このページの本文へ移動

九州森林管理局

    文字サイズ
    標準
    大きく
    メニュー

    お知らせ(令和4年度)

       「蘇る吹上浜白砂青松の森」森林整備活動(植樹)を実施(令和4年12月4日)

       12月4日、(公財)かごしまみどりの基金と鹿児島県森林ボランティア連絡会の主催による「蘇る吹上浜白砂青松の森」森林整備活動(植樹)を県立吹上浜海浜公園及び網揚国有林で開催しました。
       この活動は当基金及び森林ボランティア連絡会が、平成15年から9月第3日曜日を全国一斉「森林ボランティアの日」と制定したことに因んで、県内各地で森林づくり活動に取り組んでおり、今年で20回目の開催となります。
       開会で、鹿児島県森林ボランティア連絡会代表の塩川英彬氏は、「昨年度から吹上浜の国有林で5カ年間、植栽から保育作業に取り組むこととしており、立派な松林になるよう願いを込めて植えていただきたい」と挨拶がありました。
       その後、作業上の留意事項の説明を受け、マツクイムシ被害跡地に抵抗性クロマツの苗木1,000本を植樹しました。参加者からは、昨年植えた箇所がほぼ100%活着して生育良好な姿に感心するとともに、心地よい汗をかきながら整然と植えられたマツに達成感を味わっていました。
       今回の植樹活動には県内より約130名の参加があり当署からは永山正一署長以下6名が参加しました。






       「モンスターウルフ」説明会を開催(令和4年11月30日)

       11月30日、全く新たな獣害防止対策の取組として野生動物撃退装置「モンスターウルフ」の説明会を県や市、林業事業体や猟友会など約20名の参加を得て、当署会議室及び霧島山国有林にて開催しました。モンスターウルフは「獣害対策のオオカミ型ロボット」で、赤く光る目と、鳴き声などでシカやイノシシを威嚇する装置です。今年8月に「社会貢献の森」の協定を締結した「かごしま持続可能な次世代の杜協議会」が新たな獣害対策を導入するもので鹿児島署も協力しています。
       午前の説明会では、同協議会代表の(株)迫田興産 代表取締役 迫田成満氏は「従来の獣害侵入防止柵では、シカが引っかかるなどの事故が発生する恐れがあり、隣接するホテルや別荘地への影響を勘案して新たな取組を模索した。」と導入の経緯を話されました。続いて、装置の開発・製造元の(株)太田精器 代表取締役 太田雄治氏が「当初は、こんな子供だましで効果があるのか笑われバカにされた。しかしながら、現在は全国で140台ほど設置して返品はない」と実績と効果をプレゼンテーションしました。
       午後からは現地に移動して、シカの侵入経路や地形、隣接するホテル等への影響等を考慮して設置を行い、当面は、センサーの感知精度や音量などの確認と、シカの行動変化等を観察することとしています。今回、意見交換をするなかで、この装置は主に農地や牧場等に設置されており国有林内に設置するのは初めてということであり、今後、効果の検証を行い新たな獣害防止対策の一手法となることが期待されます。



       「九州森林の日」植樹祭の開催(令和4年11月19日)

       11月19日、当署、鹿児島県、かごしまみどりの基金の主催による「九州森林の日」植樹祭を霧島・錦江湾国立公園内の霧島山国有林1082林班で開催しました。
       この植樹祭は2008年5月に九州7県及び九州森林管理局が宣言した「九州の森林づくりに関する共同宣言」の行動指針に基づき、九州における「美しい森林(もり)づくり」を推進するために、毎年実施しており今年で15回目になります。
       今回の会場は8月8日に当署と「社会貢献の森づくりに関する協定」を締結された「かごしま持続可能な次世代の杜協議会」5者、(株)迫田興産、霧島神宮、(株)INFLUX、(一社)加治木猟友会、(株)山崎産業に植樹祭の事前準備等のご協力をいただきました。
       当日は、あいにくの雨模様の中、緑の少年団、協賛企業、森林ボランティア団体など約270名が参加しました。
       式典で、塩田鹿児島県知事は「健全な森林を維持し、未来に引き継ぐためには。県民一人ひとり森と川と海は一つであるという認識を持ち、環境保全活動に取り組む必要がある」と挨拶、その後、学校環境緑化・学校林等活動コンクール表彰、緑の少年団活動発表大会表彰及び緑の募金感謝状表彰を行いました。
       植樹活動では、当署職員による植え付け方法の説明後、恵みの雨となった伐採跡地にヤマザクラやイロハモミジ、ヤマボウシなど11種類の苗木2000本を植えました。
       今後は、協議会メンバーにより、下刈りなど森林整備、歩道を整備しますので四季折々の変化を楽しめる憩いの場として楽しんでいただければと考えます。
    最後に、参加者には「森からの贈り物」として「県民の森」で育てたアロエやトキワカンゾウなど5種類の苗木をプレゼントしました。



