その他
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問26 山はなくならないのですか。
答え
山は永遠のもののようですが、長い年月の中で削られ平地となり、また山となるなど、その姿は変わっていきます。
- 海から隆起(地殻変動で海の底が陸地となる)した土地(原地形)は、最初は平原ですが、長い年月の間に雨・洪水・風・地震などにより削られ谷が深くなり(幼年期の地形)、やがてアルプスなどの険しい山(壮年期の地形)が出来ます。
- しかしやがて、険しい山も、先のように長い年月の間に、雨などにより削られ都城の山のよおうになだらかな山(老年期の地形)となります。
- そしてまた、そのなだらかな山も削られ、ついになくなり、また平原(準平原)が形作られることとなります。
このように、山も長い年月で見たらなくなります。しかし、私たち人間のいとなみからすれば山はなくならないとも言えるでしょう。
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問27 国有林とは何ですか。また、森林管理署とは何をするところですか。
答え
国有林とは、国が所有する森林・原野を言い、国民共通の財産と言えます。
日本の森林面積は国土面積の3分の2(約67%)の約2500万haで、国有林の面積は約758万haとなっています。この内、林野庁所管の国有林面積は、約758万haで国土面積の約20%となっています。森林管理署は、農林水産省・林野庁の下部機関ですが、林野庁所管の国有林についての管理・経営等を行っています。国有林野の管理・運営に当たっては、森林に対する国民の皆様の多様な要請に応えるために
- 国土の保全その他国有林野の有する公益的機能の維持増進
- 林産物の持続的かつ計画的な供給
- 国有林野の活用による地域の産業振興又は住民福祉の向上への寄与
国有林に与えられた使命を果たすことを目標としています。
<組織図(概要)>
農林水産省
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森林管理局(分局)(全国に7局・九州に1局)
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森林管理署・支署・森林管理事務所(全国に98署・14支署・8所、九州に16署・1支署)
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森林事務所、治山事業所