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バックナンバー(平成19年度)

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2008年3月22日

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第7回石西礁湖自然再生協議会に出席

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平成20年3月22日(土曜日)同会議が石垣市において開催されました。会議の内容は、自然再生事業実施計画(案)の提示及び生活・利用に関する検討部会の活動報告を受け、その後テーマごとのグループディスカッションを行い、最後に意見交換が実施されました。
グループディスカッションの陸域対策(赤土・生活排水等の流入対策)のグループでは、赤土、生活排水、農業排水及び家畜の糞尿等が流出し、海水が汚染されている問題等が提起されました。石西礁湖の珊瑚礁も、海水の汚染により回復が阻害されていること、自然浮遊の幼生(珊瑚の卵)が着床しても1年を待たずに死滅するなどの報告を受けました。
また、意見交換では、オニヒトデの大発生が見られることから駆除事業も必要、珊瑚礁の衰退は珊瑚の恩恵を受けている水産業・観光業などの地域産業に大きな影響を及ぼすことが懸念されるなど、多くの意見が出され議論されました。
珊瑚礁が一端壊滅的な被害を受けた場合は、回復には非常に長い時間を要することから、貴重な海の生態系を守るため陸域・海域双方の関係者が攪乱要因の除去に尽力することが重要であるとの認識で一致しました。

珊瑚礁の写真提供:「マリンショップトムソーヤ」

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第7回石西礁湖自然再生協議会に出席

第7回石西礁湖自然再生協議会に出席

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2008年3月21日

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平成19年度ヒナイ川の利用状況調査(3月分)報告

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平成20年3月期のヒナイ川利用状況調査を21日(金曜日)に実施しました。
1月から2月にかけては少ない利用状況となっていましたが、3月期の利用状況は、カヌーツアーが26組(129名(ガイド含む))、徒歩ツアーが1組(3名(ガイドなし))計132名と8月期(153名)に次ぐ大盛況となりました。入り込み者は、特に、東京、千葉、埼玉など関東圏からの若い来島者が多く見られました。
西表島は「うりずん(沖縄の初夏の季節の頃で一番爽やかな季節、旧暦2、3月頃を言う。)」の季節となり、レジャーシーズン到来といった感じです。ピナイサーラの滝上からの眺望、滝壺の壮大な眺めを堪能したツアー客は満足そうな顔を見せていました。

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平成19年度ヒナイ川の利用状況調査(3月分)報告

平成19年度ヒナイ川の利用状況調査(3月分)報告

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2007年10月27日

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九州森林倶楽部平成19年度第3回イベント「八重山諸島自然観察会」を支援

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10月26日から28日にかけて、九州森林管理局主催の九州森林倶楽部が八重山諸島の自然観察会に来島しました。
当ふれあいセンターでは、26日の石垣島野底岳登山及び27日の西表島自然観察について同行し、植物探索等の支援を実施しました。
参加者は、石垣島野底岳の原生自然植生に目を奪われるとともに、山頂からの珊瑚礁海域の眺望に大きな歓声を上げていました。また、西表島では、仲間川サキシマスオウノキの巨木を見学、移動した大富展望台から日本最大のマングローブ林を眺望した後、大富遊歩道沿いの植物を熱心に観察していました。
最高齢78歳の参加者も大富遊歩道の展望台から林道入り口までの全線を歩き通すなど熱心な観察となりました。

九州森林倶楽部平成19年度第3回イベント「八重山諸島自然観察会」を支援

九州森林倶楽部平成19年度第3回イベント「八重山諸島自然観察会」を支援

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2007年10月25日

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浦内川マングローブ林モニタリング調査を実施

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浦内川マングローブ林の倒伏枯死する現象が起きていることから、その原因を調査分析するとともに、その結果をふまえてマングローブ林を保全するための対策を実施することを目的として、平成17年度から浦内川マングローブ林のモニタリング調査を実施しています。
10月23・25日の2日間にわたり、平成19年度のマングローブ林の枯死状況、成長状況にかかるモニタリングを実施しました。
平成19年度は、台風が9月の12号、10月の15号ともに60mを超える強い台風による暴風と洪水による被害及び遊覧船の曳き波被害の影響が懸念されるところです。
特に、河川林縁では、倒木、倒れ木、立ち枯れ木等の被害が多く見受けられました。
これからまとめを行い報告することとします。

