山の恩恵
8月11日が「山の日」として国民の祝日に制定され平成28年から施行されることとなりました。
「山の日」の意義は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」としています。
森林には、木材等を生産する物質生産機能の他に、
土壌表面の浸食防止や表層崩壊を防止する等の土砂災害防止機能・土壌保全機能、
洪水の緩和や水資源の貯留等の水源涵養機能、
気候緩和や大気浄化等の快適環境形成機能、
保健・レクリエーション機能、文化機能、
二酸化炭素の固定等地球温暖化を防止する地球環境保全機能、
多様な生物の生息地を提供する等生物多様性保全機能といった、
森林生態系が持つ様々な多面的機能があります。
この森林の多面的機能こそが、私たちが享受している「山の恩恵」と言えます。
林業は、人間が森林に手を加え、森林構造の発達過程を統制、管理しながら、
苗木を植える、育てる、木材を収穫することを繰り返し行う人間の営みです。
林業や、森林を守り育てている山村地域の人々の暮らしが、森林の多面的機能発揮に重要な役割を果たしています。
私たちが、「山の恩恵」を受けるためには、森林の持つ多面的機能を十全に発揮させることが必要であり、森林・林業・山村の活性化を図ることが重要です。
大分森林管理署では、森林の多面的機能を高度に発揮させるため、森林整備等の取り組みを行っています。
お問合せ先
大分森林管理署
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