       奄美大島 希少種保護のための夜間合同パトロールに参加(令和4年9月13日)

       9月13日から、世界自然遺産に登録された奄美大島の森林で、希少種等の捕獲・採取を防ぐための夜間合同パトロールが始まりました。
       奄美大島の森林には鹿児島県や市町村の条例などで捕獲が禁止されている昆虫や爬虫類が多く生息するほか、国立公園の特別地域内などでは昆虫等を捕獲するトラップの設置が制限されているものの、違法な捕獲やトラップ設置が後を絶ちません。このため、これらを監視する目的で、毎年関係機関による夜間合同パトロールが行われています。
       当事務所は14日に奄美群島で一番高い湯湾岳へ続く林道沿いを大和町、環境省奄美群島国立公園管理事務所及び奄美警察署の職員ら5名とパトロールを実施しました。自動車でゆっくりと走りながら、懐中電灯で木の幹や枝などを丹念に確認していきます。途中観光客のレンタカー車両に出会い「奄美大島での動植物の捕獲・採取の注意」チラシを配布し自然保護への協力等をお願いしました。この日は雨だったためか多くのカエル達(アマミイシカワガエル、アマミハナサキガエル、オットンガエル)が見られましたが、不審車両や違法な昆虫トラップの設置等は確認されませんでした。
       関係機関による夜間合同パトロールは10月中旬まで実施されますが、鹿児島森林管理署も引き続き協力をしていく予定です。

       高千穂河原ビジターセンターリニューアル完成式(令和4年8月5日)

       8月5日に建物の改修と展示物の見直しを進めていた霧島市霧島田口の高千穂河原ビジターセンターがリニューアルオープンをしました。館内には、登山情報を伝える【高千穂ナウ】、自然や生態系を紹介する【高千穂ネイチャー】、神話や歴史を取り上げた【高千穂カルチャー】の3種類の展示があり、180度の大画面で四季折々の景観や火山の成り立ちを伝えるシアターやプロジェクションマッピングで坂本龍馬の新婚旅行を紹介するコーナーなどが設けられています。また、万が一の噴石に備えて、屋根などを強化・改修し緊急避難場所として使える多目的スペースも備えています。鹿児島県副知事の藤本氏から、コロナ禍のなか、登山以外に霧島連山の豊かな自然や神話等の魅力ある展示、防災機能も強化されたので、ぜひ、足を運んで欲しいと挨拶がありました。なお、鹿児島森林管理署も式典に出席し、新しくなったビジターセンターと防災設備の見学を行いました。



       霧島連山夏山開き(令和4年4月10日)

       4月10日、霧島連山自然保護協議会による霧島連山夏山開きが霧島市霧島田口高千穂河原古宮址において開催され、鹿児島森林管理署からは2名が出席し、関係者45名で登山の安全祈願を行いました。
       安全祈願が終了後、池上滝一霧島連山自然保護協議会会長(湧水町長)から「コロナで大変な時でもありますが、皆様の御協力もあり本日の夏山開きが開催されました。コロナにより密になる事が難しい今の時期ですので、密になりにくい自然探索等が見直されてきていますので、11月までの閉山式まで登山者の安全を願いながら自然を楽しんで頂きたいと思います。」との挨拶がありました。これからの季節、高千穂峰や韓国岳などの霧島連山山頂周辺ではミヤマキリシマが、また、えびの高原周辺ではノカイドウが登山途中や道路脇で咲きほこるシーズンにも入りますので大自然を満喫することができます。

    お問合せ先

    鹿児島森林管理署

    担当者:総務グループ
    ダイヤルイン:099-247-7111

    PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
    Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

    Get Adobe Reader