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九州森林管理局

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    お知らせ(平成31年度・令和元年度)

    九州地域循環共生圏シンポジウム開催される

    令和元年5月18日(土曜日)に福岡市で地域循環共生圏シンポジウムが開催され、原田環境大臣をはじめ九州の産学官関係者約300名の参加があり、当署からは角秀敏署長が出席しました。

    このシンポジウムは、環境省が自然環境を生かした持続可能な地域づくりを通じ環境問題や経済問題の同時解決を目指し、九州でどう構築していくかを考えるもので、九州森林管理局は後援として林業の成長産業化と森林資源の適切な管理など3種のパネル展示を行い、取り組みをPRしました。

     
    九州局パネル展示   パネルディスカッション

    福岡県との意見交換会を実施

    令和元年5月29日に福岡県と九州森林管理局及び福岡森林管理署の意見交換会を開催しました。

    福岡県からは、森林環境譲与税の活用方針、松くい虫被害対策、九州北部豪雨における検証結果について情報提供があり、当方からは、九州森林管理局と福岡森林管理署の令和元年度の重点取組事項等を説明し、意見交換を行いました。

    福岡県からは、九州北部豪雨災害への局署の取組に対して感謝する旨の話しがあり、「森林経営管理制度及び森林環境譲与税が今年4月から施行され、これに伴う市町村の事務等が増えると予想されるため、国有林のフォレスター等にも協力をお願いしたい。また、大きな災害が発生した際、各々が保有するドローンを効率的かつ効果的な活用を図るため協力したい。」との意見が出されるなど、今後においても協力関係を継続することが重要であると確認した会議となりました。


    福岡県林業振興課池田参事挨拶

     

    安全大会で救急訓練と交通法令講習を実施

    令和元年7月4日(木曜日)に当署において安全大会を開催。

    福岡市消防局救急課(救急救命士)2名を講師に迎え、実技を含め救急法講話を実施しました。

    また、福岡県早良警察署警部補を講師を招き、福岡県における交通事故の現状や交差点における交通事故の事例、飲酒運転の検挙数などについて講話を受けました。

    当署では、人命尊重を基本理念とした救急法の大切さ、安全運転の励行と交通災害の絶滅に取り組むこととしています。

     
    救急法を受講   酒酔い体験ゴーグルをつけ歩行体験

    新たにシカ被害対策協定を締結

    令和元年7月9日(火曜日)に福岡森林管理署、朝倉市及び朝倉市有害鳥獣駆除部会の三者によるシカ被害対策協定を締結しました。

    今後、三者の連携の下で朝倉市内の国有林及び周辺のシカ被害対策推進のために協力体制を構築し、農林業被害及び生態系被害の防止を図って行きます。

    朝倉市長との面談において、当署の今年度重点取組事項、局のシカ被害対策について説明し意見交換を行いました。朝倉市からは「九州北部豪雨災害への局署の取組に対して感謝するとともに、今回締結した協定によりシカ被害の低減を期待する。」旨の話しがあり、朝倉市 林市長と当署 角署長とが強く握手を交わしました。


                朝倉市長(左)        福岡森林管理署長(右)

    伐木作業時の災害ゼロを目指して

    令和元8月20日(火曜日)に「伐木作業時における労働災害防止のための集団指導会」が開催され、角秀敏署長、杉野次長、金田総括森林整備官が出席。

    平成30年度にスタートした「第13次労働災害防止計画」において林業が重点業種として指定されたことから、林業・木材製造業労働災害防止会福岡支部、福岡森林管理署、福岡労働局、福岡県農林水産部などが調整メンバーとなり、福岡県内の林業現場責任者等70名が参加。

    角署長から、国有林における災害の事例や当署における請負事業体等への安全指導の状況を説明し、「この集団指導会を通じ、福岡県の林業労働災害が減少することを祈念する」と挨拶。参加者は「林業現場責任者の役割」「伐木作業における安全対策」の講義を熱心に受講し、福岡県内の労働災害の減少・絶滅に取り組むことを確認しました。



     
    角秀敏署長の挨拶   石川安全管理士による講話


    「楯の松原」で体験林業を実施

    令和元年10月4日(金曜日)、新宮中学校の1年生302名が「白砂青松タイム」(体験林業)として楯の松原(下府浜国有林45林班内)で除伐作業を行いました。

    この取組は防風・防砂・防潮の役割を担っている松原の保全作業を生徒が体験することで、長年に渡り育て維持してきた先人たちの苦労や松原保全の大切さについて理解することを目的としています。

