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第109回森林レクリエーションin知床 平成23年9月18日開催
今回の参加者は北見市・網走市など近隣市町から20名。 中にはサークル活動として昨年に引き続き参加した大学生のグループや家族での参加もあり、9歳から20歳前後の参加者が半数近くを占める若さあふれるイベントとなりました。 まず、知床の森林環境や今回のテーマ「森と海とのつながり」について職員が解説しながら、バスで植樹場所である羅臼町春苅古丹地区に向かいました。 植樹はあいにくの雨の中の体験となりました。 一人あたりミズナラを3本、アカエゾマツを1本づつ植樹しました。 <植樹手順の説明>写真はヘキサチューブの設置方法を説明しているところです。
ササの根が絡まり合う地中にスコップで穴を掘らなければならず、参加者からは嘆き声が上がる一方で気合いを入れる声も聞こえてきました。 <植樹の様子>雨の中、大人も子どもも若者も真剣に植樹しています。
ミズナラにはエゾシカの食害から苗を守るための高さ2mほどの六角形のチューブ(ヘキサチューブ)を設置しました。 <ヘキサチューブ設置>
植樹記念に名前を書いた札を下げ、植樹体験は終了です。 <植樹記念の名札>
昼食には、羅臼産の海の幸をふんだんに使った豪華「海弁当」を用意しました。 「魚介だけでこんなに満足できるなんてすごいです。」との感想もいただきました。 <海弁当>必ずお品書きが付きます。
羅臼漁業協同組合の協力により「おつまみ昆布」のカットと袋詰めを体験しました。
<加工体験の様子>
加工した「おつまみ昆布」は、漁協のご厚意により参加者のお土産としていただきました! <おつまみ昆布>東北大震災の被災地への援助物資として送られているそうです。
加工体験に先立っては、漁協による昆布についての詳しい説明や昆布倉庫の見学なども行いました。 実物の昆布の大きさや高級昆布の箱が山積みになった様子など、普段見ることはできない昆布製品作りの裏側を見ることができて驚きの連続でした。 <昆布についての解説>
最後に、 参加者からは 「ただ観光に来るより何倍も面白かった。」 「知床に自分の植えた木があることがうれしい。」 「こんな山の中での植樹は普通出来ない。」 「悪天候での植樹が、かえって印象深い体験になりました。」 等の声をいただきました。 日常生活の中で森と海の相互関係を実感する機会はなかなかないかもしれませんが、 今回のイベント参加をきっかけに(たとえそれが単純に「海産物がおいしい」というだけのことであっても)、 森づくりの大切さへ思いを馳せていただければ幸いです。
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知床森林生態系保全センター
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