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九州森林管理局

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    沖縄森林管理署

    ノグチゲラ

    ノグチゲラ

    分類

    キツツキ目 キツツキ科

    カテゴリー

    絶滅危惧種

    環境省版カテゴリー

    絶滅危惧種

    特記事項

    国指定特別天然記念物国内希少野生動植物種

    分布概要

    沖縄県の沖縄島北部山林の特定地域に分布する。

    形態的特徴

    全長約31cm。全体はほぼ暗褐色、尾羽は黒色、翼は暗褐色で、初列風切に三条の小白斑がある。頭上はオスが赤色で、メスは黒褐色である。
    クチバシは青灰色である。
    沖縄島に生息するキツツキ類はノグチゲラと小型のリュウキュウコゲラのみであり、本種との区別は容易である。

    生態的特性

    沖縄島北部山林の生息地域にある常緑広葉樹の幹にクチバシで巣穴をあけ、普通2個産卵する。ヒナは孵化後27日前後で巣立つ。
    ノグチゲラは枯木の幹の中にいる昆虫の幼虫や成虫の外、ムカデやヤマモモの実も餌にする。
    また、ノグチゲラの生息個体は少数であり、外に近縁種は生息していない。

    生息条件

    沖縄島北部山林のイタジイの優占する亜熱帯常緑広葉樹の自然林に生息し繁殖する。

    学術的評価

    地球上では沖縄島北部山林の特定地域のみに分布する極めて貴重な固有種で、一属一種の原始的なキツツキである。

    その他

    本種の生息種は90羽前後(1975年、池原貞雄)との報告がある。

    お問合せ先

    沖縄森林管理署

    住所:沖縄県那覇市壺川3丁目2-6壺川ビル3階
    TEL:098-918-0210
    FAX:098-918-0211

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