浦内川マングローブ林モニタリング調査を実施

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2007年10月18日

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仲間川マングローブ林モニタリングの平成19年10月調査を支援

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仲間川地区保全利用協定の締結者が実施するマングローブ林のモニタリング調査を、当センター職員が支援し、10月18日実施しました。
西表島は、9月の12号及び10月の15号と最大瞬間風速が60mを超す強い台風が襲いました。この影響に伴い仲間川のマングローブ林も倒木の移動がおこるなどにより、河川の土砂が変化し地盤の変動が見られました。
当日は、台風で破損した調査ポイントの固定点を修復しながら、倒木の間をぬって調査を実施しました。

仲間川マングローブ林モニタリングの平成19年10月調査を支援

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2007年10月9日

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平成19年度環境保全型観光促進事業仲間川ワーキング会議(第1回)

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10月9日、西表島の大原(竹富町離島振興総合センター)において沖縄県委託の平成19年度環境保全型観光促進事業に係る第1回ワーキング会議が開催されました。
会議では、事務局から仲間川の保全のあり方、モニタリング方法等についての説明がありました。その後、質疑を行う中で委員(地元代表、仲間川保全利用協定締結事業者、関係行政機関、NPOなど)から「仲間川の保全管理などのためには旅行業者の理解を得ていくことが重要」などの今後の取り組みについての意見がだされました。

平成19年度環境保全型観光促進事業仲間川ワーキング会議(第1回)

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2007年9月27日

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ニッパヤシモニタリング9月期調査を実施

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秋晴れならぬ夏を思わせる晴天の9月27日に、船浦ニッパヤシ植物群落保護林のモニタリング調査を実施しました。
当日の調査は、汽水域の地盤高の変化を探る水準測量、及び観測記録2番目の風速65.9mを記録した台風12号通過後の開空度(樹勢の尺度である葉量の程度を見る空の開け具合)を調査したものです。台風により、ニッパヤシの葉先が折れたり葉が飛ばされるなど大きな被害を受けました。
ニッパヤシの群落は汽水域のマングローブ林の中にあり、まだ潮が引いてない場合はハイウェーダを履いてジャブジャブ進むこと30分かかります。調査に当たっては、水が引いた泥地の中を地盤が変化しないよう慎重に作業を行う必要があります。
当日は、台風被害で枝・葉が飛んだ林内は日陰もなく、汗ビッショリの熱帯地獄の作業となりました。

ニッパヤシモニタリング9月期調査を実施

ニッパヤシモニタリング9月期調査を実施

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2007年9月20日

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マレーシアから西表島の森林・林業などを視察

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9月20日、マレーシアサバ州の職員18名が琉球大学馬場繁幸教授(国際マングローブ協会会長)の案内で当センターを来訪しました。西表島での視察を予定していたところ、18日の台風12号の被害のため視察が困難となり、急遽、当センターへ説明の要請があったものです。
当センターの職員が、西表島の概要及び森林・林業についてパワーポインターを用いて説明しました。急ごしらえの説明内容でしたが、熱心な聴講と、多岐にわたる質問があるなど要請に応えることができました。
最後には、ROSILA ANTHONY氏からお礼の言葉をあり大変感謝されました。

マレーシアから西表島の森林・林業などを視察

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2007年9月18日

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台風12号が西表島に上陸・縦断

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9月18日、西表島に非常に強い台風12号が上陸・縦断しました。当日は、西表島で風速65.9mと観測史上2番目の風速を記録し、大きな被害をもたらしました。
島民の話からすると昨年(平成18年)の台風13号の69.9mより体感風雨は強く、電気、電話等のライフラインへの被害も甚大でした。
西表島の森林も昨年の台風被害から少しずつ回復していましたが、また、枝折れ、倒木等、大きな被害を被りました。自然植生の回復力を期待し見守るだけです。

台風12号が西表島に上陸・縦断

台風12号が西表島に上陸・縦断

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2007年9月12日

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平成19年度ヒナイ川利用状況調査(9月分)報告

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9月期ヒナイ川利用状況調査を9月12日(水曜日)実施しました。
今月の実績は、ツアー別ではガイド付きカヌーツアー20組(114名(ガイド含む))、レンタルカヌーツアー3組(5名)、徒歩1組(3名)の計24組(122名)となりました。
今年の八重山地方は台風シーズンに入っても大きな天候の影響がなく穏やかな日々が続いていることから、順調なカヌーツアーが実施されています。特に、9月に入ってからは航空運賃も安くなり、東京、大阪からの若いOLのお客さんが多く見受けられました。天候にも恵まれ、初めてのカヌー体験とピナイサーラの滝からの素晴らしい眺望が出来て満足した笑顔を見ることが出来ました。

