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『里山で思い浮かんだこと』 (10月13日寄稿)
かつて勤務した中学校には、「報徳林」という学校林があった。
毎年春に全校あげて杉苗おこしや下草刈りに励んだ。蜂にさされたり、力一杯引っぱったら縄がプツンと切れ、思わず尻もち、山でのおいしいおにぎりと悲喜こもごもだった。私はこんな経験と、子ども時代、田畑と里山に囲まれた農村で育ったせいか、林業や農業のことが脳裏から離れない。
十月初めの晴れた日、近くの里山に足を運んだ。元気な野鳥のさえずり、いろいろな小動物に出会い心がはずんだ。国土の三分の二は森林、その三割は「国有林」。いつも頂戴している各種広報誌を通して、関係の皆様方が真剣に取り組んでいられるお仕事に感動。
しかし、些細に見ると農地も含めてもっと人手が必要な伐採と植林保育の確立などが急がれるような気がする。里山などはボランティアなどとの連携によってもう少し細やかな手入れができないものかなどいろいろな思いをめぐらせての里山歩きだった。
新潟県在住・関塚倫也・78歳