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第111回 森林レクリエーションin知床

  第111回 森林レクリエーションin知床
  「スキーで散策・知床冬景色」    

  平24年2月11日(土曜日) 開催

記念撮影

-オシンコシン展望台にて記念撮影

 

   
流氷の浮かぶオホーツク海を眼下に眺めながら、知床の原生的な森林を歩くスキーで散策するイベントを開催しました。 

ウトロ高原からオシンコシン展望台下に至る、樹種も豊富で大木も多い、

そして木々の向こうには流氷を見通すことができる全長5kmほどのコースを約2時間半かけて散策しました。

 

流氷を眺めながら進む

-流氷を眺めながらの森林散策

流氷を眺めながら休憩

-休憩も流氷を眺めながら

 

散策中は、冬の森林の様子やオシンコシンの地名の由来となったと推測される樹林帯や、

オホーツク海特有の流氷がもたらす豊かな生態系についての解説のほか、

オオワシやオジロワシ、その他野生動物の足跡の観察に、

エゾシカによる森林被害の現状についての解説などを行いました。

 

ネット巻き箇所を通過

-食害防止ネットを解説しながら奥地へと 

オシンコシン由来森林帯2

-「オシンコシン」の地名の由来と推測されるエゾマツ群生地

エゾシカの実態を説く

-エゾシカの被害や樹木の生長について解説

 

参加者は、折れても生きているニレの大木や、倒れても森の養分として役立っているミズナラの大木など、

樹木の生命力や森林の物質循環などの話に感心した様子でした。

動物の足跡や森林内を飛ぶ鳥たちの様子にも興味津々で、冬だからこそ感じられる森の生きものの暮らしぶりもしっかりと観察できたようでした。

またエゾシカによる食害の多さに驚きの声を上げる方もいました。

 

ボロボロになっても生きているニレ

-ぼろぼろに朽ちながら生きるニレの大木

オオワシをカメラで狙う参加者

-カメラでオオワシを撮ろうとする参加者


コース終盤の絶景ポイント、旧知床八景「オシンコシン展望台」からは、雲一つない晴天の下、

オホーツク海を埋め尽くす流氷と白く連なる知床連山の眺望を存分に堪能することができ、参加者から「大満足!!」との声が聞かれました。 

オシンコシン展望台

-皆さん大満足の展望台の様子

 

今回の参加者は18名。斜里町や網走市といった近隣のほか、旭川市や釧路市、根室市などの遠方からもご参加いただきました。

参加者からは、

「雪の中を歩いたからこそ見ることのできる景色に感動しました。」

「次に森に来たら、今日の森の話を思い出したい。」

「冬の森の様子が(解説によって)よくわかった。」

「シカがホントに多いんだな。(食害が)ひどいなぁ。」などとの声も聞かれ、

単に森林散策を楽しむだけではなく、知床の森林の現状も併せて感じていただけたイベントとなりました。

 

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