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京都大阪森林管理事務所

高島屋ボランティアによるマツ復活イベントを開催

2008年3月12日

イベントレポート 19-16

平成20年3月12日(水曜)
高島屋の職員による環境保全を含む社会貢献活動--銀閣寺山国有林--

銀閣寺山国有林において、「高島屋」ボランティアによるマツ復活に向けたイベントを開催しました。高島屋では「一粒のぶどう基金」を設置して、職員による環境保全を含む社会貢献活動への支援を行っており、今回のイベントは、同基金からの支援を受けて実施されました。

当日は、高島屋京都店・洛西店の職員28名の参加があり、当所からは、福田所長をはじめとして、5名の職員が指導に当たりました。

開会式では、福田所長より、歓迎の辞を述べた上で、かつて、京都の山林の多くはマツ林であったと言われているが、「松枯れ」の広がりにより、今では松林はほとんど見られなくなっている、銀閣寺山国有林には比較的多くアカマツが残っていることから、今後、ここを拠点として、京都の景観におけるマツの復活に取り組んでいきたい旨開会の挨拶を述べました。また、高島屋労働組合京都支部の岡執行委員長より、高島屋としても社会貢献活動に積極的に取り組んでいきたい旨の挨拶がありました。

植え方の説明をする林造林主幹

開会式終了後、各自が苗木と道具を担いで、大文字山に続く登山道を15分程登り、千人塚付近の植栽箇所に向かいました。植栽箇所では、林造林主幹より植栽方法について説明を行った後、参加者全員に、「マツノザイセンチュウ抵抗性マツ」の苗木計140本を植栽して頂きました。現地は、傾斜が急で、地面に多くの根が錯綜していることから、植え穴を掘るのは大変だったようです。

植栽作業終了後、今度は、「地掻き」の作業箇所に移動しました。作業箇所は、3年ほど前に除伐・間伐を行った場所で、今回、アカマツの天然更新を促すため、地表にある落葉と表土をはぎ取る「地掻き」の作業を行うこととしました。

作業箇所では、林造林主幹より作業方法について説明を行った後、参加者全員に、竹製の熊手を使って、落葉・表土を掻き取って頂きました。また、あわせて、籔内上席調整官によるアカマツ枯死木の伐倒デモンストレーションも行いました。今回「地掻き」を行った箇所では、「地掻き」の作業効果を検証するため、今後、定期的に調査を行っていく方針です。

熊手で地掻き作業

最後に、籔内上席調整官から閉会の挨拶があり、全員で記念写真を撮った後、下山しました。

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