五月晴れに恵まれた、5月20日(水曜日)、「雷別ドングリ倶楽部」は、標茶町と厚岸町の両町にまたがるパイロットフォレストで、会員18名が参加し、平成21年度の1回目の活動を行いました。
日頃は標茶町雷別地区の自然再生事業地で活動している当倶楽部ですが、今年度最初の活動は、昨年11月にこのパイロットフォレストで実施した「炭焼き」体験の炭窯を開けての炭出しでした。
今年度、当倶楽部に加入したみなさんは、「簡単な炭焼き窯で本物の炭ができるのだ!」と感心する一方で、窯の中で火が十分に回らなく、半分は木のままの状態で出てきた炭を見て「エッ!なんで?」とがっかりするする場面も。
続いて、自然再生事業地に植付けするため、雷別地区及び周辺で採取した種子を、発泡スチロールを利用した播種床に播き付け作業を行いました。
作業は、ミズナラ4箱をはじめ、ヤチダモ・キハダ・イタヤカエデ・ハルニレ・シラカンバをそれぞれ1箱ずつ、計9箱播種することにし、経験者と未経験者を組み合わせ、3班に分かれて行いました。
作業するに当たっては、経験者が未経験者をサポートする形ができていて、播種作業がスムーズに行われ、予定していた数量を作成することができました。
午後からは、パイロットフォレスト内に設けられた遊歩道沿いに樹木説明看板・タンチョウ生息地保護林説明看板の設置作業を行いました。
作業では、通常の剣先ショベルの外に、柄の長い「穴掘りショベル」を使用しました。
このショベルは参加者のほとんどが見たこともない道具であり、使い勝手が判らず苦労していましたが、一日中天気が良く、心地よい汗を流した甲斐があり、無事予定していた作業を全て終了することができました。
(朝倉 自然再生指導官)
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