7月23日(土曜日)~24日(日曜日)、富村牛(とむらうし)小中学校の生徒や地域のみなさんがつくるトムラウシグリーンクラブが、トムラウシ山でクリーン作戦を行いました。
トムラウシ山は、日本百名山にも数えられる名峰で、高山植物も咲き誇ることから多くの方々が登山に訪れます。
新得町富村牛地区は、この山の麓にあり、自然豊かな環境を大切に守り育てるため、トムラウシグリーンクラブを結成し、自然体験活動やクリーンアップ活動等に取り組んでいます。
今回は、登山者が多くなる時期を狙い、中学生と5年生以上の小学生の計5名と地域や学校関係者のほか、東大雪支署の職員も参加させていただき、携帯トイレの使用やゴミの持ち帰りを呼びかけながら登山をしました。
新得町側短縮登山口から片道7時間程度かかりましたが、すれ違う方々から「挨拶がいいね~!」「ゴミ持ち帰るからね~!」などと励ましや応援の声をたくさんかけていただきました。
また、登頂後に南沼野営地でキャンプをしている方々に携帯トイレを配り利用の呼びかけを行うと、テントから出てきて「ちゃんと使うよ。」などと温かい声もかけていただきました。
地元の小中学生が一生懸命登山をしながら呼びかける姿が多くの方々の共感を呼んだものと思います。
あわせて、トムラウシ山では一昨年に遭難事故等があったことから、亡くなった方のご冥福をお祈りするため山頂付近で献花・黙とうを行わせていただきました。
登山では多くの高山植物が目を楽しませてくれたり、雪渓やガレ場を上り下りしたりと色々な体験ができましたが、小中学生の体力・気力の充実には目を見張るところがありました。
多くの方から愛されるトムラウシ山を守る取り組みを続ける地域の皆さんの熱い気持ちを感じる時間でした。
(黒﨑 森林育成係長)
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