平成19年度ヒナイ川利用状況調査(9月分)報告

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2007年9月11日

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船浦ニッパヤシ植物群落保護林のモニタリングを実施

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平成19年9月11日、9月期モニタリング調査を実施しました。
調査項目は、ニッパヤシの樹勢の状況把握、葉数、葉高、開空度の調査です。
調査結果としては、調査データからの数値として統計的な明確なものではありませんが、視観的に葉色が良く、葉高もまずまずの成長を示し、樹勢は順調に回復しているものと思われます。
また、新たな花穂が確認されました。

船浦ニッパヤシ植物群落保護林のモニタリングを実施

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2007年9月7日

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「亜熱帯森林・林業研究会」において移入種対策について発表

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平成19年9月7日那覇市において「亜熱帯森林・林業研究会」が開催され、当センターから瀬高自然再生指導官が「海岸林におけるギンネム(移入種)の駆除抑制について」の題で、ギンネムの侵入状況と駆除対策効果及び今後の課題について報告しました。
「亜熱帯森林・林業研究会」は、沖縄を中心とする亜熱帯の森林・林業に関する技術研究及び行政で実施する施策等について情報の交換及び発信を行うこととして、沖縄県及び鹿児島県内の亜熱帯地方の森林・林業に関係する大学、行政、研究機関、民間団体等に携わる人々が年に1回、那覇市に集い発表を行っているものです。
今回は、奄美大島から西表島における亜熱帯の森林・林業について、11課題の研究成果等が発表されました。

「亜熱帯森林・林業研究会」において移入種対策について発表

「亜熱帯森林・林業研究会」において移入種対策について発表

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2007年9月6日

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ウブンドルのヤエヤマヤシ群落の植生調査を実施

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平成19年9月6日、先の7月30日調査に基づきウブンドルのヤエヤマヤシ群落の詳細な調査を実施しました。
調査方法は、標準地調査と写真観測を行いました。次回にまとめを報告する予定です。

ウブンドルのヤエヤマヤシ群落の植生調査を実施

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2007年8月29日

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静岡大学の学生33名が来訪

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8月29日、静岡大学小嶋教授が引率した学生33名が「社会生態環境調査演習」の一環として当センターを来訪しました。
一行は、29日から9月4日まで、西表島内において各研究機関等による講義、及びマングローブ林等の現地を視察するなど、亜熱帯の森林・林業、自然と人との共生関係等について学習調査をすることとなっています。
当センターでは、西表島の概要、森林生態系保護地域、森林環境教育やモニタリング等の取組状況について説明しました。

静岡大学の学生33名が来訪

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2007年8月29日

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環境保全型観光促進事業を推進する「仲間川利用限界算出・モニタリング検討のための調査及び意見交換会」に出席

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8月29日、西表島仲間川における標記の調査及び交換会に出席しました。この調査は、仲間川の環境保全型観光促進を図る沖縄県が、関係行政機関、NPO、観光船を運航する業者等で組織する検討委員会などのデータ収集として事前調査を実施したものです。
当日は、観光船の限界運航潮位基準作成につながる仲間川の水位を潮位表と連動させるための水位測定、環境指標である動植物等のモニタリング項目及び調査方法等について現地調査を実施すると共に、その結果を基に意見交換会が実施されました。

環境保全型観光促進事業を推進する「仲間川利用限界算出・モニタリング検討のための調査及び意見交換会」に出席

環境保全型観光促進事業を推進する「仲間川利用限界算出・モニタリング検討のための調査及び意見交換会」に出席

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2007年8月24日

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マングローブの水準測量を実施

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仲間川流域に広がるマングローブ域の水位の状況を把握するための水準測量を、熱帯樹木展示林から仲間川支流の北舟付川にかけて実施しました。海水面の変動が木道等へどの程度の影響を及ぼすかを探る手がかりとするものです。

マングローブの水準測量を実施

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2007年8月22日

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平成19年度ヒナイ川・西田川の利用状況調査(8月分)報告

