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2011国際森林年 第110回森林レクリエーションin知床 「秋景の知床・森林鑑賞と種まき体験」 第110回森林レクリエーションin知床 平成23年10月8日開催 知床の森を未来に伝える苗木づくりとしての「種まき」と、秋本番の知床の紅葉を鑑賞しながら森林に親しむイベントを開催しました。 (参加者23名 北見市10名・美幌町1名・網走市8名・斜里町1名・釧路市3名)
知床峠 紅葉が見頃との判断で、当初は予定していませんでしたが 最初に知床峠に向かいました。 しかし残念ながら峠付近は霧で真っ白でした。気温も5℃程度しかありません。
知床自然観察教育林・森林散策 散策コースはポンホロ沼跡地周辺の森林です。 今年は紅葉の見頃が例年よりも遅く、少し早い紅葉鑑賞となりました。 散策ではポンホロ沼跡地を横断しました。 水のある春にはできない、今の時期ならではのコースです。 ちなみにみなさんが歩いている道は、エゾシカの蹄(ひづめ)でデコボコに踏み固められた獣道(けものみち)です。 獣道の傍らには熊の糞が。みなさん興味津々です。 じっくり観察して熊が食べた物を想像しました。 ここではナナカマドを多く食べているようです。
散策は紅葉の仕組みや森林の物質循環などについて解説しながら進みました。 途中落ちている種を利用して、植物が子孫を残すための工夫を説明しました。 くるくる回るマツの種の模型を飛ばすと、みなさんから歓声が上がりました。
種まき 本日の種まきは(財)日本森林林業振興会旭川支部北見支所が今年6月に開設した「知床の森 支援苗圃」を使用しました。
同所の中島支所長から「将来の知床の森づくりのために種をまき、苗を育てましょう。」との挨拶をいただきました。
本日、10月8日の「木の日」にちなんだ8個の種を皆さん丁寧に埋めました。 「楽しい」「もっとまきたい」とみなさん意欲的で、あっという間に作業は終了しました。 種まき終了後、にこやかに記念写真。 種をまいた場所には、職員手作りの標柱を建てました。 いつの日か、みなさんのまいた種が知床の森を豊かにしてくれることでしょう。
きのこ汁 今回は味覚でも秋を感じとるため、昼食に「きのこ汁」を用意しました。 マイタケ、シメジなどが入った具だくさんのきのこ汁にみなさん大満足。
ツリーイング ツリーイングは斜里町真鯉地区にある「アッカムイの森」(遊々の森)で行いました。 「道東ツリーイングクラブ」の指導の下、ツリーイングに挑戦。 本日登った木は、樹齢およそ300年、樹高30m以上はある桂の大木です。 11人が登りました。 やはり男の子はコツをつかむのがうまく、あっという間に上まで登っていました。 最初は恐る恐るといった様子だった方も、最後には大満足。 日常ではなかなか出来ない体験を楽しみました。
森から海への散策 ツリーイングに参加しなかった方は、森の恵みである木の実やマス・サケの遡上を観察する散策を行いました。 「森と海とのつながり」などについて解説しながら森と川と海辺を歩きました。 ヤマブドウやコクワを発見!!みなさんうれしそうでした。 甘くなるまでにはもう少しかかるようです。 森の中を流れる川を遡上するカラフトマスやサケの観察。 前日の雨で川の水が濁り見えづらかったのですが、何とか遡上の様子を確認することができました。
朝方曇っていた空も、午後にはすっかり晴れて、汗ばむほどの秋晴れになり、 紅葉鑑賞、種まき、ツリーイングなど盛りだくさんのイベントは無事終了しました。
ポンホロ沼跡地での記念写真 |
知床森林生態系保全センター
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