お知らせ(令和2年度)
「2021福岡県の国有林」カレンダーを作成
福岡森林管理署が管轄する福岡県内の国有林では、計画的な間伐等の森林整備、治山事業による荒廃地の復旧、希少な生物が生育している森林の保護、森林とのふれあい体験場所の提供等を行っています。
また、国有林は奥地山地や水源地域などに分布しており、福岡県の地域特有の景観や豊かな生態系を有する森林も広がっています。
しかしながら、地域の皆様が国有林の所在や取組、見どころ等をご存じであるかというと、必ずしもそうとは限りません。
このような中、福岡森林管理署では、昨年作成した「2020福岡県の国有林」のカレンダーがたいへん好評であったことから、今年も多くの皆様に国有林の取組や風景を紹介するため、職員が撮影した写真で「2021福岡県の国有林」カレンダーを作成し、署ホームページに公開しています。
今後とも、各種取組等を署ホームページに掲載するなど、国有林からの情報発信やPRをしていきたいと考えています。
詳しくはこちらをご確認ください。
![]() 2月:風の被害から人家・農地を守る三里松原の防風保安林 (若宮森林事務所管内) |
![]() 5月:メタセコイアの森 (太宰府森林事務所管内) |
民国連携合同研修会を実施
日付:12月17日(木曜日)
内容:熊本南部森林管理署管内の人吉市西浦国有林の低コストモデル実証団地において、八丁越地域森林整備推進協定と福岡県フォレスター協議会の共催で民国連携合同研修会(低コストモデル実証団地視察)を開催しました。
当日は天候にも恵まれ、当署からは署長、森林技術指導官をはじめ8名が参加し、新型コロナ感染拡大防止のため13名に縮小して参加がなされ総勢21名での研修会となりました。
はじめに署長の挨拶と参加者の紹介を行い、その後二手に分かれ、低密度植栽ゾーン、高下刈りゾーン、ペーパーポットゾーンなどの各ゾーンで、森林技術支援センターよりシカ対策や造林事案における低コスト化手法について説明を頂き、質疑、意見交換等を行いました。
参加者からは「有意義な研修だ。」、「新型コロナ感染対応がなければ他の職員も連れて参加したかった。」等の意見も聞かれ、今後においても、民有林と国有林が協力関係を継続し、様々な研修会などを通じて知識や技術の共有・向上に努めていく必要があると考えています。
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三里松原の松葉かきを実施
日付:12月13日(日曜日)
内容:当署管内の岡垣町三里松原黒山浜国有林において、岡垣町の三里松原防風保安林保全対策協議会主催による「三里松原松葉かき」が開催されました。
岡垣町のシンボルであり町民の財産である三里松原を保全・保護し、町民の生活文化を守ることを目的とする、三里松原防風保安林保全対策協議会が平成6年に設立され、現在に至るまで多くの町民が参加される松林の保全活動が毎年継続して実施されています。27年目となる今回の松葉かきは、新型コロナウィルスの感染拡大防止対策を講じた中での開催となりましたが、三里松原防風保安林保全対策協議会、地域住民、岡垣中学校生徒など予想を大幅に超える約240名の参加がありました。
冒頭、来賓挨拶では当署の署長より松枯れの仕組みや、防除事業の実施、松葉かきの重要性、松の生育に関わっている菌根菌のメカニズムなどについて説明があり、参加した生徒達は熱心に説明に聞き入り、その後の松葉かき作業では、クロマツを守る大切さや松葉かきの重要性を実感していました。
今後とも、三里松原の健全な松林を保全していくため、同協議会と連携し、地域住民や生徒達などの協力もいただきながら、取り組みを継続していく考えです。
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『伐木作業時の災害ゼロを目指して』
日付:12月2日(水曜日)
内容:労働災害防止のための特別活動連絡調整会議の主催で「伐木作業時における労働災害防止のための集団指導会」が開催され、署長、次長及び総括森林整備官が出席しました。
この指導会は、平成30年度にスタートした「第13次労働災害防止計画」において林業が重点業種として指定されたことから、林業・木材製造業労働災害防止協会福岡支部、福岡森林管理署、福岡労働局、福岡県農林水産部などが調整メンバーとなり、福岡県内で林業事業を行ったことのある事業体等へ出席を呼びかけたもので、今回で3回目の開催となり、林業の現場責任者等約50名が参加しました。
