3月3日(木曜日)、遠軽町瀬戸瀬で、遠軽町立東小学校の5年生43名を対象に冬季森林教室を開催し、森林管理署職員5名とまちの森林博士5名が指導に当たりました。
当日は、小学校から現地までのバス内で、日程確認・注意事項・スノーシュー使用上の注意等を話した後、森林管理署で実際に使用しているかんじきや山スキーの紹介をしました。子ども達は、初めて見るかんじきや山スキーに感心していました。
現地到着後、小雪の降る肌寒い天気の中、スノーシューを履いて4班に分かれ森林散策に出発しました。
今回は冬季の森林教室ということで、常緑樹と落葉樹の違い、冬芽や葉痕(ようこん)の観察、動物の足跡の観察等を行いました。
また、森林博士がサンプルとして持って来てくれたキハダの樹皮をなめたり、ヤドリギの実を食したりして木について学びました。
ヤドリギは、少し甘くてねばねばした実をしており、納豆みたいに糸を引いてなかなか離れず、その性質を利用して鳥を媒介した種子散布を行っているのだということを体験から学んでくれたようです。
最後に感想を聞いてみると、「キツツキ類は弱っている木や虫のいる木を判断できることを知って驚いた」「寒かった」「色々な木があることが分かって勉強になった」等の意見がありました。
子ども達がスノーシューを履いて森林散策に参加する機会は少ないと思いますので、今回のイベントを通して冬の森林にも興味を持ってもらえればいいなと思いました。
(浅野 森林ふれあい係長)
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