木原山風景林「日本美しの森 お薦め国有林」

レクリエーションの森の特徴と楽しみ方
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地理的・歴史的特徴
木原山は、鎮西八郎源為朝(ちんぜいはちろうみなもとのためとも)の居城であったと伝えられています。
為朝は、鎌倉幕府の創設者である源頼朝の叔父であり、初代琉球国王と位置づけられている舜天(しゅんてん)の父と云われています。若い為朝はあまりに乱暴者であったため、13歳のときに父親の為義から九州に追放されました。 はじめは豊後(現在の大分県)にいましたが、やがて肥後(現在の熊本)に進み、阿蘇氏と結び、木原山に城を築いて住まい、阿蘇大宮司忠国の聟(むこ)となって九州を領有し、自ら鎮西八郎と称しました。 のちに保元の乱(1156年)にて奮戦しましたが、敗北し近江(現在の滋賀県)で捕まり、伊豆大島に流刑になったと云われています。
その為朝は、弓の名手としても有名であり、木原山に住んでいた頃、64人力の強弓で山を通る雁をいつも射落としていました。そのため雁は恐れをなし、木原山の上を避けるように回って通るようになったことから、『雁回山』(がんかいさん)と呼ばれるようになったと云われています。
楽しみ方
展望所から眼下には緑川が豊かに水を貯えて熊本平野の田園地帯を潤し、島原湾に注いでいます。北には金峰山の山麓と熊本市街地を望み、東には噴煙たなびく阿蘇の峰々が連なり、南には八代平野が展開し、更に西には海上に浮かぶ天草の島々を一望できる拡がりは雄大です。
頂上へは各1時間程度の6つのコースがあり、多方向から木原山を気軽に堪能することができます。道中には不動像や多くの苔むした地蔵が見つめる独特な雰囲気の人工滝や多くの伝説がある鬼の岩屋、横に伸びた枝の途中から上に立木のように枝が伸びている『不思議な木』等を見ることができます。 
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 展望台から普賢岳を望む
 第一展望台
展望台からの眺望
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エリア情報
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【危険情報】
▸春から秋にかけてハチ、マダニに注意して下さい。 ▸イノシシ対策の電気柵に注意して下さい。
【利用案内】
利用料:無料 利用時間・期間・時期等:1年を通して利用できます。
【最寄りの他の観光施設等】
▸木原不動尊 ▸六殿神社(熊本バス木原不動前下車:徒歩約15分) ▸熊本総合車両所(JR富合駅より徒歩15~20分) ▸御輿来海岸(おこしきかいがん)
【施設情報】

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 市街地からの雁回山
 絶景ポイント(大岩から)
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案内図
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案内図(PDF : 327KB)
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アクセス
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 熊本市南区富合町木原、宇土市花園町・岩古曽町
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観光情報
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熊本市観光政策課 熊本市観光ガイド 雁回山 (外部リンク)https://kumamoto-guide.jp/spots/detail/187
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レク森協議会
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雁回山周辺地域整備協議会(熊本市南区役所総務企画課) TEL:096-357-4112 fax:096-358-0110
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