2023年5月15日(173号)
中部森林管理局メールマガジンでは、広報誌「中部の森林」の記事を基に、国有林で行われている森林づくりに関する様々な話題をはじめ、管内各地からのお便りなど、森林・林業に対しご関心をお持ちの皆様方に情報を提供させていただいております。
また、ご購読いただきました皆様方からのご意見やご要望などを事業の参考にさせていただきます。
さて、今回のメールマガジンですが、中部森林管理局 森林整備課長からのメッセージなどを記載しています。
最後までお読みいただければ幸いです。
INDEX
1.森林管理局からのメッセージ
2.広報「中部の森林」5月号(第230号)
3.公売・入札情報
☆編集長だより
1.森林管理局からのメッセージ
「伐採・造林の一貫作業システムをベースにした更なる造林・保育のコスト縮減」中部森林管理局 森林整備課長 北村 大
当課では造林、林道、分収林関係の業務を主に行っています。
今回はその中の造林関係「造林・保育のコスト縮減」ということについてお話させていただきたいと思います。
タイトルにある「伐採・造林一貫作業システム」(以下「一貫作業システム」)とは、今まで木の伐採から苗木の植え付けまでを2年から3年かけていたものを、概ね1年で行うというものであり、伐採直後に植林することで雑草木が繁茂する前に苗木が生長し、下刈り回数の縮減が図られるといったものです。中部森林管理局では平成25年からこの取組を始め、現在では生産事業の主伐箇所において約90%の実施率で、将来的には実施率100%を目指しています。
造林経費につきましては、特に初期段階の地拵え、植栽、下刈りまでに多くの経費がかかるとされていて、中部森林管理局でも令和3年度の実績ベースでヘクタール当たり、地拵えから下刈り(5回分)完了まで約220万円がかかっている状況となっており、そのうち下刈り作業が約3分の1を占めている状況です。このほか、シカ対策でも経費がかかっています。
この一貫作業システムに各種メニューを組み合わせ、経費を縮減する取組を進めています。
経費縮減メニューとして、伐倒作業において枝葉を山に残さない架線系での木材搬出の推進や、地拵え作業では人力ではなく、機械による地拵えの導入など進めることとしています。
また、苗木の関係では、コンテナ苗の利用拡大を進めるとともに、初期成長が良好な苗を用いて下刈り回数を減らすべく「緩効性肥料を使用したコンテナ苗」の利用や、今後は「大苗」や「エリートツリー」の活用を進めて行く考えです。
さらに、山への苗木運搬はフォワーダを活用しているところもありますが、今後は大型ドローンの活用も進めるとともに、下刈り作業では緩傾斜地における下刈りの自動化の実証にも取り組んで行きます。
なお、今年度から各森林管理署等に下刈り回数の削減などの実証モデル地を設定し、コスト縮減に取り組むこととしており、機会をとらえて情報発信できれば良いと考えています。
試行的な取組や、まだスタート段階の取組もあります。今後、林業関係者等の皆様からもご意見や情報をいただきながら、それぞれの山の特徴も見極めつつ取り組んで行きたいと考えています。
2.広報「中部の森林」5月号(第230号)
中部森林管理局の事業概要~令和5年度の取組のポイント~、無人航空機の操作説明会を実施などを掲載しています。
シリーズ「森林官からの便り」、「私の森語り」、「中部の保護林」、「今は昔の林業」も掲載中です。
【特集】
〇中部森林管理局の事業概要~令和5年度の取組のポイント~
【各地からの便り】
〇無人航空機の操作説明会を実施
〇パワーアップ森林整備~森林整備推進協定エリア拡大~
〇柿其森林事務所が完成しました
〇木島山国有林産の信州プレミアムカラマツ製材作業を見学
〇カラマツエリートツリー特定母樹の円滑な普及に向けて
【シリーズ】
〇「森林官からの便り」【北信森林管理署 黒姫森林事務所 森林官 源田聡子】
〇「私の森語り」 【(株)島田木材 代表取締役 島田優平】
〇「秘蔵写真・今は昔の林業」【修理工場】
〇中部の保護林【御岳】
〇中部の森林 林業従事者写真コンテスト表彰式
☆詳しくはこちらからご覧ください。
https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/koho_si/index.html
3.公売・入札情報
https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/apply/publicsale/index.html
過去の中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」はホームページからもご覧いただけます。
★中部森林管理局メールマガジン「中部の森林」バックナンバーはこちらから
https://www.rinya.maff.go.jp/chubu/koho/mailmaga/backnumber/index.html
編集長だより
4月末から、左胸の辺りに筋肉痛のような痛みを感じるようになりました。
どこかにぶつけた記憶はなく、外傷や腫れ、内出血などは見られませんでしたが、大きく息を吸ったり、咳をしたり、体をひねったりすると痛みが増し、不安な気持ちでゴールデンウィーク前半を過ごしました。
ここ1ヶ月ほど喉の調子が悪く、咳が止まらないこともあったため、5月2日に呼吸器科で診てもらったところ、肺に異常はありませんでした。
インターネットで症状を入力し、関連する病気をAIが検索するというサービスも利用し、様々な病気を疑いながら、ゴールデンウィーク後半に突入しました。
ふと、薬局に勤めている友人に話をしたところ、それは整形外科に行った方がよいとのアドバイスを受け、5月8日に肋軟骨の損傷による痛みだと判明しました!!!
長引いた咳で胸部の骨に負荷がかかり、損傷してしまったようです・・・。
徐々に痛みは緩和していますが、規則正しい生活の大切さを痛感しています。
疲れを感じやすい5月、気分転換や日常生活に笑いを取り入れ、ストレスをためないように過ごしていきましょう。
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