素材生産事業の効率化と高付加価値化に向けた取組について
令和3年11月
九州森林管理局
今年6月に閣議決定された森林・林業基本計画において、「新しい林業」に向けた取組の展開の方向性が示されました。
このため九州森林管理局では、労働災害の防止、自然環境への配慮に加え、生産性の向上と資源の有効活用など林業のイノベーションに取り組む林業経営体を、国有林野事業の実行を通じて支援します。
このような支援を通じて、九州の林業経営体がトップランナーとして素材生産事業の効率化と高付加価値化を推進し、労働安全対策を強化しつつ収益性を向上させることを期待しています。
1.優良事例の普及
- 日報を用いた工程管理など生産性の向上や需要に応じた採材など資源の有効活用のための工夫を行っている林業経営体の実施している事業地において、素材生産者、民有林行政担当者、有識者、局署担当者等による現地検討会を開催します。
- 高い生産性を達成するなど優れた事例を国有林間伐・再造林コンクールで表彰するとともに、森林管理局のホームページでその取組を公表します。
2.林業経営体の自主的な取組への支援
- 生産性の向上と資源の有効活用に向けた林業事業体の取組を、総合評価落札方式による発注や事業成績評定において評価します。
- 作業工程毎の生産性や進捗状況の把握を容易にする新たな日報管理プログラム(エクセル)様式を配付し、分析に協力します。
- 林業経営体の団体が行う勉強会などに対し、講師派遣や情報提供により協力します。
お問合せ先
森林整備部資源活用課
担当者:課長補佐
TEL:096-328-3652
FAX:096-354-8460