2024年10月11日(190号)
中部森林管理局メールマガジンでは、広報誌「中部の森林」の記事を基に、国有林で行われている森林づくりに関する様々な話題をはじめ、管内各地からのお便りなど、森林・林業に対しご関心をお持ちの皆様方に情報を提供させていただいております。
また、ご購読いただきました皆様方からのご意見やご要望などを事業の参考にさせていただきます。
さて、今回のメールマガジンですが、東濃森林管理署長からのメッセージなどを記載しています。
最後までお読みいただければ幸いです。
INDEX
1.森林管理局からのメッセージ
2.広報「中部の森林」10月号(第247号)
3.公売・入札情報
☆編集長だより
1.森林管理局からのメッセージ
「裏木曽地域の大ヒノキ」 東濃森林管理署長 見市貴司
岐阜県東濃地域北部の中津川市加子母地区、付知地区、川上地区は、通称「裏木曽」地域と呼ばれ、木曽ヒノキ(天然)の産地として知られており、城郭や神社仏閣の用材に利用されてきました。現在では一部を「木曽ヒノキ備林」として保全を重視した管理を行いながら、必要に応じ木曽ヒノキなどの特殊材の供給をおこなっています。
20年に一度行われる伊勢神宮式年遷宮にも当地域の材が利用されており、前回の式年遷宮の「御用材伐採式」において、「御樋代木」という御神体を納める器のための御神木を伐採した際の伐り株などが今でも見ることができます。
また、昭和初期に室戸台風による被害により枯損してしまいましたが、江戸時代に裏木曽の山の御神木とされた「初代大ヒノキ」という木曽山随一の大檜の伐り株(平均直径2.2m、断面積は畳3畳ほど)も残っており、令和6年度に地域の皆様とこの伐り株に至る歩道を整備したところです。
「初代大ヒノキ」の伐り株の対岸には、「2代目大ヒノキ」があります。昭和55年に発見され、胸高直径が1.5m、樹高26mもあり、「初代大ヒノキ」には及びませんが、これにより大きなものは過去の記録を見ても数本しかなく、大変立派なものです。
安全・防犯等の理由から「木曽ヒノキ備林」は、一般に開放しておりませんが、事前に申し込まれた方には地元が運営するガイド同行で入林することができます。当地域には、付知峡や夕森渓谷など、清流や見ごたえのある多くの滝などもありますので、岐阜県へお越しの際には、当地域へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
2.広報「中部の森林」10月号(第247号)
各地からの便りなどを掲載しています。
シリーズ「私の森語り」、「今は昔の林業」なども掲載中です。
【特集】
〇紅葉散策に出かけよう
【各地からの便り】
〇レクリエーションの森の環境整備(赤沢・木曽御岳自然休養林)
〇えなの木、もりの木、きになる木コンテスト~木づかい作品コンテスト~
〇国有林作業現場等視察交流会を開催
【シリーズ】
〇「秘蔵写真・今は昔の林業」【「裏木曽」その六】
〇中部の保護林【海尻ミズナラ等遺伝資源希少個体群保護林】
〇「森林官からの便り」【伊那谷総合治山事業所 小渋川治山事業所 久古和貴】
〇「私の森語り」【2024ミス日本 みどりの大使 安藤きらり】
☆詳しくはこちらをご覧ください。
⇒ https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/koho_si/index.html
3.公売・入札情報
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編集長だより
今月はみどりの大使の安藤きらりさんに、「私の森語り」へ原稿をお寄せいただきました。特技に「チアダンス」のほか、一風変わった「ニワトリの爪を整えること」を挙げられるユニークな一面も。
安藤さんの原稿にありましたが、こどもたちに森林や木々に対する思いが芽生えるきっかけをつくるのは大人の役目です。こどもたちが「情報」として知るだけでなく、自ら関わり、体験することを通じて自然や森林の大切さなどを理解する機会を提供するのはとても重要なことだと思います。
「はたらくくるま3」の歌詞には「やまみち らくらく しんりんパトロールカー」と紹介されています。森って楽しそう、森でのお仕事ってカッコいいかも、と感じてくれるこどもが増えるといいな~。
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