
森林病害虫の駆除
1.松くい虫の被害
沖縄県内における松くい虫の被害については、昭和48(1973)年に国頭郡東村平良から名護市久志に渡る範囲で、松枯損木からマツノザイセンチュウが発見されたのが最初と言われています。この後、枯損木の伐倒駆除等の実施、平成14(2002)年には沖縄県松くい虫の防除に関する条例の制定等を行い、被害量の増減が繰り返されながら現在に至っています。最近では、令和3(2021)年に久米島町で初めて被害が確認されました。
沖縄島北部の国有林においても被害が見られており、枯損木の伐倒駆除を進めています。また、西表島の国有林にもリュウキュウマツが在ることから、巡視等を通じた確認を行うこととしています。
リュウキュウマツからの検体採取
松くい虫からみんなでリュウキュウマツを守ろう!A面(沖縄県農林水産部森林管理課)
松くい虫からみんなでリュウキュウマツを守ろう!B面(同上)
2.リュウキュウマツ漏脂胴枯病被害
沖縄本島、西表島及び石垣島等で発生。
病患部は陥没、扁平、盛り上がりなどの奇形を示し、樹脂を大量に流出させるとのことです。
森林管理署では、被害が発生すれば伐倒駆除等を実施することとしています。
お問合せ先
沖縄森林管理署
住所:沖縄県那覇市壺川3丁目2-6壺川ビル3階
TEL:098-918-0210