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九州森林管理局

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    お知らせ(令和3年度)

    鹿児島森林管理署

     蘇る吹上浜白砂青松の森植樹祭(令和3年12月4日)

     12月4日、鹿児島県森林ボランティア連絡会の主催による植樹祭を県立吹上浜海浜公園及び網揚国有林で開催しました。
    この植樹祭は(公社)国土緑化推進機構が森林を守り育てることの大切さを広く周知し、国民一人ひとりがそれぞれの立場で森林づくりに参加する機運を醸成するとともに森林ボランティア活動の社会的評価を高めていくため、平成15年9月の第3日曜日を全国一斉「森林ボランティアの日」と制定したことを機に鹿児島県でも実行組織が設立され今年で19回目の開催になります。
    開会挨拶にて鹿児島県森林ボランティア連絡会代表の塩川英彬氏より本来ならば、9月第3日曜日に開催する予定でありましたが、新型コロナウイルス感染症や植栽する苗木の確保の関係で今日になりましたとの挨拶があり、植栽箇所に移動し作業上の留意事項の説明をうけ抵抗性クロマツの苗木1,000本を植樹しました。今回の植樹祭には県内より約130名の参加があり当署からは署長以下4名が出席し、2時間ほど汗を流しました。
    植樹1植樹2

     「九州森林の日」植樹祭の開催(令和3年11月20日)

    11月20日、当署、鹿児島県、(公財)かごしまみどりの基金の主催による「九州森林の日」植樹祭を鹿児島県県民の森(姶良市北山)で開催しました。
    この植樹祭は、2008年5月に九州7県及び九州森林管理局が宣言した「九州の森林づくりに関する共同宣言」の行動指針に基づき、九州における「美しい森林づくり」を推進するために、毎年実施しており今年で14回目になります。
    今回の植樹祭は、新型コロナウィルスの感染拡大防止対策を講じ、参加人数を縮小した中での開催となり、鹿児島県環境林務部長、緑の少年団、協賛企業、森林ボランティア団体など約200名の参加がありました。
    植樹活動では、当署職員による植付方法及びシカ食害対策として、単木保護資材の設置方法の説明後、スギやイロハモミジ・ヤマザクラ等の広葉樹合わせて960本を植栽しました。初めは単木保護資材の設置に手間取っていましたが、次第に要領をつかみ、予定時間内に無事植栽を終了しました。
    植樹祭

       労働安全衛生確保対策連絡協議会を開催(令和3年11月11日)

    当署における請負事業体等の労働安全確保については、発注者の立場から契約時、監督時、安全パトロール時など機会ある毎に労働災害防止等についての注意喚起を行っているところです。
    今般、労働災害防止に向けた取り組みを強化する観点から、令和3年11月11日に鹿児島、加治木労働基準監督署と鹿児島、北薩、屋久島森林管理署の3署合同による労働安全衛生確保対策連絡協議会を開催し、請負事業箇所の合同安全パトロール等を実施しました。
    当日は、午前中に、日置市立和名国有林59林班で実施している誘導伐・密着造林型請負事業の現場において労働基準監督署とパトロールを実施、工事の概要、進捗状況、安全対策について担当より説明を行い、午後は会場を鹿児島森林管理署会議室へ移し協議会を行いました。
    協議会では、労働基準監督署から、パトロール結果の講評、鹿児島、加治木労働基準監督署管内等における労働災害発生の状況、特に林業における労働災害について事例等を踏まえ説明を受けました。
    この協議会を機に発注者の立場から請負事業体等の災害の未然防止に努めていくことを確認し、労働基準監督署へは引き続き、国有林の労働安全衛生管理について、継続的な指導、支援をお願いしました。
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       現場技能者キャリアアップ対策に係る研修講師の実施について(令和3年10月25日)

    10月25日、霧島市溝辺公民館において、鹿児島県林業労働力確保支援センター主催による「令和3年度現場技能者キャリアアップ対策に係るフォレストリーダー研修」が開催され、片山総括森林整備官が講師を務めました。

