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留萌南部森林管理署

にしんの森再生プロジェクト

1 プロジェクトの概要

北海道森林管理局では、新たな森林・林業基本計画に基づき重点的に取り組むべき事項の一つとされた生物多様性の保全に対するニーズに応えて、優れた自然環境を有する北海道国有林の維持管理を進めるため、平成19年3月に外部の専門家からなる「生物多様性検討委員会」を設置しました。
この一環として、日本海に面する宗谷森林管理署、留萌北部森林管理署、留萌南部森林管理署の国有林において、森林の再生を目指すにしんの森再生プロジェクトを実施しております。

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目的

旧にしん番屋やにしん街道など、現在においても当時の文化を伝える「にしん」を取組のシンボルとして、海域に影響を与える森林をにしんの大群が押し寄せていた頃の状態に再生します。

区分

日本海に面する宗谷、留萌北部、留萌南部の各森林管理署の国有林を対象に、留萌南部森林管理署を先行署として3箇所のプロジェクト対象地区を設定し、森林再生の手法の検討、プロジェクトエリア全体の生物多様性の保全・修復・向上へ展開します。
にしんの森再生プロジェクトの全体位置図

趣旨

  1. 生物多様性を再生させ、自然の推移に委ねることとします。
  2. 生物多様性保全を考慮しつつ、持続可能な資源利用等、森林の持つ様々な機能を発揮させます。
  3. 生物多様性を再生させ、地球温暖化防止対策に貢献します

2 取組の経過

プロジェクトでは委員会をたちあげ、平成19年6月28日と9月20日、平成20年6月12、13日に現地検討会を開催し、今後実施する生物多様性の再生のために調査すべき事項と方法を検討しました。

にしんの森再生プロジェクト委員会
委員名簿(五十音順、敬称略)

第1回にしんの森再生プロジェクト委員会

月日
平成19年6月28日(木曜日)
参加者
プロジェクト委員・北海道森林管理局・旭川事務所・留萌南部森林管理署
場所
増毛町国有林信砂地区国有林
内容
ササ地における生物多様性の森づくりの現地検討会

第1回にしんの森再生プロジェクト委員会

第2回にしんの森再生プロジェクト委員会

月日
平成19年9月20日(木曜日)
参加者
プロジェクト委員・北海道森林管理局・旭川事務所・留萌南部森林管理署
場所
増毛町・小平町・苫前町国有林
内容
再生のための調査方法や手法等の検討

第2回にしんの森再生プロジェクト委員会

第1回にしんの森再生プロジェクト委員会(平成20年)

月日
平成20年6月12日(木曜日)~13日(金曜日)
参加者
プロジェクト委員・北海道森林管理局・旭川事務所・留萌南部森林管理署
場所
増毛町・小平町・苫前町国有林
内容
平成20年度に実施する再生手法等の検討

第1回にしんの森再生プロジェクト委員会(H20)

3 平成19年度の実施結果

土地本来の森林を取り戻すべく、日本海の漁場につながる管内の主要な河川の源流部に位置する森林を対象に調査を実施し、再生手法を検討しました。
新信砂川源流地区

小平蕊川源流地区

古丹別川源流地区

4 平成20年度以降の事業のイメージ

  1. 既往の文献等の収集解析を行い、目標とする林分を設定し、本来あるべきと思われる森林の推定調査を行います。
  2. 林分構成、植生相、鳥獣等野生動物概況調査などを行い、本来あるはずべきの植生等の把握を行います。
  3. 調査結果から、具体的に目標とする森林を再生するための手法を検討します。
  4. 林分構造や植物相の変化をモニタリングし、目標森林への再生過程と手法について評価検討を行います。

検討している事業内容等


今後の事業イメ-ジ

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