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8月期の利用状況調査を、15日(水曜日)に西田川、22日(水曜日)にヒナイ川と、それぞれ実施しました。観光シーズンとあってか、両箇所とも今年度最高の利用者数を記録しました。
西田川は、ガイドツアー4組(37名(ガイド含む))、レンタルカヌー1組(1名)、の計5組(38名)となりました。またヒナイ川では、ガイドツアー22組(146名(ガイド含む))、レンタルカヌー3組(7名)の計25組(153名)となりました。
なお、岐阜県多治見市や埼玉県熊谷市では40.9度の日本最高気温を記録した今期の夏も未だ35度以上の猛暑日が続いているようですが、関東、関西方面(中には北海道)などから西表島を訪れたツアー客から口々に「西表島は意外と涼しいですね。避暑に来たみたいだ」との声が聞かれました。南国の西表島の涼しさに複雑な気持ちになっておられたようです。
ちょっぴりの涼しさと南国の素晴らしい大自然を満喫した気持ちで残暑を乗り切ってもらいたいものです。
残暑はまだまだ続きます。熱中症にはくれぐれもご用心ください。

平成19年度ヒナイ川・西田川の利用状況調査(8月分)報告

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2007年8月1日

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日本大学の学生4名が当センターを学習訪問

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8月1日、日本大学の学生4名が当センターを学習のため訪問しました。学生は、独立行政法人森林総合研究所林木育種センター西表熱帯林育種技術園に研修のため訪れたもので、併せて当センターで西表島に係る自然環境などについて事前学習をしたものです。
当センターでは、業務概要及び自然環境などについて説明しました。中でも説明に用いたオヒルギの木炭については、大変興味を示されるなど、西表島の森林・林業について大いに質問・意見を受けました。
明日から西表島に入り本格的な研修を行うとのことで、最後に島における基本的な生活についてアドバイスをしました。

日本大学の学生4名が当センターを学習訪問

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2007年7月30日

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ウブンドルのヤエヤマヤシ群落の生態を調査

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平成19年7月30日に国指定の天然記念物となっている”ウブンドルのヤエヤマヤシ群落”の生態を観察調査しました。
ヤエヤマヤシは、八重山諸島だけに分布する一属一種のヤシで、島の植物相が熱帯的特徴をもっていることを示す植物の一つです。自生地は限られており、ウブンドルのヤエヤマヤシ群落は、石垣島の米原のヤエヤマヤシ群落についで100本以上のまとまった個体が見られる貴重な場所となっています。
ウブンドルのヤエヤマヤシ群落の生育箇所は、仲間川流域上流部から急斜面を上った亜熱帯林の中に群落を形成しているもので、容易にはたどり着けない場所にあります。
生態は、散在的に生育するものの、集団的に生育する区域はジャングルを満喫させてくれます。また、稚樹・幼樹も多く見受けられ、生態的な生育上の問題はないものと思われます。
今後も観察を続けながら、生育の状況を見守りたいと考えます。

ウブンドルのヤエヤマヤシ群落の生態を調査

ウブンドルのヤエヤマヤシ群落の生態を調査

ウブンドルのヤエヤマヤシ群落の生態を調査

ウブンドルのヤエヤマヤシ群落の生態を調査

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2007年7月27日

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仲間川マングローブ林のモニタリングを実施

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仲間川地区保全利用協定の締結者が実施するマングローブのモニタリング調査を、当センター職員が支援しました。
当モニタリング調査は、マングローブ林の樹木が遊覧船がもたらす曳き波により倒れる被害を未然防止する対策に役立てるために、砂泥の移動推移を定期的に調査しています。
事業者の保全利用協定により曳き波による被害は少なくなっています。引き続きモニタリングを継続し、今後のマングローブ林の保全に努めていきたいと思っています。
当日は、観光シーズンが到来してたくさんの遊覧船が往来する中で、当センターの職員の奮闘振りもPRすることができました。

