ホーム > 森林管理局の案内 > 森林管理署等の概要 > 京都大阪森林管理事務所 > 情報コーナー > 過去のinfomation・お知らせ > 遊々の森「きぬかけの森」で森林教室(巣箱かけ)


ここから本文です。

京都大阪森林管理事務所

遊々の森「きぬかけの森」で森林教室(巣箱かけ)

2008年3月5日

イベントレポート 19-15

平成20年3月5日(水曜)
金閣小学校のみんなで巣箱をかける--衣笠山国有林--

衣笠山国有林において、京都森林インストラクター会の主催により、金閣小学校の3年生144名の児童を対象とする森林教室が開催されました。「きぬかけの森」での森林教室は、本年度3回目で、今回も、京都大阪森林管理事務所から3名の職員が参加しました。

衣笠山国有林は、京都大阪森林管理事務所と金閣小学校が森林環境教育活動への利用を目的として協定を締結した「遊々の森」であり、京都森林インストラクター会に活動の指導が委嘱されています。

開始の挨拶をする山田業務調整官

今回の森林教室では、衣笠山に巣箱をかける取組を行いました。2月12日の前回の森林教室で、4年生が鳥の巣箱をはずしに行っています。今回は、4年生が外した巣箱を再利用して、3年生がリニューアルした巣箱をかけに行きました。

当日は、最初に鳥について勉強しました。京都森林インストラクター会の鳥越氏より野鳥の特徴・役割についてお話がありました。鳥と言っても、赤や黄色、緑など様々な色をし、アホウドリといった大きな鳥からハチドリ等の小さな鳥まで大きさも様々。ここ京都には300種類、中でも衣笠山には30種類の野鳥達が生息しているそうです。色々な特徴、種類の鳥たちが身近に存在していることを改めて感じることが出来ました。また、野鳥たちが森の生態系を保つ上でとても大切な存在だということも学びました。

鳥越氏の質問に元気に手が上がる

巣箱の話しをする磯野氏

その後、同会の磯野氏より巣箱についてお話がありました。鳥は種類によって様々な形体の巣を作るそうです。衣笠山では、ヤマガラとシジュウカラを呼び寄せるように、巣箱の穴の大きさを調整してあるそうです。また、鳥が巣作りをしやすい巣箱の設置方法についても教えてもらいました。
お話を聞いた後、巣箱に表札を付けていきました。それぞれが木の板(表札)に、鳥の絵と名前を書きます。表札が完成したら、釘でこの表札を打ちつけ巣箱の完成です。

図鑑から表札に鳥の絵を描き写し

巣箱に取り付けます

巣箱が完成したら、いよいよ巣箱をかけに衣笠山を目指しました。雪の舞う中、鳥たちが巣を作ってくれることを願い、皆で協力して木に巣箱をかけていきました。巣箱には、この春に巣作りをしに鳥たちがやってくるはずです。

京都森林インストラクター会の皆さんが巣作りの状況を観察して、1年後にはまた、結果を報告し頂けるとのことです。
はたしていくつの巣箱に鳥達が巣作りをし、新しい命が孵っていくのでしょう…。1年後がとても楽しみです。

イベントレポート19-14へ

イベントレポート19-16へ

森林管理局の案内

リンク集