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九州森林管理局

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    新着情報(平成30年度)

    五島地区で長崎県と連携した事業体育成のための現場見学会を開催しました!

      12月3日月曜日、長崎県五島振興局からの依頼を受け、福江森林事務所管内の扇山国有林で実行している森林整備事業(保育間伐【活用型】)の請負現場で、異業種である建設業から林業への参入を検討している建設会社への現場見学会を開催しました。
      現在、五島地区において素材生産・造林を実行する林業事業体は五島森林組合が主な主体となっていますが、今後、伐採量等の増加が見込まれるなか、林業事業体の育成が喫緊の課題となっています。
      現場見学会では、島内外から9社が参加し、国有林で請負事業を実行している長崎林業(株)の協力を得て、森林作業道の作説や列状間伐の作業状況について秋吉新二首席森林官が説明を行いました。
      午後からは、長崎県五島振興局の会議室において、これまで対馬の国有林で素材生産請負事業を実行した経験のある(株)中原建設の代表を講師として招き、建設会社が素材生産を行うに当たっての留意点等について話があり、その後は活発な意見交換会が行われました。
      今後、五島地区において、建設業から林業への参入がなされることを期待し見学会を終了しました。

    秋吉首席森林官の説明

    長崎森林管理署2019カレンダーを作成しました!

      長崎森林管理署は九州北西部に位置し、平成2年の噴火により新たに生まれた平成新山を主脈とした島原半島やツシマヤマネコが生息する対馬、国境の島である男女群島を含んだ五島列島にある国有林を管理経営しています。
      この国有林には、長崎県内の景勝地を初めとした多様性を有した森林があり、島嶼地域では、その地域にしかいない貴重な野生動植物が多く生息しています。
      今回、長崎森林管理署の国有林を皆様に紹介するために、これまで職員が撮影してきた写真を使用して、2019年のカレンダーを作成しましたので、どうぞご活用下さい。


    長崎署2019カレンダー(PDF : 2,167KB)

    長﨑大学の環境フィールド研修の講師をしました!

      平成30年11月18日(日曜日)、雲仙田代原レクリエーションの森運営協議会の会長である「NPO法人奥雲仙の自然を守る会」から依頼を受け、長﨑大学環境フィールド研修に講師として参加しました。
      この研修は、田代原のミヤマキリシマと放牧草原の維持、森林教育研修場所としての「遊々の森」の利活用について、長﨑大学の生徒がアイデアを出し合いまとめていくという大学の講義の一環です。
      秋山郁男長崎森林管理署長からは、林野庁の取り組み、レクリエーションの森や保安林について講義を行いました。
    この講義で、「国立公園の1種や2種などの地種区分によって国有林における森林整備の制限に違いはあるのか。」との質問が出るなど、森林・林業に対する興味の深さが感じられました。
      また、午後からは学生と当初から参加した職員も含めて3つのグループに分かれ、小学生・大学生・企業向けに広報を行う目的でグループ別ワークショップを行いました。それぞれに工夫を凝らし、中にはすぐにでも利用できるのではというような内容の発表もありました。

     

    島原半島森林(もり)のつどいに参加しました!

      毎年、島原市、雲仙市、南島原市の島原半島3市が持ち回りで開催している島原半島森林(もり)のつどいが平成30年11月18日(日曜日)に雲仙市の主催で開催されました。
      会場は長崎森林管理署内の「遊々の森(奥雲仙牧場の森)」で地元の「緑の少年団」や公募による一般参加者等の約90名が参加しました。
    開会式では、金澤秀三郎雲仙市長の挨拶の後、秋山郁男長崎森林管理署長が、「森にはレクリエーションの機能のほかに木材を生産する機能もあります。先輩たちが植えてきた森林を大事に使い、また育てていくという循環が大事なことをみんなでPRしましょう。」と来賓の挨拶を行いました。
      その後参加者たちは森には入り、鹿田純吉森林技術指導官から「遊々の森」が設定された経緯などの紹介の後、樹高が2mもあるイロハモミジの大苗の植樹に悪戦苦闘しながら取り組みました。
      また長﨑大学の先生による森林学習や、クリスマスリースの作成なども行われ、参加者たちは森とのふれあいを楽しんだ一日となったようです。

     

    平成新山の防災登山へ参加しました!