仲間川マングローブ林のモニタリングを実施

仲間川マングローブ林のモニタリングを実施

仲間川マングローブ林のモニタリングを実施

仲間川マングローブ林のモニタリングを実施

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2007年7月23日

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伊野田小学校にタシロマメの苗木を贈呈

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西表森林環境保全ふれあいセンターでは、平成19年3月にセンターにおける啓蒙事業の一環として、石垣島内に所在する小学校に希少種である”タシロマメ”の苗木の配布を行いましたが、このところの炎天下で、石垣島中部の伊野田小学校から「植樹したタシロマメが枯れた。どうにかならないだろうか。」との依頼を受けました。
そこで、当センターで予備として育苗していた3年生の苗木を再度贈呈することとして、職員が小学校を訪問し手渡しして、育苗と植樹についての手ほどきを行いました。苗木を持っての早々に訪問したことについて大変喜ばれました。
この苗木が、すくすく育ち、大きな実をつけてくれることを願っています。

伊野田小学校にタシロマメの苗木を贈呈

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2007年7月23日

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九州森林管理局森林倶楽部の自然観察会事前踏査を野底岳で実施

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本年秋に八重山諸島で予定されている”九州森林管理局森林倶楽部in八重山”に備えて、石垣市内における計画の事前踏査を実施しました。
石垣空港到着後の見学箇所の行動予定について、距離、時間、観察内容の詳細な詰めを行いました。石垣島の見所は多く、かつ自然観察の植物も豊富なことから何を見てもらうのかセンター職員で議論しながら調査を行い、大枠のコース及び時間配分等について石垣島におけるスケジュール案を検討しました。
今回の踏査を基に九州森林管理局森林倶楽部担当係により詳細なスケジュールが策定され、森林倶楽部会員で参加者を募集することになります。
当センターでは、このイベントについて全面的に支援していくこととしています。

九州森林管理局森林倶楽部の自然観察会事前踏査を野底岳で実施

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2007年7月19日

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石垣市立平真小学校の校内樹木調べ

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平成19年7月19日石垣市立平真小学校の先生から、校内の樹木について過去に調べた物はあるがはっきりしないので調査をして欲しいとの依頼を受け植物調査を実施しました。
当日は、炎天下ではありましたが、担当の先生も一緒に校内をくまなく調べました。調査は、植物名、植栽位置を調べたうえで、植物観察の材料となる図面など作成し、学校へ提供したという大変喜ばれました。

石垣市立平真小学校の校内樹木調べ

石垣市立平真小学校の校内樹木調べ

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2007年7月18日

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移入種ギンネムの繁殖・抑制試験についての経過報告

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西表島南東部に位置する南風見田海岸林においては、台風災害等において一部の林分が破壊され移入種であるギンネムが侵入し海岸林全体へ影響を及ぼし、海岸林が有する保安林(潮害防備保安林・飛砂防備保安林など)機能を低下させている状況にあります。
ギンネムは、世界の侵略的外来種ワースト100に指定される種で、一度侵入すれば他の樹種の定着を許さない性質からしても、海岸林全域においてその機能の脆弱性が懸念されているところです。
本試験は、ギンネムの繁殖を抑制することを目標に、伐採した根株にゴムシートでマルチング(被覆)を行い萌芽の発生状況を確認しました。調査資材として、ある一定の強度が要求されることからゴムシートを採用しましたが、その隙間から若芽が光りを求め容易に萌芽を発生させることが確認できました。
調査結果は、まだ観察の途中(7月期)ではありますが、海岸前線部においては、根株直径2~8cmの幼齢株が顕著にマルチングをかいくぐり約8割がた萌芽を発生させていました。改めて萌芽の旺盛さが示される形となり、抑制の困難さをうかがい知る結果となりました。
また、複数年経過した成木の根株については、幼齢木より萌芽の旺盛力は劣る傾向にある結果となりました。
今後は、マルチング素材の選択(密閉の容易な素材)、マルチング裾の広さ、マルチング時期等を考慮して再度試験を行う予定です。

移入種ギンネムの繁殖 抑制試験についての経過報告

移入種ギンネムの繁殖 抑制試験についての経過報告

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2007年7月17日

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平成19年度ヒナイ川利用状況調査(7月分)報告

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7月期のヒナイ川利用状況調査を17日(火曜日)実施しました。
当日は「海の日」の翌日で夏のシーズンに入ったこともあってか、今年度最高の利用者数を記録しました。ツアー別では、ガイドツアー17組(90名(ガイド含む))、レンタルカヌー4組(8名)、徒歩1組(2名)の計22組(100名)となりました。
海中道路から徒歩でピナイサーラの滝を目指した県外の入込者は、当初4名で出発したそうですが、途中、湾内でハブクラゲに1名が足を刺され、2名で続行せざるを得なくなったそうです。西表島の大自然には、この他、サキシマハブ、スズメバチ、アシナガバチ、ヤマンギなどの危険生物もいっぱいです。細心の注意を払って、素晴らしい大自然を満喫して下さい。くれぐれもご用心あれ!

