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平成27年6~9月に、妙高市内の下記小学校において、森林教室「間伐・下刈体験」を実施しました。 6月30日 新井中央小学校4年生(62人) 8月28日 妙高高原北小学校4年生(19人) 9月15日 新井小学校4年生(89人) この森林教室は、妙高市の「みどりの学習推進事業」の一環として、上越森林管理署・上越地域振興局・妙高市とが相互に連携しながら実施しています 。 |
(新井中央小学校) |
(妙高高原北小学校) |
(新井小学校) |
妙高市関山の五万戸国有林内で杉の人工林の手入れ作業として、間伐(かんばつ)と下刈(したがり)の体験をします。
のこぎりや鎌を用いての作業です。怪我のないよう安全確認をして体験しましょう。
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まずは準備体操。 しっかり体をほぐして怪我をしないようにしましょう。
次に、安全を考慮して林内に入る前の服装のチェックです。 藪には蜂やアブ・ブヨ等の人間にとって有害な生き物が多く生息しています。 肌を刺されないよう、長袖・長ズボン、首にはタオルを巻いて、手には軍手、足もとは長靴でしっかり肌を守りましょう。 また、落下物に備え、ヘルメットを必ず着用します。
「下刈」をするグループと「間伐」をするグループに分かれて作業します。
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スギの人工林の中を少し歩いて、間伐をする場所へ移動します。
間伐は、植え付けて大きく成長した木を間引きして、森林を良い状態にする作業のことです。
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受口(うけくち)と追口(おいくち)の説明を受けます。 木を倒す方向を決めたら受け口をつくり、その後、追口を入れて木を倒していきます。 ツルという部分は、ちょうつがいのような役目を果たします。 |
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木を倒す方向を決めたら、受口つくりに挑戦です。
交替しながら、みんなで協力して伐ります。
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きれいに受口ができました。
今度は、追口を入れていきます。
みんな、真剣な眼差しです。
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「倒れるぞー!」
「おぉ-!木が伐れたー!」
みんなの歓声とともに、ゆっくりと木が倒れました。
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伐ったばかりの木の伐り口はどんな風になっているか観察してみましょう。
「すべすべしてる」 「いい香りがする」
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さらにこちらでは「玉切り」(たまぎり)に挑戦中です。 大分、のこぎりの扱いに慣れてきてきましたね。
玉切りにした木は、体験記念のお土産です。 |
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下刈は、スギの稚樹に太陽の光が当たるよう、 「下刈鎌」という道具を使って周りの雑草を刈り払う作業です。
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まわりに人がいないかどうかしっかり確認しましょう。
安全に作業ができるスペースが確保できたら、 腰を低く落として、鎌を自分の方へ引くようにして草を刈ります。
スギを傷付けないよう気をつけて。
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早速、実際に林内に入って草を刈ってみましょう。
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周囲を確認しながら、丁寧に刈ります。 女の子も重い鎌を持って頑張っています。その調子です。 |
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クズのツルがスギの木に絡みつくと、 どんどん伸びていって大きな葉を広げるので成長を阻害されてしまいます。
丈夫なので、足に絡まって転ばないよう、丁寧に取り除きましょう。 こういった作業は人の手でないとできませんね。
これが「つる切り」という手入れ作業です。
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下刈を終えて、ハイチーズ! みんないい笑顔です。
すっきりきれいになって、スギたちも喜んでいますよ。
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最後に、体験を終えての感想を聞いてみました。 |
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「間伐は簡単そうに見えたけど難しかった。でもみんなで協力し合い伐ることができて良かった。 」 「木を切った後に匂いを嗅いだらすごくいい匂いだったので木が好きになりました。きつかったけど楽しかったです。」 「間伐体験をして、のこぎりが上手く使えるようになりました。今度また木のことについて勉強してみたいです。」 「下刈りで大きな鎌を使って草を刈れて楽しかったです。またできるといいです。」
今回行った作業は、森林の手入れの中でも大変な作業の一つですが、みんなに楽しく体験してもらえました。
次回の森林教室もお楽しみに! |
上越森林管理署
担当者:業務グループ 総括森林整備官
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FAX:025-524-2189