    この研修は、林業の持続的かつ健全な発展を図り、成長産業化を実現するためには、施業集約化等の推進、低コストで効率的な作業システムによる施業の実施とともに、これを担う人材の確保・育成・キャリアアップが求められており、効率的な現場作業を主導することのできる現場管理責任者(フォレストリーダー)及び統括現場管理責任者(フォレストマネージャー)を育成するためのキャリアアップ研修として実施され、県内の森林組合や事業体職員16名が参加しました。

    研修は1週間を通して行われ、国や鹿児島県、鹿児島大学及び森林組合などが日替わりで講師を務めました。当署では「素材生産等における作業工程、コスト構造、仕様を理解し、コスト把握に必要な知識・技能の習得」を目的に実施し、各種作業仕様書の説明や請負事業を進めるに当たっての現場代理人としての心構えなどについて講義を行いました。

    講師



       衛生講話と安全勉強会を実施(令和3年10月7日)

    鹿児島森林管理署では、令和3年度の国家公務員健康週間中の行事として10月7日(木曜日)に衛生講話と安全勉強会を実施しました。当日は午前中、健康管理医である前田内科クリニックの前田忠先生から「腎臓病と透析治療の現状」というテーマにより講話を受けました。講話では本年度の健康診断結果で、職員に腎臓病や糖尿病の予備軍が多いこともあり、それらを踏まえた健康管理の指導を受けました。また、午後からは、食生活や運動が健康に直結していることから鹿児島市保健政策課の中村菜摘管理栄養士を講師に招き、食事と運動や鹿児島の郷土料理等についての講話を受けました。その後、こころの健康づくりに関してメンタルヘルスに関するDVDを視聴し、九州局管内における交通事故・違反の現状についても学び、たいへん有意義な1日となりました。最後に今年度の標語「無理せずに、あなたの健康 最優先」を確認し、自ら健康管理等を行い業務に取り組んでいくことを誓いました。

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       奄美大島希少種保護のための夜間合同パトロールに参加(令和3年8月18日)

    8月18日、世界自然遺産に登録された奄美大島の森林で、希少種等の盗掘・盗採を防ぐための夜間合同パトロールが始まりました。

    奄美大島の森林には鹿児島県や市町村の条例などで捕獲が禁止されている昆虫や爬虫類が多く生息するほか、国立公園の特別地域内などでは昆虫等を捕獲するトラップの設置が制限されているものの、違法な捕獲やトラップの設置が後を絶ちません。このため、これらを監視する目的で、毎年関係機関による夜間合同パトロールが行われています。

     この日は奄美市、環境省奄美群島国立公園管理事務所及び鹿児島森林管理署名瀬森林事務所の職員ら合計6名が参加し、奄美市名瀬の夜の林道沿いをパトロールしました。自動車でゆっくりと走りながら、懐中電灯で木の幹や枝などを丹念に確認していきます。途中ガイドツアーの一行、ハブ捕獲目的の車両に出会いましたが、この日は不審車両や違法な昆虫トラップの設置等は確認されませんでした。

    夜の林道にはアマミノクロウサギやオットンガエルなどが普通に見られ、林内にはツルラン(絶滅危惧2類)の白い花がライトに照らされて美しく輝いて見えました。林道沿いでこのような希少種を普通に観察できるという、奄美大島の特異な自然を将来にわたって維持することが私たちに課せられた大きな課題であることを改めて認識しました。

    奄美大島の島内各地では秋ごろまで、関係機関による合同パトロールが行われる予定で、鹿児島森林管理署も引き続き協力をしていく予定です。

    パトロール

        霧島連山における美化清掃運動クリーン高千穂河原の実施について(令和3年8月1日)

    8月1日、霧島連山の主要な利用拠点のひとつである高千穂河原周辺において霧島連山自然保護協議会主催の美化清掃運動「クリーン高千穂河原」を実施しました。
    作業の開始に当たり、主催者より開会の挨拶、作業に当たっての注意事項等の説明があり、各班に別れ作業を開始しました。
      この取組は、霧島連山自然保護協議会が主催し、毎年、8月第1日曜日に実施しているもので、今回は鹿児島署から8名が参加者し、関係自治体など総勢55名で実施しました。作業箇所は高千穂河原から大浪池周辺を中心に栗野岳、大浪池までの登山道や県道1号及び104号線沿いのゴミ拾い、栗野岳周辺の刈払等を小雨が降る中、2時間ほど行い、今後も関係機関等と連携しながら、霧島連山の美化活動の取り組みを続けていくこととし当日の作業を終了しました。クリーン高千穂河原クリーン高千穂河原