ハブクラゲは、沖縄や奄美に生息するクラゲの一種で、これに刺されると死亡することがある。刺されると激痛を伴いミミズ腫れになったり強いかゆみをもたらす。まれに呼吸困難を起こすことがある。刺されると、6時間後に水泡、12時間後には壊死を引き起こす。
ヤマンギは、イワサキカレハという蛾の幼虫(毛虫)のことでハブよりも怖がられ、通称”ヤマンギ”と呼ばれている。この毛虫は、体長12cm位にもなり、よく木の幹にいて非常にわかりづらく、山を登るときなど触れてしまう。この毛虫の毒針に刺されると激痛があり、その後発熱したり、数週間痒みが残る場合もある。

平成19年度ヒナイ川利用状況調査(7月分)報告

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2007年7月5日

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第5回石西礁湖自然再生協議会へ参加

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平成19年7月5日、第5回石西礁湖自然再生協議会が沖縄県八重山支庁会議室で開催され、当センターから構成委員として瀬高自然再生指導官が出席しました。
同協議会は、自然再生法に基づき環境省那覇自然環境事務所と沖縄総合事務局計画課を事務局として設置され、石西礁湖の自然再生を推進するために必要となる事項を協議することを目的としています。協議会では、(ア)石西礁湖自然再生全体構想(案)について、(イ)自然再生事業実施計画について、(ウ)今後の協議会の進め方についてなどの議題が提案され了承されました。

第5回石西礁湖自然再生協議会へ参加

第5回石西礁湖自然再生協議会へ参加

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2007年6月29日

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石垣地区官公庁連絡会に出席し、ふれセン業務をPR

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平成19年6月29日に、石垣市に所在する官公庁30機関の連絡会が、石垣地方合同庁舎の会議室において開催されました。
当番機関として、会議の設定等のほか、杉野所長がセンターの業務概要及び国有林ビデオによるPRを実施し、国有林の果たしている役割についての理解を深めました。

石垣地区官公庁連絡会に出席し、ふれセン業務をPR 

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2007年6月28日

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森の巨人たち百選のオヒルギ及び船浦ニッパヤシのモニタリング調査を実施

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平成19年6月26日に、森の巨人たち百選の選ばれている浦内川上流のオヒルギに係るモニタリング調査を実施しました。このマングローブを構成するオヒルギは台風等の影響で大木になるものは無いところですが、この巨木はかろうじて残ったようです。それでもアコウ等の絞め殺し木の覆われ、青息吐息の所を、樹勢回復処置により息を吹き返しました。その後のモニタリングとして調査を行っています。
平成19年6月28日には、国指定の天然記念物となっている船浦のニッパヤシのモニタリング調査を実施しました。このニッパヤシ(Nypa fruticans Wurmb.)は、ヤシ科に属する1属1種で、灌木状の雌雄同株のヤシで、フィリピンなどの熱帯に分布域をもつものの台湾には分布せず、台湾を飛び越えた沖縄県の西表島の船浦と内離島に分布しており、我が国唯一の自生地となっているとともに、本種の分布の自生地北限として植物地理学上重要となっています。ニッパヤシを被圧しているオヒルギ等の被圧木を除伐した後の、生育環境の変化状況をモニタリングしています。

森の巨人たち百選のオヒルギ及び船浦ニッパヤシのモニタリング調査を実施

森の巨人たち百選のオヒルギ及び船浦ニッパヤシのモニタリング調査を実施

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2007年6月22日

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環境省・林野庁の地方連絡会議の開催

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平成19年6月22日に那覇自然環境事務所、沖縄森林管理署及び西表森林環境保全ふれあいセンターの地方連絡会議が開催されました。
各機関における各業務の取り組み状況、今後の展開及び連携についての報告がなされ、それらに係る質疑応答を行いました。今後とも、共通する課題についての認識を新たにして、今後の連携を密にすることとして会議を終了しました。

