ホーム > 森林へ行こう > 自然休養林 > 武尊自然休養林
群馬県北部のほぼ中央に位置する霊峰武尊山。ブナ原生林の森を散策したり、キャンプや湿原植物の観賞。武尊山の登山などを満喫できます。
標高2,158mの武尊山は、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東征のときに山頂に登ったという伝説があり、山頂部の南側は馬蹄形の凹地形で、それを囲むように前武尊、剣ヶ峰、獅子ヶ鼻山など2,000m級の峰がそびえています。自然休養林内は、保水力の優れたブナをはじめ、カエデ、ミズナラ、ヒバ、オオシラビソなど樹齢100年を超える天然林が主体。遊歩道が整備され、ブナの新緑をはじめ、ニオイコブシ、シャクナゲ、レンゲツツジなども美しく咲き競い、秋の紅葉まで楽しませてくれます。登山コースは藤原口、花咲、川場、武尊牧場など。この辺りは、冬はスキーで賑わいます。
たっぷりと水を含んだブナの森を山の気配を味わいながらゆっくりと歩く。清冽な水が流れる谷を越えると、涼風が頬を静かに撫でてゆく。ゆるやかな登りの道を見上げれば、木々の枝が風に揺れ、木の葉が軽やかに舞い踊っている。
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![]() ノゾリキスゲの咲く湖畔 |
JR沼田駅からタクシーで武尊牧場まで60分。夏山リフト利用で約20分。
関越自動車道沼田ICから武尊牧場キャンプ場まで60分
関越自動車道水上ICから田代湿原まで車で50分
武尊山の山麓には、東にキャンプ場もある武尊牧場、西に上ノ原高原、南に玉原高原、北に武尊田代と特色ある高原が広がる。そのほか、片品渓谷の吹割の滝、玉原高原のラベンダー園、奥利根水源の森に接した照葉峡の新緑、紅葉、滝、そして桐の木平キャンプ場、川場谷キャンプ場などたくさんの名所が近隣にある。
武尊山を囲むように、水上温泉郷、老神温泉、片品温泉、川場温泉、武尊温泉、花咲温泉など大小の温泉がある。川場温泉や武尊温泉のある川場村には野仏がたたずむ。