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森林公開講座 当日の様子特別編 【知床森林浴ツアー】初夏の羅臼湖花めぐりツアー森林公開講座特別編「初夏の羅臼湖花めぐりツアー」を7月9日(金曜日)に羅臼町の羅臼湖で実施しました。 今年は知床が世界自然遺産に登録されてから5周年の記念の年のためか、例年以上に多くの方々から申し込みを頂きました。 残念ながら、抽選で落選してしまった皆さん本当に申し訳ありません。
残念ながら、今年は三の沼の姿見の羅臼岳を見ることは出来ませんでした。快晴ですと上の写真のように、とっても綺麗ですよ。
しかし、三の沼ではヒメシャクナゲ、ツルコケモモなど、様々な植物が可愛い花を咲かせていました。 職員の解説に、参加者の皆さん熱心に聞き入っている姿が印象的でした。
羅臼湖歩道においても、世間を騒がせている「エゾシカ」が食べたと思われる食害を観察しました。 水中から顔を出して花を咲かせている植物は四の沼の「ミツガシワ」。エゾシカが届く岸辺の部分が食べられています。 右側の写真は、タチギボウシ。何とか木道に隠れて頑張っているけれど・・・花を咲かせて欲しいものです。
羅臼湖に到着!1班と2班の皆さんと一緒に記念撮影をしました。バンザイのポーズをとっている人は当署の署長です。 後ろに見える山は知西別岳です。湿原の風がとても爽やかでした。 羅臼湖歩道は、世界自然遺産地域の中でも知床の厳しい自然を生き抜く樹木、高山植物、湿原を楽しむことが出来るコースです。 一方で、そこに花を咲かせる植物は大変ぜい弱で、エゾシカの食害や登山者の踏みつけによってすぐに痛めつけられてしまいます。 また、温暖化のためか湿原の乾燥化も進んでいるように思われました。 世界自然遺産登録から5年、確実に、少しずつ知床の自然が変化していることを実感していただき、 ルールを守って自然を利用することの大切さを改めて学んでいただけたなら幸いです。
参加者の皆さん、本当にありがとうございました!
(おまけ)帰り道、貴重な植物を食べている被疑鹿を発見!子どもはハイマツの茂みに隠れてしまったようでした。 |
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