環境省・林野庁の地方連絡会議の開催 

日付

2007年6月19日

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津元九州森林管理局長が八重山諸島を巡閲

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平成19年6月19日~21日の3日間、津元九州森林管理局長が八重山諸島を巡閲されました。
19日の石垣島到着後に、西表森林環境保全ふれあいセンターに立ち寄り職員説示のあと、竹富町長、沖縄県八重山支庁長を表敬訪問しました。その後、石垣港から上原港へ渡り、浦内川、ヒナイ川、仲間川河口周辺の国有林野などを巡視されました。
20日は、林木育種センター西表熱帯林育種技術園及び環境省西表野生生物保護センター等を訪問された後、仲間川の”森の巨人たち百選「サキシマスオウノキ」のほか、自然休養林の利用実態及び西表亜熱帯樹木展示林等を視察されました。午前中で西表島の視察を終え、次いで波照間島を視察されました。
21日は、石垣市の当センターで職員と懇談した後、帰局されました。

津元九州森林管理局長が八重山諸島を巡閲

日付

2007年6月18日

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海神祭で開催された第15回爬龍船競漕(ハーリー)大会に環境省・林野庁合同チームで参加

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旧暦の5月4日(6月18日)、豊漁、海上での安全を祈願し、海神祭、すなわちハーリーが行われました。ハーリーとは、船競漕のことで、地域や島によって「ハーレー」と呼ぶところもありますが、八重山地方ではこう呼びます。
環境省・林野庁合同チーム「チーム・マイナス6%」は、団体ハーリーに出場し、出場者数72艇を9レースに分けた第8レース出走しました。第8レースに参加した8艇のうち、7艇の成績でした。環境省の若い力と林野庁の老練が組んで戦いを挑みました。往路は非常に健闘し良い戦いを演じましたが、復路は石垣の強者どもに交わされ、力不足を感じました。
また、チーム名紹介時には、環境問題についてアナウンスされ、非常に有意義な参加となりました。

海神祭で開催された第15回爬龍船競漕(ハーリー)大会に環境省・林野庁合同チームで参加

海神祭で開催された第15回爬龍船競漕(ハーリー)大会に環境省・林野庁合同チームで参加

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2007年6月8日

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ヒナイ川・西田川利用実態調査(6月)を実施

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今月の利用実態調査(入込み調査)は、ヒナイ川を6月7日(木曜日)、西田川を8日(金曜日)に行いました。梅雨時期で両日とも雨天にもかかわらず多くの方が訪れておられました。
ヒナイ川・西田川の利用者は、合わせて12組68名、カヌー艇数は49艇でした。ほとんどが東京方面など県外からの来島者でしたが、なかには地元の方がグループで初めて来たと故郷の秘境を楽しんでおられたのが印象に残りました。

ヒナイ川・西田川利用実態調査(6月)を実施

ヒナイ川・西田川利用実態調査(6月)を実施

日付

2007年5月29日

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ヒナイ川利用実態調査を実施

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毎月実施している利用実態調査(入込み調査)を、5月29日(火曜日)午前11時から午後3時の間に行いました。入込み者は、ツアー参加者21名(7組)、ガイド7名、計28名でいずれも県外からの来島者で半日コース4組、一日コース3組でした。カヌー艇数は一人乗り17艇、二人乗り6艇の計23艇となっています。

ヒナイ川利用実態調査を実施

日付

2007年5月28日

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サキシマスオウノキ(仲間川)モニタリング調査を実施

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森の巨人達百選に指定されている仲間川のサキシマスオウノキを保全・管理するため、樹勢及び生育環境を調べるモニタリングを、5月28日(月曜日)に実施しました。
当日は、このサキシマスオウノキを目当てに訪れる数百人におよぶ観覧の合間をぬって、樹木本体の樹勢にかかる測定項目、周辺植生及び土壌硬度等について調査行い、今後の保全・管理に役立てることとしています。

サキシマスオウノキ(仲間川)モニタリング調査を実施

日付

2007年5月24日

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西表島内小中学校へ訪問

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平成18年度に作成した「西表島での自然環境教育カリキュラム」の説明を、西表島の各小中学校との日程調整のうえ、5月7日を皮切りに実施しました。
内容は、「同カリキュラム」及び「西表島国有林森林環境教育プログラム」をセットにして届け、概要について説明させていただきました。なかでも西表島西部の各小中学校には、白浜小中学校の西村校長先生に同席していただき、「同カリキュラム」の製作に携わった経緯から苦労話を補足説明していただきました。このカリキュラムの説明が時期的に遅くなりましたが、学校行事の一助として使っていただければと考えております。
応対して頂いた先生方には、学校行事、厳しい授業時間の中で貴重な時間を割いていただき感謝申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。

