平成21年10月22日(木曜日)、オホーツク自然再生モデル林で、網走管内12市町の議員で構成している網走地方森林・林業・林産業活性化促進議員連盟連絡会(鈴木史郎会長、事務局は北見市)主催によるカミネッコン植樹が行われ、網走管内の各地から駆けつけた議員のみなさんや関係者21名が集まる中、当ふれあいセンターがその支援をさせていただきました。
はじめに、主催者を代表して会長等が挨拶を行った後、当ふれあいセンターの所長から自然再生モデル事業の歴史的な経過や今後の展望についてお話をしました。
次に、カミネッコンの作成に取りかかり、当ふれあいセンターからカミネッコンが作られた経緯から「バイオブロック工法」(※1)の仕組みまで詳しく説明し、みなさん一人一個のカミネッコン作りに入りました。
カミネッコンの作成中、議員のみなさんから「このカミネッコンの単価はいくらなのか」、「これはどこで販売しているものなのか」、「これを民間で行うにはペイしないのでは」など、矢継ぎ早の質問がありましたが、担当者が答えていると「これを孫に持って帰りたい」とおじいちゃんに戻る場面もありました。
作り終えたカミネッコンに苗木を移植した後、全員自然再生モデル林に移動し植樹に移りました。
議員のみなさんは、議会のマイクからこの日は手にカマとクワに持ち替え、3班に分かれて植樹と野生動物からの食害を防止するためのシートも取り付け、ひと汗を流しました。みなさん言論だけでなく作業の連携もとても良いため、予定していた時間を1時間も短縮し、全日程を終了することができました。
私たちスタッフは、バスに乗り、帰路につく議員のみなさんに「森林・林業・林産業活性化のため、これからもよろしくお願いします」とエールの手を振って見送りました。
(※1):1997年に森林空間研究所を主宰する東三郎北海道大学名誉教授が考案した工法で、「カミネッコン」という再生紙ダンボール型枠を使い、置き植え方式(植え穴を掘らない方式)で植樹を行う工法。
(栄 自然再生指導官)

ひと汗かいて、立派にできあがりました
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