      平成30年10月29日(月曜日)、島原市並びに九州大学地震火山観測センターの主催で「第26回平成新山防災登山視察」が行われました。
      この登山の目的は、平成新山周辺の現状を視察し、その情報と認識を関係機関が共有するものです。
      九州大学から、普賢岳や平成新山の溶岩は千々石カルデラ由来であることや、溶岩ドームの形成の経緯等について説明され、山頂付近の水蒸気の温度が87℃と沸点以下となり、噴火の危険性は低下しているとのことでしたが、現在も噴煙と見間違うような水蒸気が噴出しています。
      また、平成新山の溶岩でできた参加した赤っぽい巨石が積み重なり非常に不安定なため、慎重に安全確認しつつの登山でしたが、事故やけがもなく参加者全員が無事に下山し、防災視察登山を終えました。


    ようす 

    インターンシップを体験しました!

      平成301017()~1019()までの間、九州森林管理局の長崎森林管理署でインターンシップを3名(2年生)で体験しました。
      1日目は、署長はじめ職員の皆様へ挨拶した後、島原で眉山の治山事業の経緯や主な工法(谷止工・流路工・導流堤)を学び実際に現場に行きました。
      2日目は、午前中、大村森林事務所管内の保育間伐箇所で現場代理人の方から仕事や高性能林業機械について説明していただきました。午後は萱瀬ヒバ、萱瀬スギの保護林に行きバーテックスと輪尺を使って、樹高や胸高直径を測りました。その後「森の巨人百選」に選ばれた大名杉を見学しました。
      3日目は、雲仙市にある日本で初めて作られたロープウェイに乗車し、妙見岳(1333m)に行きました。そこから普賢岳(1359m)、平成新山(1483m)が見えました。紅葉していてインスタ映えできます!
      今回のインターンシップで学校の演習林以上の体験ができ、さらに森林について学ぶことが出来ました。職員の方々が優しく分かりやすく説明して下さったので、とても楽しく充実した3日間でした。このことを活かし、自分の将来につなげていきたいです。短い間でしたがありがとうございました。

    (このHPはインターンシップ生が作成してくれました。)

    tisanngennba  活用型箇所現場説明 

    萱瀬スギの保護林 ロープウェイ

    記念写真

    国産材活用による地方創生トップセミナーイン九州に参加しました!

      7月26日木曜日、長崎市において、一般社団法人日本木造耐火建築協会主催の「国産材活用による地方創生トップセミナー」が開催され、国産材を活用した先駆的な事例報告等が行われました。事例報告の一部を紹介します。
      山形市南陽市の南陽市文化会館(シェルターなんようホール)は平成27年10月に開館し、同年12月には世界最大の木造建築ホールとしてギネス世界記録Rに認定されています。ホール内は世界最高峰のバイオリンの中にいるような音響空間であり、これは完全な木造ホールによって実現されたもので、実際にコンサートを行った有名アーティストから音響の良さを称賛されたことから、他の有名アーティストも演奏を希望するなど芸術文化の町になりつつあるということが紹介されました。
      特に建築部材には地元南陽市の杉材が活用されており、地元の森林・里山の機能回復といった課題にも寄与するとのコンセプトで建設されたことから、地元への経済効果も大きく、また、大規模木造建築物による効果としてホール内の温度、湿度も安定し、光熱費は当初の見込みより約7割削減されているということでした。
      この大型木造建築物による「木の良さの見える化」が進み、木を使用することの良さが理解され、公共建築物等の木造化がさらに進むことを期待したいと思います。


    南陽ホール1 南陽ホール2

    森林教室をしました!

      平成30年7月13日(金曜日)に「奥雲仙牧場の森(遊々の森)」おいて、八斗木小学校3年生と4年生の17名を対象に森林教室を行いました。当署からは、森林の水源かん養機能をテーマに、手作り実験器具を使って森に水を溜める働きがあることを説明しました。
      アクリル板で作成した3つの箱で、土に草木を植えた森の箱、草木の生えてない土だけの荒れた山の箱、草や土も無いアスファルトやコンクリートに見立てた箱に水をかけ、水の流れや浸透する様子を観察しながら、森がどのようにして水を蓄える役割を果たしているかを説明しました。
       実験を行うと、森の箱の水は草木が水を吸収し、荒れた山の箱は土とともに水が流れ落ち、コンクリートの箱の水はそのまま受け皿へと落ちる様子に驚き、生徒達は、「森林は、水を蓄える働きや河川の流量も調整してくれるなど、大切な機能を果たしていることが解りました。」との感想が聞かれました。
       NPO奥雲仙の自然を守る会からは、身近な自然について説明等があり、生徒を5つの班に分けて森を散策し、生き物や草木の観察会が行われました。生徒たちは虫を捕まえるべくフィールド内を縦横無尽に駆け回り、生徒同士で生き物の名前を教え合い、班ごとに見つけた生き物を発表するなど、遊々の森内に住む身近な生き物たちにふれあっていました。

