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中部森林管理局

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    プレスリリース

    令和4年度 ブナ林結実調査結果について

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    令和4年12月21日
    林野庁 中部森林管理局

    ブナは種子の生産量が年によって大きく異なる豊凶現象があり、この現象はブナの世代交代やクマの行動に影響を与えています。中部森林管理局では、こうした現象を研究している国立研究開発法人森林整備・研究機構森林総合研究所から依頼を受け、平成17年度から管内国有林(富山県、長野県、岐阜県、愛知県)に所在するブナ林の結実調査を実施しています。
    令和4年度の調査結果(34国有林84地点)がまとまりましたのでお知らせします。

    1.結実木の割合の推移について

    平成17年度以降の各県別結実木の割合の推移は以下のとおりです。






    2.結実木の着果状況の推移

    令和4年度は富山県、長野県、岐阜県で結実が見られました。
    平成17年度以降の結実した木の種子の付き方(着果状況)の推移を見ると、長野県と岐阜県においては、平成27年度まではおおむね1年毎に結実の多少を繰り返してきましたが、平成28年度以降はその傾向に変化が見られます。富山県においては、1年または2年毎に結実の多少を繰り返してきました。愛知県においては、他の3県のような結実の周期は見られません。

    ブナ結実調査箇所位置図(PDF : 655KB)

    お問合せ先

    技術普及課
      担当者:井上、谷澤
      電話:050-3160-6548