    世界自然遺産登録の瞬間を見守る(令和3年7月26日)

    726日、鹿児島県の呼びかけにより、県内3会場で開催された奄美・沖縄の世界自然遺産登録視聴会に出席し、新たな世界自然遺産登録の瞬間を祝いました。

    去る510日、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の世界自然遺産推薦地について、諮問機関である国際自然保護連合(IUCN)より「登録」が適当であるとの勧告を受けていたことから、今回のユネスコ世界遺産委員会で登録が決定される可能性が高いとのことで、関係者が集まりその瞬間を見守ろうというものです。鹿児島県庁、奄美大島、徳之島の各会場には関係機関や民間団体の代表など、これまで登録に向けて尽力してきた様々な関係者が集まり、インターネットを通じて委員会及び各会場の様子が配信されるとともに、沖縄県等の各会場とも中継で結ばれていました。不安と期待の入り交じる重々しい雰囲気の中、固唾をのんで委員会の様子が映し出されるスクリーンに注目し、その進行を見守りました。

    奄美・沖縄の審議が始まって間もなくその瞬間は訪れました。登録を決定する議長の木槌が打たれたと同時に、各会場は拍手とともに割れんばかりの歓声に包まれました。数多くの関係者の長年にわたる努力が報われた瞬間でした。登録決定後には、セレモニーとして全会場同時でのくす玉開きで登録を祝いました。

    今回登録が決定した世界自然遺産の核心地域には奄美大島の金作原(きんさくばる)や湯湾岳(ゆわんだけ)、徳之島の井之川岳(いのかわだけ)など林野庁が所管する国有林が多く含まれ、希少種や固有種をはじめとする多様な動植物が生息・生育する重要な地域となっています。今後、国内外を問わず多くの観光客がこの森林を訪れることでしょう。奄美・沖縄の登録地は世界的にその価値が認めらましたが、増加する観光利用の適正化、アマミノクロウサギなど野生動物のロードキル(交通事故死)対策など、保全と利用に向けた課題はまだまだ山積みです。これからも関係機関が連携しながら世界自然遺産としての価値を維持し、より高めることができるよう取り組んでいくことが必要であることを再認識しました。県庁1奄美会場

    「ふれあいの森」協定締結(令和3年7月20日)

    鹿児島森林管理署では、令和3年7月20日、鹿児島県森林ボランティア連絡会と「ふれあいの森」の協定を締結しました。協定の対象地は吹上浜海浜公園近くに位置する2.65haの国有林で「蘇る吹上浜白砂青松の森」と命名しました。吹上浜は薩摩半島の西海岸東シナ海沿いに、いちき串木野市から南さつま市まで28kmにおよぶ砂丘で日本の白砂青松100選に選定され県立自然公園にも指定されています。今後、県内ボランティアや地元関係団体等と連携して、毎年、計画的に抵抗性クロマツを植栽し2年目以降からは下刈りも併せて実施するなど、吹上浜の白砂青松の再生に向けた森林づくり活動が予定されています。ふれあいの森協定

                                                                                           
                                                                                     

    令和3年度ノカイドウ自生地の保全活動について(令和3年6月2日)

    霧島連山の春を彩る花の一つ、ノカイドウの自生地を保全するために、令和3年6月2日、ノカイドウ保全対策連絡会(環境省えびの管理官事務所・鹿児島県自然保護課・霧島市・湧水町・霧島ボランティア協議会・鹿児島森林管理署)による保全活動が実施されました。当署からは牧園、霧島森林官など5名が参加し、各自、ノカイドウの自生地にて被陰木の枝払いやシカネットの補修等の作業を行いました。シカネットの支柱が倒れシカによる食害が見受けられる箇所や、広葉樹、マツ等に被圧されているノカイドウもありましたが、参加者の努力により、生育環境の改善が図られたところです。今後も自然環境豊かな霧島連山のノカイドウを保護するため、定期的に保全活動を実施していくこととしています。