    地域でボランティア活動を行っている「筑前新宮に白砂青松を取り戻す会」が全体管理・進行を行うなかで、署からは角署長をはじめ7名の職員が作業を指導しました。

    生徒たちは、手鋸と松葉ほうきを持ち、協力しながら熱心に作業に取り組み、作業後の松原を見て達成感を感じている様子でした。

    「 筑前新宮に白砂青松を取り戻す会」の桐島会長の挨拶では「私たちがいなくなった後も100年、200年と松原が残っているように」との言葉もあり、生徒たちにとって松原保全について学ぶ良い機会となったことと思います。

       

     

    労働局、労基署と合同で安全パトロ-ルを実施

    10月10日(木曜日)、森林管理署職員5名と福岡労働局安全専門官、福岡中央労働基準監督署安全専門官等職員7名が合同で宇美山国有林の森林整備事業(保育間伐【活用型】)箇所において安全パトロ-ルを実施。

    大宰府森林事務所園田首席森林官より契約概要及び現地作業について説明を行い、その後、請負事業体である筑豊林業有限会社の職員が実際に伐倒作業を実施、意見交換を行いました。

    労働局からは、伐倒作業時の注意点、令和元年度の労働災害(死亡災害)発生状況、上半期における林業・木材製造業の災害分析結果などについて資料を基に説明。

    また、安全パトロール結果について労基署より講評を受け、「第13次労働災害防止計画」において林業が重点業種として指定されていること、伐倒作業における災害は全国的に多く発生していることから、安全確認を確実に行うよう指導があり、参加者全員で確認しました。

    この安全パトロ-ルを機に発注者、受注者の立場を踏まえ、請負事業体等の災害の未然防止に努めていくことを確認し、労働局、労基署へは引き続き、国有林の労働安全衛生管理について、ご指導・ご支援をお願いし安全パトロ-ルを終了しました。

       

     

    岡垣町と「遊々の森」の協定締結

    令和元年10月24日(木曜日)、岡垣町と福岡森林管理署は「遊々の森」の協定を締結しました。

    岡垣町から芦屋町までの海岸には、三里松原と称される延長12kmに及ぶ松原が広がっており、そのうち岡垣町の松原の大部分は国有林となっています。

    この三里松原は、岡垣町のシンボルとされ地元のボランティアによって年2回の松葉掻きが行われるなど、国有林と一体となった積極的な保全活動に取り組まれています。

    協定の対象地は、三里松原のうち岡垣町立内浦小学校近くの国有林5.11haで「内浦地区遊々の森」と命名され、今後、小学校による自然観察や森林体験、ボランティア団体による松の植栽や下草刈りなどの活動が予定されています。

    (左)岡垣町宮内町長(右)福岡森林管理署角署長

    「三里松原」で松葉かきを実施

    令和元年12月8日(日曜日)、三里松原防風保安林保全対策協議会「以下(協議会)という。」主催のもと地域住民約250名が参加し三里松原(黒山浜国有林3105林班内)で松葉かき作業を行いました。

    この取組は防風等の保安林機能の役割を担っている松原の維持管理活動を目的とした体験林業です。

    岡垣町長を始め協議会会長の挨拶の中で、国有林の松食い虫被害対策ついての紹介もあり国有林の取り組みに対し地元の期待が大きいと感じたところです。

    作業には高齢の方から小学生以下のお子さんまで幅広い年齢層のみなさんが参加、当署からは3名の職員が作業に参加し、熊手を持ちかき集めた松葉を軽トラックへ積み込んだりして一緒に汗を流しました。

    作業後は、豚汁、おにぎりや飲み物を頂きながら参加した中学生野球部の食欲旺盛な姿に大いに賑合いました。

    協議会平井会長挨拶 お母さんと頑張るお嬢ちゃん 元気いっぱいの中学生野球部

    篠栗町との情報・意見交換会を実施

    令和元年12月13日、「地域の安全確保に向けた森林情報の共有及び長期的な森林の育成に関する協定」による篠栗町と福岡森林管理署の情報・意見交換会を開催しました。

    篠栗町からは、町内の土石の流出防止対策、シカ被害対策、森林環境譲与税の活用方針、木材流通や木造化・木質化について情報提供があり、当方からは、今年度の重点取組事項や町内における土石流出の対応・事業実行予定箇所、シカ被害対策協定、モデルレク森(若杉山風致探勝林)の景観伐採等を説明し、意見交換を行いました。

