態系内に保存しています。

    面積:1,176ha
    所在地:鹿屋市、垂水市

    ・鳴之尾方面から見た高隈山 (写真)(JPG:30KB)

    ・南限のケヤキ(写真)(JPG:36KB)

     

    3.神野林木遺伝資源保存林

    大隅半島中央部の八山岳の北斜面、標高650m~840mに位置し、イスノキの遺伝資源の保存に努めています。他にモミ、カシ類、シイ類等の樹齢150年以上の天然林が生育しています。

    面積:51ha
    所在地:鹿屋市

    ・イスの古木(写真)(JPG:31KB)

     

    4.山添林木遺伝資源保存林

    大隅半島の肝属山地東南部に位置し、標高0~100mの太平洋を望む東南急斜面に樹齢155年以上の天然林が広がり、その中にもタブノキ、イスノキ、マテバシイ、スダジイの遺伝資源の保存に努めています。

    面積:69ha
    所在地:肝付町

    ・山添林木遺伝資源保存林を遠望(写真)(JPG:32KB)

     

    5.洞河原植物群落保護林

    稲尾岳の南西側に位置し、太平洋に面した沢沿いの斜面にムサシアブミ – タブノキ群落が成立しています。群落内には、優占種であるタブノキの巨木が多く生育しており、さらに、本地域を特徴づける、ヘツカラン、ナゴラン、オオタニワタリなどの南方系の着生植物が多くみられ希少な植物群落となっています。

    面積:21ha
    所在地:南大隅町

    ・スダジイ(写真)(JPG:33KB)

    ・タブノキ(写真)(JPG:41KB)

     

    6.高野植物群落保護林

    稲尾岳の北東側に位置する甫与志岳の南西側を流れる高山川右岸側斜面にあり、スダジイ、タブノキ、イスノキ等の巨木が生育するイスノキ-ウラジロガシ群落が成立しています。群落内には地理的な特徴を反映した九州南部を北限とする南方系の種も生育しています。

    面積:33.92ha
    所在地:肝付町

    ・古木に着生するナゴラン(写真)(JPG:102KB)

    ・ヤッコソウ(写真)(JPG:104KB)

    ・ヘツカラン(写真)(JPG:63KB)