お知らせ(令和7年度以降)

新たな林業機械を用いた植付・下刈・伐倒集材の実演会(令和8年1月26日)
令和8年1月26日、野上平家山国有林において、「新たな林業機械を用いた植付・下刈・伐倒集材の実演会」を開催しました。この実演会は、松本システムエンジニアリング(株)が林野庁の補助事業で取り組んでいるスマート林業機械の開発に係る現地実証が当地で行われることから、広く関係者に見ていただく機会を設けるため、大分県、西部地区市町をはじめ林業事業体、林野庁職員など約70名が参加しました。冒頭、杉崎署長から「この機会に広く新たな技術の機械の実演を見ていただくことで今後のスマート林業等の推進につながることを期待します。」の挨拶で始まりました。
最初に、植え穴の掘削から植付、転圧までの作業ができる植栽用アタッチメントを装着した重機による植付を実演しました。スタビライザーにより急傾斜地にも対応し、VRゴーグルにより遠隔操作も可能との説明を受け、数名が実際にゴーグルを着けキャビンに乗っているような感覚を体験しました。また、苗木を手で引き抜いても抜けない程しっかり転圧されていることに驚きの声も聞かれました。
次に、直径80cmの回転刃を装着した重機による下刈を実演しました。回転刃はデュアルソー(双方向回転刃)で小石等に触れても周囲に飛散しにくい構造で安全性の高い作業が可能となっており、生木であれば10cm位まで切断可能とのことです。当署では、このような重機を用いた下刈を試行的に実施することを検討しており、今後過酷な炎天下での作業の省力化、低コスト化や安全対策などにつながることを期待するところです。
参加者からは、機械の操作性やメンテナンス、購入価格などの質問が上がっていました。
最後に、古澤森林技術指導官から、資料配布の国有林からの話題提供について、令和8年度に向けて現地検討会を開催していきたい旨説明し、実演会を終了しました。署としては、引き続き地域の関係者と連携しながら、新たな林業機械の普及など、地域林業への新たな技術の導入等に向け、意見交換会等に取り組むこととしています。

【下刈】変速デュアルソーにより飛散防止

【植栽】コンテナ植穴の掘削、植付、転圧を作業

【伐倒】45度までの傾斜地の伐倒が可能

【集材】伐倒木をウインチにて集材
自然公園クリーン作戦&ミヤマキリシマの刈出し(令和7年7月28日)
令和7年7月28日、「自然公園クリーン作戦」と「ミヤマキリシマの刈出し作業」を実施しました。本活動は、国立公園内における不法投棄物の撤去と貴重な高山植物ミヤマキリシマの保護を目的としたもので、地域団体やボランティアの方々にも参加いただき、総勢50名で協力して行いました。
当日は朝から晴天に恵まれ、クリーン作戦は環境省くじゅう管理官事務所及び九重町の呼びかけにより、参加者は指定された区域に分かれて作業に入りました。自然公園内で問題となっている不法投棄物の回収作業も実施しました。登山道周辺や駐車場付近からは、空き缶やペットボトル、古い生活用品まで多様なごみが確認され、参加者は一つひとつ丁寧に収集しました。
ミヤマキリシマの刈出し作業は、大分西部森林管理署職員がくじゅう地区高山植物保護対策協議会活動の一環として職員が展望所付近に群生するミヤマキリシマ生息地で、植物の生育を阻害する笹や灌木を丁寧に刈り出し、健全な開花環境を整備しました。ミヤマキリシマは阿蘇・九重地域を象徴する貴重な植生であり、繁茂した周囲植生の除去は保護管理上欠かせない取り組みです。
両取り組みは、景観の改善だけでなく、生態系への悪影響を防ぐ効果も期待されます。
参加者からは、「自然を守る活動に直接関われてよかった」「地域の宝であるミヤマキリシマを後世に残したい」といった声が寄せられました。
大分西部森林管理署では、今後も地域と協力しながら、国立公園の自然環境保全と利用者マナー向上に向けた取り組みを継続してまいります。
お問合せ先
大分西部森林管理署
担当:総務グループ
電話番号:0973-23-2161




