ホーム > 有珠山現地勉強会
有珠火山防災会議協議会では、毎年火山防災対策のため協議会事業の推進において、伊達市、壮瞥町、洞爺湖町、豊浦町の市町や関係行政機関の防災担当者レベルで有珠山現地勉強会を、平成23年10月7日に実施しました。 今回は、有珠山の地形や火口原に行くことで、噴火による影響をじかに体験する勉強会となっており、有珠山に解説には、NPO法人環境防災総合政策研究機構理事宇井忠英氏の説明をいただいて実施しました。 森林管理署からも2名が参加しており、当地の有珠山は標高737メートルの活火山で、国有林で管理している面積は1,318.60ヘクタールあります。 有珠山の治山事業は、噴火による火山性荒廃地の復旧は長期にわたる保全対策が必要である一方、土砂流出災害の防止や森林回復による水源涵養機能の向上、国立公園としての景観の早期再現などの要請に応えながら、事業の取組みを進めているところです。 |
有珠山ロープウエイ山頂より出発し、火口原展望台、外輪遊歩道をとおる。
大有珠、オガリ山、有珠新山、小有珠を確認し噴火史を確認しながら、噴火の規模や質を確認し、外輪の出来た仕組みなどを確認することが出来ました。
有珠山勉強会の始まりで、宇井氏から有珠山についての説明を受ける。
遊歩道周囲の崩壊地など確認しながら外輪周囲を確認する。
有珠山は、1663年の寛文噴火により2000年噴火まで、有史以来9回の噴火がおこりっている。それぞれ多くの被害をもたらしており、有珠山周囲には伊達市、壮瞥町、洞爺湖町があり、噴火時の防災対策マップが作成されている。
今後、時期噴火に備えた有珠山の防災対策については各機関の連携が重要な課題である。
今回は火口原まで降りて有珠山の活動状況を確認する。
有珠山火口原のI火口は水蒸気が噴出している。
I火口付近の地熱を確認。
有珠山の噴火など自然災害はいつ・どのような場合でおこるか不明であるが、過去の噴火史を学ぶことにより、今後の防災対策を進めることができる。
関係機関の連携が一層必要であることが、それぞれの機関が再認識しました。
後志森林管理署
ダイヤルイン:0136-22-0145
FAX:0136-22-0106