この指導会では署長より、高度経済成長は木材なしでは成し遂げられなかったことや自然災害の防備には森林整備を重点的に実施することが必要であり、林業及び木材製造業は今後とも重要な産業であると評価した上で、林業においては同じ現場が2つともなく作業条件が違うことから、現場を観察し想像力を働かせ、その現場にあった安全対策を行い作業をすることが重要であること、また、危険の察知をするためには、疾病予防や健康管理が非常に重要であることなどを説明し、「この集団指導会を通じ、福岡県の林業労働災害が減少に繋がるよう祈念する」と挨拶しました。
また、専門家からの「皆で考える、林業の労働安全」「林業労働者に対する課題と対策」についての講義を参加者は熱心に受講し、最後に参加者全員で福岡県内の労働災害の減少・絶滅に取り組むことを確認し、盛会裡に終了しました。
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労基署・林災防・福岡県と合同パトロ-ルを実施
日付:10月26日(月曜日)
内容:福岡県での林業労働災害防止に向けた取組として、田川労働基準監督署川島産業安全専門官、林災防九州・沖縄地区担当石川安全管理士、福岡県飯塚農林事務所5名及び福岡森林管理署5名による合同パトロールを、当署の請負作業現場と民有林の作業現場で実施しました。
午前中は、福岡森林管理署直方森林事務所管内の森林整備事業の保育間伐(活用型)の現場において、プロセッサによる造材とフォワーダによる丸太運搬、椪積作業についてパトロールを実施しました。はじめに、当署直方森林事務所の地域統括森林官より作業概要について説明し、その後作業の状況を確認しました。
パトロール実施後の総括では、石川安全管理士より林業機械での災害が多く発生しており、材を運搬する際は積載量を確認をすること、川島専門官からは機械運転者の合図確認を徹底することなど、指導がありました。
午後は、民有林の現場において添田町森林組合が搬出間伐を実施している作業箇所のパトロールに当署職員も同行しました。はじめに福岡県飯塚農林事務所桑原林業振興課長より、福岡県での林業労働災害の現況、労働災害の事例、安全な伐木造材のポイントなどの説明があり、その後は伐倒作業を確認し、さらに、伐根の状況を元に適切な受口切り、追口切りの方法について意見交換を行いました。
パトロール実施後の総括では、石川安全管理士より、基本どおりの伐倒手順が大切であること、予め伐倒合図の確認や退避場所の選定をすることが必要であることなど、安全な伐倒作業についての指導がありました。
また、川島専門官より、近年は作業道からの林業機械の転落事故が多く、路肩に十分注意し走行や誘導を行うよう指導がありました。
今回の合同パトロールを踏まえ、当署における請負事業体等の労働災害の未然防止に努めていくことを確認するとともに、労基署・林災防・福岡県に対し国有林の労働安全衛生管理に係る継続的な指導及び支援を要望し、パトロールを終了しました。
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ドローン勉強会を実施
日付:10月13日(火曜日)
内容:マツ枯れ被害木調査や豪雨等の災害調査における迅速な被害情報の収集に活用すること等を目的として、署内職員が参加してのドローンを活用した各種災害調査実施に向けた勉強会を実施しました。
冒頭、署長より「豪雨時の災害調査においては二次災害の危険を伴いながらの被害調査が行われ、また、福岡署が管理している各地域の松原の被害木調査等の管理においては、多大な時間と労力を要しており、今後職員がドローンを活用できるよう、この勉強会でドローンの自動飛行等の技術を習得してほしい。」と挨拶がありました。
勉強会では、若手職員のホープである丸岡仁人さんが講師を務め、午前は、ドローンに関する法令等やドローンの自動操縦及びオルソ画像の作成方法について学びました。また、オルソ画像についての説明や自動操縦のための事前準備について実演も行われました。午後は、中裏付国有林にて実際にドローン飛行を行い、ドローンの手動操縦および自動操縦を体験しました。