    終始、生徒の無邪気な笑顔が絶えず、森林教室は大成功に終わることが出来ました。


    森林教室の集合写真森林教室の様子

    長崎大学の講師になりました!

      平成30年5月19日(日曜日)に長崎のフィールドスクールに講師として参加しました。午前中は「遊々の森(奥雲仙牧場の森)」でのミヤマキリシマ、ヤマモミジの植樹を行い、午後には「雲仙田代原レク森」でミヤマキリシマの生態状況を確認した後、環境省から国立公園の説明がありました。当署からは、森林の役割や署の業務の内容等について説明しました。
      説明後の質問では、国立公園の1種や2種等の地種区分の違い、国の森林環境譲与税の使途についての質問があり、森林林業に対する興味の深さが感じられました。これから、「遊々の森」が四季折々の色を楽しめる森になることを期待しています。


    午前 集合写真

    防災対策現地視察に参加しました!

      島原市が主催する防災関係機関による「防災対策現地視察」が5月18日(金曜日)に行われました。この現地視察は災害防止対策に万全を期すため、梅雨等の災害時期を前に毎年行われており、今回は機関から54名の参加があり、当署も6名が参加しました。
      当日は水防(高潮)対策事業、溶岩ドーム崩落(砂防)事業、眉山治山対策事業の現地視察が行われ、当署からは吉田治山技術官が平成29年度治山事業の実施状況、また、平成30年度の治山事業進捗実施状況等を説明しました。今回の現地視察を通じて、各防災関係機関の共通認識を高めるとともに、災害発生時の迅速な連携と対策について、改めて確認することができました。


    防災対策視察の様子 署の説明の様子

    平成新山防災視察登山に出席しました!

      5月14日(月曜日)、雲仙普賢岳警戒区域設定等に関わる防災業務の一環として、島原市、九州大学地震火山観測センターとの共催で「第25回平成新山防災視察登山」が行われました。この防災視察登山は毎年2回行われており、今回は自治体をはじめとする各関係機関、報道機関から約60名が参加し、長崎森林管理署からも7名が参加しました。
      雲仙市小浜町の仁田峠を出発し、入山規制されている警戒区域内に入り、山頂(平成新山溶岩ドーム)に登りました。平成新山周辺の現状を視察し、九州大学が噴気温度や成分を計測しました。観測を始めた95年に900℃近くあった山頂部は86℃となり火山活動は静穏な状態とのことです。年々植生も繁茂してきており森林への再生もみられ、各行政機関や報道機関等と活火山である平成新山についての情報と認識を共有することができました。また、平成新山の表面は溶岩が固まり、割れてできたとがった巨石が積み重なり非常に不安定なため、慎重に安全確認しつつの登山でしたが、事故やけがもなく参加者全員が無事下山し、防災視察登山を終えました。


    登山の様子 説明の様子

    平成30年度谷川建設植樹祭開催しました!

      平成30年4月27日に、谷川建設の新入社員15名による記念植樹が行われました。東彼杵町にある遠目国有林25ほ1林小班内の0.09㏊の範囲にヒノキ(246本)カエデ(15本)ヤマザクラ(15本)計199本を植樹しました。
      当日は快晴の中、長崎森林管理署の指導を熱心に聴き、汗をかきながら植樹に取り組まれていました。終始、笑顔で活動され、「楽しかったです。良い体験になりました。」という声を聞くことができました。今後、植樹した苗木同様大きく成長されることを願い、記念植樹を終了しました。

    植樹の様子 集合写真

    お問合せ先

    長崎森林管理署
    ダイヤルイン:0957-41-6911
    FAX:0957-41-6913

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