西表島内小中学校へ訪問

日付

2007年5月20日

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大原中学校の三大行事の一つ”古見岳登山”を支援

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5月20日の日曜日に、西表島の竹富町立大原中学校が主催する三大行事の一つである”古見岳登山”が催されました。当センターでは、これに先立って5月17日に古見岳登山をより自然体験できるように自然学習講座を実施したことから、沖縄森林管理署大原森林事務所の加島森林官と一緒に同行しました。
当日は、午前8時、大原中学校に生徒1~3年生全員18名、先生・保護者、一般参加者、森林管理署及び当センター職員を加えて総勢48名が集合し、”がんばろう。エイエイオー”と気合いを入れ出発しました。
登山口までは車で移動、午前8時40分に登山を開始しました。途中までは概ねアップダウンも少なく河川を十数度横断すること1時間ほどで休息しました。ここまではプロローグで、この後約450mの急登坂となりました。生徒達は元気がいいのですが、同行した保護者達は息絶え絶えで苦難の2時間を経て山頂に到着しました。山頂からの眺めは素晴らしく、天空の視界に一気に疲れも吹き飛びました。
おいしいお弁当を食べた後は、3年後に登るであろ後輩達へのメッセージを書いたタイムカプセルを埋め、登山記念碑を立て、盛り上がった話をそこそこに下山を開始しました。生徒達は元気にスタートし、後を追いかけ当センター職員も自然を満喫しながらの下山となりました。
解散式の後は、保護者達が準備した”ぜんざい”を戴き盛りだくさんの一日となりました。

大原中学校の三大行事の一つ”古見岳登山”を支援

大原中学校の三大行事の一つ”古見岳登山”を支援

大原中学校の三大行事の一つ”古見岳登山”を支援

日付

2007年5月17日

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大原中学校-自然観察講座

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西表島の竹富町立大原中学校が主催する自然学習講座の依頼があり、1年生から3年生全員のほか先生方も同席した学習会を、同校で実施しました。5月20日に同校の三大体験学習の一つである西表島最高峰の古見岳登山を控え事前学習をしたものです。
自然学習講座は、自然環境の話から、森林生態系、さらに西表島に係る動植物及び登山をする上での安全などについて、プロジェクターを用い遠山自然再生指導官の指導により学習しました。生徒達は、植物について大変詳しく、質問するとほとんど知っており、指導者が戸惑う場面もありました。
この日に学習した自然観察のポイントを参考に、古見岳登山自然観察学習会に結びつけたいと思っています。

大原中学校-自然観察講座

日付

2007年4月20日

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ヒナイ川入り込み調査の実施

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西表島のヒナイ川中流のピナイサーラ滝周辺におけるカヌー等の入り込み調査を、当センターで実施しました。
現地は、ピナイサーラの滝壺と滝上を観察するコース上で、絶好のカヌー上陸ポイントとなっており、当日は干潮の時間帯ではありましたが、次から次とカヌーが遡上して次第にいっぱいになりました。
聞き込みをしてみると、入り込み者は関西から遠くは東京周辺からの利用者が多いのに驚きます。自然観察路の利用に当たっては、カヌーのガイドの指導により自然に優しい利用がなされており、今後も協力をお願いします。
今後とも調査を継続し、自然観察に当たっての利用と環境との調和を目指した取り組みに努めていきたいと思っています。

ヒナイ川入り込み調査の実施

日付

2007年4月16日

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仲間川マングローブ林モニタリング調査の実施

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仲間川地区保全利用協定の締結者が実施する、マングローブのモニタリング調査を、当センターが支援しました。
当モニタリング調査は、観光船がもたらす曳き波によるオヒルギ等のマングローブが、倒れる被害を未然防止する目的で、砂泥の移動推移を定期的に調査しています。
事業者の協定により曳き波による被害は少なくなっていますが、昨年9月の台風被害木が依然として残っています。
引き続きモニタリングを継続し、今後のマングローブ林の保全に努めていきたいと思っています。

画像をクリックすると大きな画像がご覧いただけます。 

仲間川マングローブ林モニタリング調査の実施

お問い合わせ先

西表森林生態系保全センター 
ダイヤルイン:0980-88-0747
FAX:0980-83-7108

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