10月3日(日曜日)、釧路地方にある巨木や保護林などを見学し、森林浴を楽しみながら森林づくりについて学ぶことを目的とした「巨木巡り・森林ふれあいツアー」を実施しました。
今回のツアーは、根釧西部森林管理署と釧路総合振興局(産業振興部林務課、森林室)とが連携して、釧路地方の国有林、道有林を一日で巡る初めての取組で、釧路市、釧路町などから26名の方が参加しました。
開会式の後、標茶国有林にあるパワースポット、「標茶のミズナラ」(※森の巨人たち100選)をバックに記念撮影。
長い歳月を生き抜いてきた健やかな自然のシンボルとも思える巨木を職員の解説を聞きながら堪能しました。
釧路国有林にある「イチイ展示林」では、遊歩道周辺の樹木などを観察しながらの森林浴を楽しんでいただきました。
国有林を見学した後は、バスに乗車し道有林へ向かい「シロエゾマツ保護林」、「斜めミズナラ」、「夫婦カツラ」、「いっぷくの松」などを見学しました。
「いっぷくの松」の名前の由来は、「昔はここを通る人の憩いの場所として親しまれ、大樹の陰に荷物をおろしていっぷくし、焼酎の4合瓶に入れられた水を飲み、にぎり飯を食べてから次の場所に足を運んだ。」とのことで、樹齢430年(推定)のイチイの巨木でした。
参加者の方からは「数本のイチイに囲まれ育った標茶のミズナラは、イチイに守られているようで神秘的な感じがする」、「普段は自由に立ち入れない場所もあり、参加できて良かった」などの声が聞かれました。
※森の巨人たち100選
林野庁が次世代への財産として残すべき「国民の森林」を選び、保護活動を進める事業の一環として、日本全国の国有林の中から直径1m以上の樹木や地域のシンボルになっている樹木を候補として、そのなかから百本を選定したものです。
( 横山 流域管理調整官)
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