     「ふれあいの森」における国民参加の森林づくり活動の公示

    日付:令和3年6月10日

    内容:「ふれあいの森」における国民参加の森林づくり活動の公示(PDF : 807KB)

    公示期間:令和3年6月10日~令和3年7月12日

    奄美大島金作原国有林で利用状況調査(令和3年4月30日~5月5日)

    今年7月に世界自然遺産登録が見込まれている奄美大島の金作原(きんさくばる)国有林で、奄美市、鹿児島県、奄美群島国立公園管理事務所、鹿児島森林管理署の4者からなる奄美大島利用適正化連絡会議事務局により、エコツアーなどの利用状況調査を行いました。 金作原国有林には奄美大島を代表する照葉樹林が分布し、市街地からもアクセスしやすいことから、エコツアーの人気スポットとなっています。約0.9kmの遊歩道を散策するとスダジイやオキナワウラジロガシの巨木、木生シダのヒカゲヘゴ、アカヒゲやルリカケスの声など、普段ふれることのない亜熱帯性の動植物を間近に観察することができます。 

    近年、金作原国有林では利用者が大幅に増加し、自然環境への負荷、利用者の自然体験の質の低下が心配されるようになりました。このため民間事業者を含めた奄美大島利用適正化連絡会議では利用者にエコツアーガイドの同行を義務づけるなど、適正な利用に向けたルールを定め、平成31年2月からその試行が始まっています。 

    今回の調査はルールがきちんと守られているか、利用者の混雑が解消されているかなどを確認し、今後のルール改善に役立てることを目的として、ゴールデンウィーク期間中の4月30日から5月5日まで行いました。調査の結果、合計339人の利用があり、ほとんどの利用者はガイド同行で訪れるなど利用ルールは浸透してきたようですが、中にはルールを知らずにレンタカーで訪れる利用者も見られました。今後世界自然遺産として適正に利用されるよう、引き続きルールの周知が必要であることを事務局間で再確認しました。 

    ゴールデンウィーク期間中、奄美大島はおおむね好天に恵まれ、国内各地から訪れた利用者はガイドの解説に耳を傾けながら遊歩道沿いの森林を散策し、巨大なクワズイモの葉の下で記念写真を撮るなど自然体験を楽しんでいる様子でした。

    松くい虫特別防除の地元説明会を開催(令和3年5月13日)

    鹿児島森林管理署では、松くい虫特別防除事業を実施するに当たり、令和3年5月13日に日置市の吹上中央公民館、日吉老人福祉センターにおいて地元説明会を行いました。

    地元説明会には日置市役所農林水産課5名、当署から業務総括、森林育成担当、森林官計4名が参加し、令和3年度特別防除等実施計画、松くい虫航空防除実施上の留意点等について説明しました。また、コロナ禍であることから、説明会場を限定すると共に密にならないよう感染症対策を実施し必要最小限の人員が参加しました。

    説明会には地元住民約10名の参加があり、参加者からは「地域と密に連絡を取ってほしい」「新たに松の植栽を行いたい」などの声が寄せられました。

    今年度は5月25日~27日にヘリコプターによる空中散布を予定しており、今後も地元の皆様のご理解とご協力をいただきながら、地域の生活や農地等を守る海岸保安林を保全するために、民有林と連携した防除事業を推進してまいります。



    霧島連山夏山開き(令和3年4月25日)       

    4月25日、霧島連山自然保護協議会による霧島連山夏山開きが霧島市霧島田口高千穂河原古宮址において開催され、関係者27名が出席し登山の安全祈願を行いました。当署からは署長以下4名が出席しました。
    はじめに池上滝一霧島連山自然保護協議会会長(湧水町長)から「コロナ禍で大変な時期ではありますが、霧島連山の自然を守りながら、多くの方に訪れていただき楽しんで欲しい」との挨拶がありました。
    夏山開きでは鹿児島森林管理署長も玉串奉奠を行い、登山シ-ズン期間中における登山者の安全を祈願しました。
    現在、高千穂峰や韓国岳などの霧島連山山頂周辺はミヤマキリシマが、またノカイドウは登山途中や道路脇で咲きほこり、新緑を迎える大自然を満喫することができます。

     


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    担当者:総務グループ
    ダイヤルイン:099-247-7111
    FAX番号:(非常時のみ)099-247-6571

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