白老町の国有林には、日本の滝100選に選ばれている「インクラの滝」という名瀑がありますが、最近まで滝近くに落石があって危険なため、林道そばの展望台(滝より1キロメートル手前)からの入林を禁止していました。
しかし、かねてから白老町をはじめ地域の人たちから滝周辺の整備要望があったことから、昨年の11月、展望台から先の滝方向に約730メートルの遊歩道を整備し、見晴らし台も設置しました。
見晴らし台からの滝の眺望は、滝周辺の切り立った断崖の存在感が見る者を圧倒し、その中心にある滝は落差44メートルを垂直に落ち、水音が見晴らし台まで届いてきます。
なお、滝を見に来られるみなさんにお願いがあります。
落石が崩れやすい状態で積み重なっていることと断崖からの崩落の危険性もあり、
見晴らし台から滝へ向かっての立ち入りは絶対にしないでください。
見晴らし台からの眺望で、十分にその迫力を味わうことができるので、是非一度見に来てください。