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 各地からの便り

国内北限のスギ林を次世代へ残そう!

~「月形スギ保護林検討委員会」開催~ 

 

【空知森林管理署】


 月形スギ保護林に入っての現地検討会も行いました

月形スギ保護林に入っての現地検討会も行いました


 

北海道の中央西部に位置する空知支庁管内「月形町」には、120年性のスギ林があります。

月形町は、明治14年(1881年)政治犯などを収監する「樺戸集治監」が北海道で初めて設置されるのと同時に開村された町ですが、このスギ林は、樺戸集治監の収容者が明治23年(1990年)、開庁10周年記念として植栽したものです。スギの植栽林としては国内の北限であり、北海道の開拓の歴史の生き証人でもあるこの貴重なスギ林が、近年、野ネズミや台風など強風による度重なる被害そして、スギの木が高齢なこともあって衰え弱くなってきました。

そこで当森林管理署は昨年の秋、このスギの木の遺伝子を受け継ぐ苗木をつくり・育て、そしてこの森に返すことを含め、元気な森になってもらうための良い案をいただくため、地元の月形町、独立行政法人の森林総合研究所と森林総合研究所林木育種センター、北海道空知森づくりセンターの専門家などによる「月形スギ保護林検討委員会」を設置し、これまでに2回の検討を行いました。

今後、当森林管理署はこの委員会でいただいた多くの助言や意見などをまとめ、この貴重なスギ林の保護管理に役立てていくことにしています。

 (菊地 流域管理調整官)

 ビニールハウス内で育てている月形スギ保護林の子孫の苗木

ビニールハウス内で育てている月形スギ保護林の子孫の苗木


 

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ダイヤルイン:050-3160-6271

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