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中部森林管理局

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    2024年8月23日(188号)

    中部森林管理局メールマガジンでは、広報誌「中部の森林」の記事を基に、国有林で行われている森林づくりに関する様々な話題をはじめ、管内各地からのお便りなど、森林・林業に対しご関心をお持ちの皆様方に情報を提供させていただいております。
    また、ご購読いただきました皆様方からのご意見やご要望などを事業の参考にさせていただきます。

    さて、今回のメールマガジンですが、飛騨森林管理署長からのメッセージなどを記載しています。
    最後までお読みいただければ幸いです。

    INDEX

    1.森林管理局からのメッセージ

    2.広報「中部の森林」8月号(第245号)

    3.公売・入札情報

    ☆編集長だより

    1.森林管理局からのメッセージ

    「今年は金森長近の生誕500年です」飛騨森林管理署長 木島 伸悟

    飛騨森林管理署のある岐阜県高山市では、今年2024年が戦国時代から江戸時代初期に領主として飛騨高山の基礎を築いた金森長近(かなもりながちか)公の生誕500年ということで、特別展示会などが開催されています。今回は、豊富な森林資源を背景に金森長近公が行った林政などについて触れてみたいと思います。

    金森長近公の飛騨領国は戦国時代も終わり頃となる天正14年(1586年)に始まりました。見渡す限りの山並みを見つめながら山林政策に力を入れ、山中の人々には木材を伐り出すことで貢租(年貢)に替えさせ、手当まで支払っていたようです。

    当時の山林は、すべて領主のものとして運用され、「出雲守台所木」(いずものかみだいどころぎ)、「商人請負木」(しょうにんうけおいぎ)、「百姓稼山」(ひゃくしょうかせぎやま)と呼ばれる運用がされていたとのことです。
    「出雲守台所木」は今でいう直営生産(伐採から搬出・運搬を山林所有者が行う)、「商人請負木」とは、商人・町人が伐採場所、樹種、規格、数量を願い出て、対価を支払い伐採を行う方法です。更に前記による伐採搬出後に残った根、末木、枝や伐採を行う山以外の風倒木、枯木などを活用する「百姓稼山」と呼ばれる運用を行っていたようです。

    伐りだした木材は、河川を利用して、美濃、尾張、越中などへ搬出され利益を上げ、飛騨の国を豊かにする財源になったとのことです。
    また、鉱山の開発にも力を入れるとともに、長近公没後も飛騨春慶(ひだしゅんけい)、一位(いちい)一刀彫など木材を使った産業など、山林からの恩恵により飛騨地方は繁栄してきました。
    現代においても木工の家具や伝統的工芸品に指定されている飛騨春慶、一位一刀彫など木を利用した特徴的な産業が高山市に受け継がれています。

    2.広報「中部の森林」8月号(第245号)

    夏のお薦め国有林、各地からの便りなどを掲載しています。
    シリーズ「私の森語り」、「今は昔の林業」なども掲載中です。

    【特集記事】
    〇夏のお薦め国有林

    【各地からの便り】

    〇植生維持と回復を目指し、二つの湿原に獣害対策の電気柵を設置
    〇御嶽山開山に向けた登山道整備を実施
    〇八島ヶ原湿原で外来植物ヒメジョオンを除去
    〇岐阜県立森林アカデミーの国有林実習で展示林等を案内
    〇千曲市立五加小学校五年生が端材クラフトとイス作りを体験
    〇林業、木材産業の歴史を学ぶ
    〇初代大ヒノキ歩道甦る~見学コース整備完成!~
    〇民国連携プロジェクト 木曽カラマツの活用へ~生産拡大へ戦略会議を発足~
    〇災害の兆候をすばやく伝える「国有林みま森たい」協定を締結

    【シリーズ】
    〇「秘蔵写真・今は昔の林業」【「裏木曽」その四】
    〇「森林官からの便り」【岐阜森林管理署 岐阜森林事務所 地域総括森林官 奥田 学】
    〇「私の森語り」【一般社団法人 木曽人 理事長 山田 弘】
    〇中部の保護林【風吹スギ遺伝資源希少個体群保護林】

    〇国有林モニターのご紹介

    ☆詳しくはこちらをご覧ください。
    https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/koho_si/index.html

    3.公売・入札情報

    https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/apply/publicsale/index.html

    中部森林管理局では、より多くの事業者の皆さまに入札情報をお届けするため、中部森林管理局及び森林管理署が発注する各種工事や、造林事業、素材生産事業、物品等の調達情報についてのメールマガジンを毎週水曜日に配信しています。
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    編集長だより

    暑い日が続きます。最高気温が35度以上の日を指す「猛暑日」は、17年前の2007年から気象の用語として使われるようになったそうです。

    気象庁の発表によると、日本の7月の平均気温は、統計を開始した1898年以降最高を記録し、過去30年間の平均値より2.16℃も高くなりました。単純に標高換算すると約350m高い地点の気温がこれまでの平均値に近いことになります。

    なお平均値算出には、都市化による影響が比較的小さく、地域的に偏りなく分布するよう選定された全国15地点の観測値を用いています。このうち2地点は中部局管内にあり、富山県の伏木、長野県の飯田が選定されています。都市化の影響を受ける場所の平均気温はさらに高いことでしょう。みなさま、どうぞご自愛ください。


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    中部森林管理局 総務課広報
    〒380-8575
    長野県長野市大字栗田715-5
    MAIL:migoro@maff.go.jp
    URL:https://www.rinya.maff.go.jp/chubu

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