昨年度、福岡県と、林野災害時等におけるドローンを活用した森林情報の共有について連携・協力する協定を締結しています。幅広いドローンの活用のため、今後ともドローンを活用した迅速な情報収集や福岡県との連携に取り組んでいきたいと思います。
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九大生インターンシップで国有林を学ぶ
日付:9月28日(月曜日)~9月30日(水曜日)
九州大学農学部・生物資源環境学科3年生の黒岩竜大さんと中島晃也さんにインターンシップを実施。
森林管理の効率的な実施、保安林の管理などによる公益的機能の発揮、人工林施業の方法などについて体験希望があり、管内国有林で各業務を担当する職員が講師となり実施しました。
1日目福岡署の国有林概要と重点取組事項を説明
豪雨等により被災した国有林を復旧する治山事業・林道事業の現状について
小石原森林事務所管内の保護林(行者スギ)について
2日目松くい虫被害対策と海岸林再生のための取組について
地域との連携によるシカ被害対策について
3日目森林整備事業(保育間伐・活用型)について
若杉山風致探勝林(日本美しの森・お薦め国有林)について、それぞれ学んでもらいました。
最後に署長室において、署長から学生に対し、「人口減少化社会の中で森林・林業を発展させるためには、公共だけはなく民間で国産材を利用した建物を増やしていくことが重要である」との総括があり全日程を終了。
今回のインターンシップにより国有林野の業務にさらに関心をもっていただき、2名の学生が当職場を希望されることを期待しています。
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![]() さつき松原で一山地域技術官が説明 |
令和2年度安全大会で「安全会議」と「交通安全講話」を開催
日付:7月2日(木曜日)
内容:福岡森林管理署会議室にて安全大会を開催。
安全会議は「熱中症対策」「心肺蘇生法(救急法)」について職員が講師となり資料及びDVD活用により実施。
また、福岡県早良警察署警部補を講師に招き、福岡県における交通事故の現状や交通事故の事例、飲酒運転、あおり運転、自転車条例などについて講話を受け、飲酒運転は絶対にしないこと、安全運転の励行を確認しました。その後、安全標語優秀作品6点を表彰しました。
当署では人命尊重を基本理念とし、職員一人ひとりが安全意識の向上と諸対策を着実に実施し、災害のない健康で明るい職場づくりに取り組むこととしています。
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![]() 安全標語優秀作品を表彰 |
「国有林防災ボランティア」災害に備えて活動内容の確認
日付:6月11日(木曜日)
内容:福岡森林管理署会議室にて令和2年度の国有林防災ボランティア活動に係る事前打合せを行いました。
(一社)熊本林業土木協会会員企業からは(株)梶原組梶原昭人代表取締役、(株)多田組多田稔土木部課長、(株)渕上建設渕上正裕代表取締役、(株)大洋建設小川裕之専務、(株)へいせい竹崎和彦土木部課長にご出席いただき、福岡森林管理署からは、関係職員の計7名が出席し、国有林防災ボランティア活動要請時の具体的な対応方法及びボランティアによる調査実施箇所の確認・協会からの要望等の意見交換を行いました。
この打合せが山地災害等の発生時における迅速な被災状況の把握と地域住民の安全確保等に繋がるよう、今後とも福岡森林管理署と(一社)熊本林業土木協会が連携して取り組んでいくこととしています。
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福岡署管内海岸林の松くい虫特別防除を実施
日付:令和2年5月・6月
内容:福岡署管内海岸林(芦屋町、岡垣町、宗像市、福津市、新宮町、福岡市(東区・西区)、糸島市の海岸林について、
松くい虫防除(空中散布・地上散布・無人航空機散布)を実施しました。
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お問合せ先
福岡森林管理署
福岡市早良区百道1-16-29
ダイヤルイン:092-843-2100