令和4年度 第2回 中部森林管理局国有林材供給調整検討委員会開催結果
中部森林管理局では、国有林材の供給において木材価格急変時の供給調整機能を発揮するため、専門的な観点から国有林材の供給調整の必要性及び実施方法等について検討する「国有林材供給調整検討委員会」を設置し、市況調査等の情報や委嘱された各委員の皆様のご意見等を総合的に勘案し、国有林材の供給調整の必要性の有無について判断することとしています。 |
令和4年度 第2回 中部森林管理局国有林材供給調整検討委員会について
中部森林管理局では、令和4年9月16日(金曜日)に令和4年度第2回国有林材供給調整検討委員会を開催しました。
委員会では「令和4年8月の政府の月例経済報告では、我が国の景気は緩やかに持ち直している中で、海外景気の下振れによる我が国景気への下押しリスクや物価上昇の影響に十分注意する必要があるとされている。
こうした中で、管内の原木価格についてみると、一部用途向けで高値安定している樹種もあれば、下落傾向が明らかとなっている樹種もあるなど、樹種による値動きにさらに差異が見られている。また、不安定な国際情勢等にあっても管内では輸入材の過剰感等もあり、高値を維持してきた原木価格も軟化傾向となるなど、不透明な状況となっている。
一方で、国産材需要は堅調さを維持しており、今後は製品生産事業の最盛期を迎え、原木供給や需要も増加する秋口を迎える中で、新設住宅着工戸数の動向など地域の木材需要動向に引き続き注視しながら、国有林材の安定的な供給に取り組むことが重要である。
なお、現時点において直ちに国有林材の供給調整を行う必要は無く、引き続き市場や需要者への安定的な供給に努めていくべきである。」との検討結果となりました。
添付資料
1.委員会次第(PDF : 38KB)
2.国有林材供給調整検討委員会 委員等名簿(PDF : 53KB)
3.概要(PDF : 114KB)