    篠栗町からは、森林施業の相互協力やシカ被害対策協定の締結、モデルレク森における協議会の設置に向けて担当者間と連携して行きたいなどの意見が出されるなど、今後においても協力関係を継続することが重要であると確認した会議となりました。

     

    「三里松原」で松葉かきを実施

    令和2年2月9日(日曜日)、多少曇り空ではありましたが時々日差しも差し込み風もなく作業しやすい天候の中、三里松原防風保安林保全対策協議会「以下(協議会)という。」主催のもと地域住民約150名が参加し、岡垣町の三里松原(黒山浜国有林3105林班内)で、昨年12月に続き第2回目の松葉かき作業を行いました。

    この取組は防風等の保安林機能の役割を担っている松原の維持管理活動を目的とした体験林業です。

    岡垣町長や協議会会長の挨拶の中で、国有林の海岸松林の再生が進んでいる旨の紹介もあり、国有林の取り組みに対し地元の期待が大きいと感じたところです。

    作業には70才を超えるお元気な高齢の方から小学生以下のお子さんまで幅広い年齢層のみなさんが参加されました。また、当署からは署長の外2名の職員が参加し、熊手で松葉をかき集めたり、集めた松葉を軽トラックへ積み込んだりして一緒に汗を流しました。

    作業後は、参加者の皆さんと用意された具沢山の豚汁、おにぎりや飲み物を美味しく頂きました。 

    福岡森林管理署 角署長(左)岡垣町 宮内町長(左から2人目)
    三里松原防風保安林保全対策協議会平井会長(左から3人目)


    参加された地元の皆さん

     

      協力しながら掻き集めた松葉をトラックに積み込ん
      でいる様子

     

    民国連携合同研修会を実施

    令和2年2月26日、八丁越地域森林整備推進協定に係る国有林の保育間伐【活用型】箇所において、福岡県フォレスター協議会、福岡県森林組合連合会及び福岡署の合同で研修会を開催しました。

    当日は天候にも恵まれ、当署からは森林技術指導官、地域林政調整官等4名、全体で約30名が研修会に参加しました。

    はじめに、当署から事業の概況説明を行い、その後、事業実施者である(株)MC河津の現場代理人から、伐倒・集材・玉切り・路網作設等において苦労した点や工夫した点などを聞き、林内を巡りながら質問や意見交換等を行い有意義な研修会となりました。

    今後においても、民有林と国有林が協力関係を継続し、様々な研修会などを通じて知識や技術の向上に努めて行くことが重要であると確認しました。


    現地概況説明の様子


    事業者(()MC河津現場代理人)による説明等


    林内を見ながら意見交換の様子

     

    新たにシカ被害対策協定を締結

    全国的にニホンジカ被害への対策が求められていますが、福岡県も例外ではなく、ニホンジカ被害への対応が課題となっています。このような中で福岡署では被害防護のため植生保護柵を設置するともに、職員や事業者への委託による捕獲を行う外、署と市町村・猟友会が協定を締結して「わな」を貸し出す取組を進めています。

    平成28年度に東峰村・東峰村猟友会と協定を締結し、今年度は7月に朝倉市・朝倉市有害鳥獣駆除部会と協定を結んだのに続き、この2月には篠栗町・糟屋郡猟友会篠栗支部と協定を締結しました。

    協定締結時に篠栗町から「署の取組に対して感謝する。篠栗町では、これまではイノシシが目立っていたが、近年はニホンジカが目立つ。ニホンジカ捕獲について提供された「わな」を活用するとともに、捕獲したニホンジカのジビエ等利用に向けて町と猟友会で知恵を絞っていきたい。」 旨の話がありました。

    今後は、三者の連携の下で篠栗町内の国有林及び周辺のニホンジカ被害対策推進のために協力体制を構築し、農林業被害及び生態系被害の防止を図っていきます。また、朝倉市や篠栗町と協定を結ぶ過程において、国有林の取組が市町村には十分に認知されていない面も多いと感じましたので、様々な機会を利用して国有林のPRにも努めて行きたいと考えています。

                                      

    お問合せ先

    福岡森林管理署

    福岡市早良区百道1-16-29
    ダイヤルイン:092-843-2100
    FAX番号:092-851-5904