2月7日(月曜日)、弟子屈町役場(3階委員会室)において、弟子屈町森林組合の立ち会いの下、弟子屈地域森林整備に関する協定(森林共同施業団地設定)の調印式を行いました。
今回の協定は、弟子屈町(御卒別(おそつべつ)地区)に所在する森林1,249.86ヘクタール(町有林312.41ヘクタール、国有林937.45ヘクタール)において、町有林と国有林が連携しつつ、
(1)効率的かつ集約的な森林整備の推進
(2)地域材の安定的な生産
(3)必要な路網の整備
等を行うため締結するものです。
当署の流域管理調整官より協定締結までの経緯、業務第一課長より協定内容の説明後、 德永弟子屈町長、中野根釧西部森林管理署長が協定書に署名しました。
協定書を取り交わした後、双方より挨拶があり、
德永町長は「弟子屈町の面積の60%は森林であり、その8割が国有林。弟子屈町の森林を守っていくためには、国有林の効果的な整備が不可欠であり、この度の協定により、国有林と町有林が一体となって森林整備が進められることは、今後の林業の発展にとって非常に重要なことと考える。今後の釧路管内の森林整備のモデルとなり、林業活性化を推進し、豊かな自然との共存に寄与するものと思う。」
中野署長は「町有林と国有林の森林共同施業団地の設定は根釧地区で初めてであり、今後、効率的な森林整備を進めていく上で大変意義深い。先進的な林業機械を活用した低コスト作業システム等を導入し、ヨーロッパの林業先進国に少しでも近づいていける実践の場としたい。」
と抱負を述べました。
今後、最新の林業機械や高密度な路網を活用した低コスト作業システム等の実践の場としての役割が期待されることから、民有林との連携をより一層深めて、実効性の高いものにしていきたいと考えています。
(横山 流域管理調整官)
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中野署長(左)と德永町長(右)
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