お知らせ(令和2年度)
密猟対策パトロール実施(西表島)
世界自然遺産候補地の西表島には多くの希少な野生生物が生息しています。特に希少な生物は種の保存法や自然保護条例、天然記念物に指定された生物は許可なく採取することができません。しかし、売買目的や個人的な収集による違法採取が確認されています。沖縄森林管理署では、10月14日から11月2日まで環境省、竹富町、駐在所と合同で密猟対策パトロールを行い、多くの入林者の方への啓発活動を実施しました。しかし、残念なことにこの期間中に、密猟ではないものの昆虫を採集するために過度に破壊されたスダジイの木を2箇所で確認しました。このような行為が今後行われないように、各行政機関と連携しこれからもパトロールを行っていきます。西表島の国有林の入林についてはこちらをご覧ください。>>入林の届出等(沖縄森林管理署)![]() 国有林入口に駐車する多数のレンタカー |
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![]() 無残に洞を広げられたスダジイ |
西表小中学校の学校行事「秋みつけ」に参加
令和2年10月27日、西表島に古くからある集落の祖納地区、干立地区を見下ろす祖納岳で竹富町立西表小中学校の学校行事として、小学生を対象に「秋みつけ」と題する自然観察会が実施されました。当署の職員は講師として依頼を受け、山に入る時の注意点等を説明した後、案内をしました。
今回の「秋みつけ」はどんぐり拾いをしたいとの要望があったので、日本で一番大きなどんぐりの実を付けるオキナワウラジロガシが群生しているところを案内しました。目的地に着くと、どんぐりはあちらこちらに落ちており、宝を見つけたように目を輝かせて拾うことができました。
また、初めて見る山の生き物や植物も楽しく学習し、肌で自然を感じることができたようでした。
この経験が自然を大切にする心を育むきっかけになってくれれば幸いです。
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大原中学校三大行事(イカダ下り)に参加
7月11日に西表島の大原中学校のイカダ下りに参加してきました。仲間川イカダ下りの前日には大原森林事務所の職員が中学生に西表島のマングローブや生き物についての説明を行い、地域の自然について学習しました。当日は天候にも恵まれ、中学生たちが作った個性あふれるイカダに乗って、のんびりとイカダ下りを楽しみました。時折飛ぶカンムリワシや雄大なマングローブの森を眺めながら過ごす時間は、コロナ禍で制限のある生活を余儀なくされた生徒さん達にも、かけがえのない時間となったのではないかと思います。なお、船浦中学校でも三大行事の一環として、浦内川にてイカダ下りを10月31日に実施され参加しました。コースは動力船でも30分程かかる長い距離であり、漕いでも漕いでも中々前に進めない区間もありましたが、最後まで諦めることなく笑顔で仲間と協力してイカダを進める姿は輝いて見えました。終始笑いに溢れ、見守っていた先生達や保護者の皆様、関係者にとっても思い出に残る一日となりました。
![]() さぁ出発! |
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![]() 声を合わせて、せ~の! |
お問合せ先
林野庁 九州森林管理局 沖縄森林管理署
担当:総務グループ
TEL:098-918-0210
FAX:098-918-0211